tFTPConnection
tFTPConnectionの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtFTPConnectionを設定するために使われます。
標準のtFTPConnectionコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
|
[Property Type] (プロパティタイプ) |
接続の詳細を設定する方法を選択します。
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| [Host] (ホスト) | FTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名。 |
| [Port] (ポート) | FTPサーバーのリスニングポート番号。 |
| [Logon type] (ログオンタイプ) | FTPサーバーにアクセスするための認証タイプを選択:
パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 |
| [SFTP Support] (SFTPサポート) | SFTP接続を介してFTPサーバーに接続する場合は、このチェックボックスをオンにします。 情報メモ警告: このオプションはHTTPSプロキシには使えません。HTTPSプロキシが必要な場合は、tSetProxyコンポーネントを使います。
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| [Authentication method] (認証方式) |
SFTP認証方式を選択します。[Public key] (パブリックキー)、[Password] (パスワード)、または [Public key and password] (パブリックキーとパスワード)のいずれかを入力します。
このプロパティは、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
| [Filename encoding] (ファイル名エンコーディング) |
ファイル名を文字列からバイトに変換するために使うエンコーディングを設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。SFTPサーバーで使われているものと同じエンコードにする必要があります。SFTPサーバーのバージョンが3よりも新しい場合、エンコードはUTF-8でなければならず、そうでないとエラーが発生します。 このプロパティは、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
| [FTPS Support] (FTPSサポート) | FTPS接続を介してFTPサーバーに接続する場合は、このチェックボックスをオンにします。 たとえばtSetProxyコンポーネントを介してHTTPプロキシを使っている場合は、このチェックボックスをオンにし、接続モードをPassiveに設定する必要があります。 情報メモ注: FTPSサーバーでデータ接続と制御接続間のセッション再開が必要となった場合、tFTPコンポーネントはTLSバージョンがTLSv1.2に設定され、かつ以下のJava 17 JVMプロパティが設定されている場合のみ、この再開をサポートします:
この設定は、Java 17がFTPS接続のセッション再開機能を利用するために必要です。 |
| [KeyStore file] (KeyStoreファイル) |
KeyStoreファイルへのパスは、いくつかのキーと証明書を含むパスワードで保護されたファイルです。 FTPSサーバーの設定に応じて、FTPS接続を確立するにはFTPSサーバーのプライベートキーまたはクライアント証明書が必要です。FTPサーバーのプライベートキーまたはクライアント証明書はKeyStoreファイルに保管できます。 このプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
| [KeyStore Password] (KeyStoreパスワード) |
KeyStoreファイルのパスワード。 このプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
| [Security Mode] (セキュリティモード) |
リストからセキュリティモード([Implicit] (暗黙)または[Explicit] (明示)を選択します。 このプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
| [Connection mode] (接続モード) |
リストから接続モードを選択します。[Passive] (パッシブ)または[Active] (アクティブ)のいずれかを入力します。 |
| [Encoding] (エンコーディング) |
リストからエンコーディングタイプを選択するか、[CUSTOM] (カスタム)を選択してエンコーディングタイプを手動で入力し、エンコーディングタイプを指定します。 |
詳細設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Socksプロキシの使用 |
プロキシを使っている場合は、このチェックボックスをオンにして表示された[Proxy host] (プロキシホスト)、[Proxy port] (プロキシポート)、[Proxy user] (プロキシユーザー)、および[Proxy password] (プロキシパスワード)フィールドで、プロキシサーバー設定情報を指定します。 |
| [Data Channel Protection Level] (データチャネルの保護レベル) |
クライアントとサーバー間でのデータ転送に使うデータチャネル保護レベル。詳細は、RFC 2228: FTP Security Extensionsをご覧ください。 このプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
| [Protection Buffer Size] (保護バッファーサイズ) |
クライアントとサーバーの間で転送されるエンコードされたデータブロックの最大サイズ(バイト単位)。詳細は、RFC 2228: FTP Security Extensionsをご覧ください。 このプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの時のみ利用可能です。 |
[Enable Remote Verification] (リモート検証を有効化) |
このオプションをオンにすると、リモート検証を有効にできます。このオプションによって、FTPSサーバーのアーキテクチャーの互換性に関する問題が解決します。関連情報は、setRemoteVerificationEnabledをご覧ください。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[FTPS Support] (FTPSサポート)が選択されている場合に利用できます。 |
| [Connection timeout] (接続タイムアウト) | 接続のタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。値0または負の値は無視されます。この場合、デフォルト値(60000ms)が使われます。 |
[Use strict reply parsing] (返信解析の制限を使用) |
このオプションをオンにすると、厳密な返信解析を実行できます。 |
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[Config client] (クライアント設定) |
このオプションをオンにすると、JSch暗号化アルゴリズムのプロパティを設定できます。暗号化アルゴリズムのプロパティを設定するためには、テーブルの下部にあるプラスボタンをクリックして表示されるテーブルに行を追加し、[Client parameter] (クライアントパラメーター)カラムにプロパティ名を、[Value] (値)カラムにプロパティ値をそれぞれ入力します。関連情報は、Fork of JSch-0.1.55とClass JSchのsetConfigセクションをご覧ください。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[SFTP Support] (SFTPサポート)オプションが選択されている場合に利用できます。 情報メモ注: このオプションは、Talendが提供する8.0.1-R2022-07以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。
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[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
| 変数 | 説明 |
|---|---|
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ERROR_MESSAGE |
エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。 |
使用方法
| 使用方法のガイダンス | 説明 |
|---|---|
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使用ルール |
このコンポーネントは、通常、単一コンポーネントサブジョブとして使います。他のFTPコンポーネントと共に使います。 |