tCouchbaseDCPOutput (非推奨)
ストリーミングプロトコルである[Database Change Protocol] (データベース変更プロトコル(DCP))の下で、先行するコンポーネントからの受信フラットデータに基づいて、Couchbaseデータベース内のドキュメントをアップサートします。
つまり、新しいドキュメントを追加するか、既に存在する場合はその値を置き換えます。
tCouchbaseDCPOutputの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtCouchbaseOutputを設定するために使われます。
標準のtCouchbaseOutputコンポーネントは、データベースNoSQLファミリーに属しています。
このフレームワークのコンポーネントは、すべてのビッグデータ対応のTalend製品およびTalend Data Fabricで利用できます。
基本設定
プロパティ | 説明 |
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[Bucket] (バケット) |
Couchbaseデータベースにあるデータバケットの名前を二重引用符で囲んで入力します。 使用している認証情報に、このバケットにアクセスできる適切な権限があることを確認します。 Couchbase V5.0以降を使用している場合、使用するCouchbase UIの[Security] (セキュリティ)タブで作成したユーザー名がこのバケットの名前になります。 |
[Password] (パスワード) |
認証情報をバケットに入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 Couchbase V5.0以降ではパスワードがバケットに関連付けられなくなったため、該当するバージョンを使用している場合は、[Bucket] (バケット)フィールドに同じ値をパスワードとして入力してください。ただしCouchbaseでは、バケットにアクセスできるロールを持つユーザーを作成する必要があります。 Couchbaseサイドでのアクセスコントロールやその他の重要要件に関する詳細は、お使いのバージョンのCouchbaseリリースノートをご覧ください。 |
[Bootstrap nodes] (ブートストラップノード) |
Couchbase SDKでブートストラップするノードの名前かIPを入力します。Couchbaseはブートストラップに複数のノードを指定するよう推奨しているので、ノードの名前かIPをコンマ( , )で区切ってこのフィールドに入力してください。 Couchbaseブートストラップの詳しい情報は、How Couchbase SDKs connect to the clusterをご覧ください。 ノード名はCouchbase Web Consoleの[Servers] (サーバー)ページで見つかります。詳しい情報は、Couchbaseクラスターの管理者に連絡するか、Couchbaseのドキュメンテーションをご覧ください。 Clouchbaseサーバーはプロキシをサポートしないことにご注意ください。この理由により、TalendからのCouchbaseのコンポーネントもプロキシをサポートしません。 |
[Schema] (スキーマ)と[Edit Schema] (スキーマを編集) |
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[Field to use as ID] (IDとして使用するフィールド) |
Couchbaseに書き込むドキュメントのIDを取得できるよう、スキーマからのカラム名を二重引用符で囲まずに入力します。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。 エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。 |
詳細設定
プロパティ | 説明 |
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[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
変数 | 説明 |
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グローバル変数 |
NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_SUCCESS: 適切に処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_REJECT: 拒否された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
使用方法のガイダンス | 説明 |
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使用ルール |
前に入力コンポーネントがあるtCouchbaseDCPOutputは、フラットデータをドキュメントにラップしてCouchbaseデータベースに保存します。 |