tBoxv2Output
Boxフォルダーにあるファイルに、指定された形式でデータを書き込みます。
このコンポーネントをジョブで使用する方法の簡単な紹介については、以下の動画をご覧ください:
tBoxv2Outputの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtBoxv2Outputを設定するために使われます。
標準のtBoxv2Outputコンポーネントは、Cloudファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのサブスクリプションベースのTalend製品で利用できます。
基本設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| [Property type] (プロパティタイプ) | [Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。
このドロップダウンリストは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)オプションが選択されている場合は利用できません。 |
| [Use an existing connection] (既存の接続を使用) |
定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。 |
| [Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。 [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。 [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。 スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
|
| [Authentication type] (認証タイプ) | 認証タイプとして、JWT (JSON Web Tokenの省略形)と開発者トークンのいずれかを選択します。 JWT認証タイプの該当するフィールドに、次のパラメーターを入力する必要があります。
情報メモ注: クライアントシークレット、プライベートキー、プライベートキーのパスフレーズを入力するためには、該当するフィールドの横にある[...]ボタンをクリックして[Enter a new password] (新しいパスワードを入力)ダイアログボックスを表示させ、テキストフィールドにプライベートキーを入力して[OK]をクリックします。このキーは、[pure password] (純粋なパスワード)モードではJSON文字列で、[Java mode] (Javaモード)ではJava式として入力できます。テキストフィールドの上部にある[switch to Java mode] (Javaモードに切り替え)または[switch to pure password mode] (純粋なパスワードに切り替え)をクリックすることで、2つのモードの間で切り替えられます。
ドロップダウンリストから、[Developer token] (開発者トークン)を選択した場合は、[Developer token] (開発者トークン)フィールドに開発者トークンを入力します。開発者トークンの詳細は、Developer Tokensをご覧ください。 [Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)が選択されていない場合に利用できます。 |
| [Path to Box folder] (Boxフォルダーへのパス) | データの書き込み先ファイルが存在するフォルダーのBoxパスを入力します。 Boxパスは、このフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、そのフォルダーに移動して指定することもできます。 このオプションは、[Advanced settings] (詳細設定)ビューの[Get folder by ID] (IDでフォルダーを取得)オプションが選択されていない場合に利用できます。 |
| [Box folder ID] (BoxフォルダーID) | データの書き込み先ファイルが存在するフォルダーのBox IDを入力します。 Box IDは、このフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、そのフォルダーに移動して指定することもできます。 このオプションは、[Advanced settings] (詳細設定)ビューの[Get folder by ID] (IDでフォルダーを取得)オプションが選択されている場合に利用できます。 |
| [File name template] (ファイル名テンプレート) | ファイル作成用のファイル名テンプレートを入力します。 |
| [Content format] (コンテンツフォーマット) | ファイルの形式として、ドロップダウンリストでCSV、Avro、Excel、JSONのいずれかを選択します。 |
| [Line separator type] (行区切りタイプ) |
行区切りとして、[Windows type] (Windowsタイプ)、[Linux type] (Linuxタイプ)、[Other] (その他)のいずれかを選択します。 [Other] (その他)を選択した場合は、[Line separator string] (行区切り文字列)フィールドで行区切りを指定します。 このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。 |
| [Encoding type] (エンコーディングタイプ) | ドロップダウンリストで、[UTF 8]、[ISO-8859-15]、[Other] (その他)のいずれかのエンコーディングタイプを選択します。 [Other] (その他)を選択した場合は、[Custom encoding] (カスタムエンコーディング)フィールドでエンコーディングを指定します。 このオプションは、
|
| [Set header] (ヘッダーを設定) | このオプションを選択すると、先頭行をヘッダーとして扱うことができます。ヘッダーとして扱う行数は[Number of lines] (行数)フィールドで指定できます。 このオプションは、
|
| [Field separator type] (フィールド区切り記号タイプ) | ドロップダウンリストでフィールド区切りを選択します。 [Other] (その他)を選択した場合は、区切りとして扱う文字を[Field separator] (フィールド区切り)フィールドに入力します。 このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。 |
| [Avro configuration] (Avro設定) | Avroスキーマの説明文字列を入力します。 このフィールドは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでAvroを選択した場合に利用できます。 |
| [Excel format] (Excel形式) | Excelファイルの形式として、Excel 2007、Excel 97、HTMLのいずれかを選択します。 このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択した場合に利用できます。 |
| シート名 | データの書き込み先となるExcelファイルのExcelシートの名前を入力します。 このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択し、[Excel format] (Excel形式)ドロップダウンリストでExcel 97またはExcel 2007を選択した場合に利用できます。 |
| [Set footer] (フッターを設定) | このオプションを選択すると、終了行をフッターとして扱うことができます。フッターとして扱う行数は[Number of lines] (行数)フィールドで指定できます。 このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択し、[Excel format] (Excel形式)ドロップダウンリストでExcel 97またはExcel 2007を選択した場合に利用できます。 |
詳細設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| [tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) | このチェックボックスをオンにすると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。 |
| [Max batch size] (最大バッチサイズ) | バッチで書き込める最大データ行数を指定します。 |
| [Escape character] (エスケープ文字)と[Quote character] (引用文字) |
これらのオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Content format] (コンテンツ形式)リストでCSVを選択した場合に利用できます。 |
| [Skip empty lines] (空の行をスキップ) | このオプションを選択すると、CSVファイルの行が空であればコンポーネントは出力レコードを生成しないようになります。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Content format] (コンテンツ形式)リストでCSVを選択した場合に利用できます。 |
| [Define a value for 'null'] (Nullの値を定義) | CSV形式がデフォルトで処理できるのは空の文字列のみで、Null値は処理できません。 このオプションを選択すると、CSVファイルのValue that represent ‘null’フィールドにNull値を表す文字列を入力できるようになります。カラムや行でこの値が見つかった時は、生成されたレコードにNull値が生成されます。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Content format] (コンテンツ形式)リストでCSVを選択した場合に利用できます。 |
| [Infer all numbers as double] (すべての数値を倍数型と推測) | このオプションを選択すると、すべての数値をDouble型の数値として扱うことができます。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Content format] (コンテンツ形式)リストでJSONを選択した場合に利用できます。 |
| [Get folder by ID] (IDでフォルダーを取得) | このオプションを選択すると、フォルダーをBox IDで指定できます。 |
グローバル変数
| 変数 | 説明 |
|---|---|
|
グローバル変数 |
NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
| 使用方法のガイダンス | 説明 |
|---|---|
|
使用ルール |
このコンポーネントには、[Row] (行) > [Main] (メイン)リンクで接続されるコンポーネントからの入力データが必要です。 |