必要な権限
SAP OData をソースとして使用するには、次の権限が必要です。
OData ユーザー権限
単一の SAP Gateway フレームワークまたはアプリケーションサービスを使用するには、ユーザーロールに対応する権限が必要です。提案はトランザクション SU22 に記載されています。
SAP Gateway ハブ システムでは、リポジトリオブジェクトは R3TR IWSG と R3TR IWOM です。
SAP Business Suite バックエンド システムでは、すべての権限はリポジトリオブジェクト R3TR IWSV に集約されています。
SU22 提案で管理されている権限に加えて、ロールには以下の仕様で割り当てられた権限オブジェクト S_SERVICE が必要です。これは、SAP Gateway フレームワークによって公開されるフレームワークまたはアプリケーションサービスを参照できるサービスです。
| アプリケーションの種類: | TADIR サービス |
|---|---|
| プログラム ID: | R3TR |
| オブジェクトタイプ: | IWSG または IWSV |
| オブジェクト名: | /IWFND/SG_MED_CATALOG |
詳細については、「Roles in the SAP Gateway Landscape」(SAP Gateway ランドスケープのロール) を参照してください。
ロールに OData サービスを追加するには、次を実行します。
- トランザクション PFCG を呼び出し、単一のロールを作成します。
- SAP Gateway Business Suite Enablement - Service: の権限デフォルトを次のように割り当てます。
[メニュー] タブで、 [トランザクション] メニューから [Authorization Default] (権限デフォルト) を選択します。
新しいウィンドウが開きます。
- [権限デフォルト] ドロップダウン リストから、[SAP Gateway: Service Groups Metadata] (R3TR IWSG) を選択します。
[TADIR サービス] で、カタログ読み取りに必要な次のサービスを割り当てます。
/IWFND/SG_MED_CATALOG_0001
/IWFND/SG_MED_CATALOG_0002
必要な OData サービス メタデータを追加します。サービス名の末尾に「*」を付けて指定すると、バージョン番号付きのサービスが検索されます。[コピー] をクリックします。
[権限デフォルト] ドロップダウン リストから、 [SAP Gateway Business Suite Enablement – Service] (R3TR IWSV) を選択します。
[TADIR サービス] で、必要なサービスを選択して割り当てます。サービス名の末尾に「*」を付けて指定すると、バージョン番号付きのサービスが検索されます。[コピー] をクリックします。
結果を確認します。
各サービスには、次の 2 つのエントリがあるはずです。
R3TR IWSG (for service metadata)
R3TR IWSV (for the service itself)
カタログには、次のエントリが含まれているはずです。
/IWFND/SG_MED_CATALOG_0001
/IWFND/SG_MED_CATALOG_0002
- 設定を保存し、権限プロファイルを生成します。
- Qlik Talend Data Integration の通信ユーザーにロールを割り当てます。
ODP に必要な権限
SAPは、ODPに必要な権限を定期的に更新しています。最新情報を確認するには、「SAP Note 2855052 – "Authorizations required for ODP Data Replication API 2.0"」を参照してください。このノートには、ODP 機能に必要なロールと権限オブジェクトの最新リストが記載されています。
その他
| 承認オブジェクト | 項目名 | 値 | アクティビティ |
|---|---|---|---|
| S_ADMI_FCD | S_ADMI_FCD | PADM, ST22 | |
| S_ADT_RES | URI | /sap/bc/adt/* | |
| S_DEVELOP | OBJTYPE | DEBUG, ST22 | 03 |
| S_TCODE | TCD | ST22 | |
| S_BTCH_ADM | BTCADMIN | Y | |
| S_BTCH_JOB | JOBACTION | RELE | |
| JOBGROUP | * | ||
| S_BTCH_NAM | BTCUNAME | BWREMOTE | |
| S_DMIS (SLT Replication Server から 移動 する場合にのみ必要) | MBT_PR_ARE | SLOP | 03 |
| MBT_PR_LEV | PACKAGE |