tSAPHanaBulkExecの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSAPHanaBulkExecを設定するために使われます。
標準のtSAPHanaBulkExecコンポーネントは、データベースファミリーに属しています。
Talendが提供する8.0.1 R2023-01以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合、このコンポーネントはTalendの全サブスクリプションベース製品で利用可能です。それ以外は、ビッグデータ対応のすべてのTalend製品とTalend Data Fabricでのみ利用可能です。
基本設定
データベース |
目的のデータベースタイプをリストから選択し、[Apply] (適用)をクリックします。 |
[Property type] (プロパティタイプ) | 次のいずれかを選択します。
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[Use an existing connection] (既存の接続を使用) |
定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスを選択して、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。 情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、親ジョブと子ジョブの間の既存の接続を共有したい場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、次のように実行します。
ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、データベース接続を共有をご覧ください。 |
[Host] (ホスト) |
データベースサーバーのIPアドレスを追加します。 |
[Port] (ポート) |
データベースサーバーのリスニングポート番号を追加します。 |
[Schema] (スキーマ) |
データベースのテーブル名を追加します。 |
[Username] (ユーザー名)と[Password] (パスワード) |
データベースユーザー認証データを入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 |
[Table] (テーブル) |
書き込まれるテーブルの名前を入力します。一度に書き込みができるテーブルは1つだけです。挿入オペレーションが成功するには、テーブルが既に存在している必要があります。 |
[Action on table] (テーブルでのアクション) |
定義済みのテーブルで、次のオペレーションの1つを実行できます。
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[Type of table storage] (テーブルストレージのタイプ) |
このオプションは、データベーステーブルを作成する場合(ドロップありまたはドロップなし)にのみ利用できます。このオプションを使うと、データをテーブルに保管する方法を定義できます。次のタイプのテーブルストレージ組織が使えます。
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[Schema] (スキーマ) |
スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは[Built-in] (組み込み)か、[Repository] (リポジトリー)にリモートで保存されます。
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[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。
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[CSV file on the SAP HANA host] (SAP HANAホスト上のCSVファイル) |
SAP HANAホスト上のCSVファイルの名前を指定します。 |
[Lines terminated by] (行区切り) |
行の区切りに使う文字または連続する文字を指定します。 |
[Fields terminated by] (フィールド区切り) |
フィールドを区切る文字、文字列、正規表現のいずれかを指定します。 |
詳細設定
[Additional JDBC Parameters] (追加のJDBCパラメーター) |
作成するデータベース接続に追加のJDBCパラメーターを指定します。 |
[Error log file name] (エラーログファイル名) |
ログファイルのファイルパスを入力します。 |
[Number of rows to skip] (スキップする行数) | スキップするインポートファイルの特定の行数を定義します。 |
[Date format] (日付形式) | インポートデータでエンコードされる日付文字列の形式を入力します。入力できる値は次のとおりです。
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[Time format] (時刻の形式) | インポートデータでエンコードされるタイムスタンプ文字列の形式を入力します。 |
[Thread size] (スレッドのサイズ) | 同時インポートに使われるスレッドの数を指定します。 |
[Batch size] (バッチサイズ) |
コミットで挿入されるレコードの数を定義します。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントを使って、SAP HANAデータベースへのデータのロードのパフォーマンスを向上させます。 |
サポート |
S4/HANAを含め、SAPのERP部分と連携するためにtSAPHanaBulkExecを使う必要があります。 |
[Dynamic settings] (ダイナミック設定) |
[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Talend Studioを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。 [Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Component List] (コンポーネントリスト)ボックスは利用できなくなります。 ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。ダイナミック設定とコンテキスト変数の詳細は、ダイナミックスキーマとコンテキストグループを作成し、その中でコンテキスト変数を定義をご覧ください。 |