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tLDAPInputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtLDAPInputを設定するために使われます。

標準tLDAPInputコンポーネントは、データベースファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

 

[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

 

[Repository] (リポジトリー): プロパティが保管されるリポジトリーファイルを選択します。後続フィールドは、取得されたデータを使用して自動的に入力されます。

このアイコンをクリックすると、データベース接続ウィザードが開き、コンポーネント[Basic settings] (基本設定)ビューに設定したデータベース接続パラメーターが保存されます。

データベース接続パラメーターの設定と保存の詳細は、データベースメタデータを一元管理をご覧ください。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスを選択して、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている場合、[Component List] (コンポーネントリスト)には同じジョブレベルの接続コンポーネントのみが表示されます。

[Host] (ホスト)

LDAPディレクトリーサーバーのIPアドレス。

[Port] (ポート)

サーバーのリスニングポート番号。

[Base DN] (ベースDN)

ユーザーの認証済みツリーリーフへのパス。

情報メモ注:

フルDN情報を取得するには、スキーマにDNという名前のフィールドを大文字または小文字で入力します。

プロトコル

リストでプロトコルタイプを選択します。

LDAP: 暗号化しない

LDAPS: セキュアなLDAP このオプションを選択すると、[Advanced CA] (高度な認証局)チェックボックスが表示されます。選択すると、上級モードでは、特定のCAを保存するための証明書ファイルのディレクトリーとキーストアのパスワードを指定できます。ただし、[Trust all certs] (すべての証明書を信頼する)チェックボックスをオンにすれば、この証明書の検証を無効にすることも可能です。

TLS: 証明書が使用されます。このオプションを選択すると、[Advanced CA] (高度な認証局)チェックボックスが表示され、LDAPSタイプのチェックボックスと同じように使用できます。

[Authentication User] (認証ユーザー)および[Password] (パスワード)

LDAPログインが必要な場合は、[Authentication] (認証)チェックボックスをオンにします。ログインが有効であるには、LDAP構文の要求にマッチングする必要があります。たとえば: "cn=Directory Manager".

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

[Filter] (フィルター)

LDAPディレクトリーdbが予期しているフィルターを入力します。

[Multi valued field separator] (複数値フィールドの区切り)

複数値フィールドに値区切りを入力します。

[Alias dereferencing] (エイリアスの参照解除)

リストでオプションを選択します。エイリアスを参照解除しないことが確かな場合は[Never] (参照解除しない)にすることで検索パフォーマンスを改善できます。デフォルトでは[Always] (常時)が使用されます。

[Always](常時): エイリアスを常に参照解除する。

[Never] (参照解除しない): エイリアスを参照解除しない。

[Searching] (名前解決後): 名前解決した後にのみエイリアスを参照解除する。

[Finding] (名前解決中): 名前解決中にのみエイリアスを参照解除する。

[Referral handling] (参照処理):

リストでオプションを選択します。

[Ignore] (無視): リクエストのリダイレクトを処理しない

[Follow] (処理):リクエストのリダイレクトを処理する

[Limit] (制限事項)

必要に応じて、読み取るレコードの制限値を入力します。

[Time Limit] (タイムリミット)

ディレクトリーのタイムアウト期間を入力します。

[Paging] (ページング)

LDAPサーバーによって一度に返されるエントリー数を指定します。

Die on error (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスはデフォルトで選択されています。エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。必要に応じて、[Row] (行) > [Rejects] (リジェクト)リンクを使用して、エラーの発生している行を取得できます。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、ダイナミックスキーマをご覧ください。

ダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得するしくみになっており、その他の目的には使用しないことをお勧めします。テーブルの作成には推奨しません。

情報メモ警告:

ここでサポートされているのは、次の3つのデータ型のみです: String、byte[]、List。必要に応じて、データ型の変換にtMapが使用できます。

 

[Built-in] (組み込み): スキーマが作成され、このコンポーネント専用にローカルに保存されます。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは既に存在し、リポジトリーに保存されています。したがって、再利用できます。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。

詳細設定

[Use field options (for binary setting)] (フィールドオプションの使用(バイナリ設定用)) このチェックボックスを選択すると、バイナリエンコードされたカラムを指定できます。
[Field options] (フィールドオプション) このオプションは、[Use field options (for binary setting)] (フィールドオプションの使用(バイナリ設定用))が選択されている時に利用できます。

バイナリエンコードしたいカラムの[Binary] (バイナリ)チェックボックスを選択します。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。

RESULT_NAME: 検索フィルターを満たす現在のLDAPエントリーの名前。これはFlow変数で、文字列を返します。

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントには、可能なすべてのLDAPクエリーが網羅されています。

注:[Ctrl] + [Space]を押してGetResultName変数などのグローバル変数リストにアクセスし、該当するベースを自動的に取得します。

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