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tCosmosDBSQLAPIOutputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtCosmosDBSQLAPIOutputを設定するために使われます。

標準tCosmosDBSQLAPIOutputコンポーネントは、データベースNoSQLファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

  • [Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。
  • [Repository] (リポジトリー): プロパティが保管されるリポジトリーファイルを選択します。後続フィールドは、取得されたデータを使用して自動的に入力されます。
[Edit Schema] (スキーマを編集)

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

このコンポーネントによって、コレクションにドキュメントを挿入する際にダイナミックスキーマがサポートされます。ダイナミックスキーマ機能を使用するためには、コレクションにパーティションキーが存在しないこと、そしてスキーマに含まれているカラムが1つだけであることを確認し、[DB column] (DBカラム)*に、そして[Type] (タイプ)文字列に(入力タイプが文字列の場合)、またはオブジェクトに(入力タイプがオブジェクトの場合)に設定する必要があります。

情報メモ注:
  • ダイナミックスキーマ機能は、[Action on data] (データでのアクション)ドロップダウンリストで[Insert] (挿入)が選択されている場合のみ利用できます。
  • ダイナミックスキーマは、Talendが提供する8.0.1-R2024-04以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

URI

CosmosユーザーアカウントのURIを入力します。フィールドでプロンプトが表示されると、CosmosデータベースユーザーアカウントのURIはhttps://{アカウント名}.document.azure.com:443という形式になります。URIは、[Azure Portal][Keys] (キー)ペインで取得できます。関連情報は、Create an Azure Cosmos DB accountをクリックしてください。

[Primary key] (プライマリキー)

Cosmosユーザーアカウントのプライマリキーを入力します。プライマリキーは、[Azure Portal][Keys] (キー)ペインで取得できます。関連情報は、Create an Azure Cosmos DB accountをクリックしてください。

プライマリキーを入力するには、[Primary key] (プライマリキー)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、[Enter a new password] (新しいパスワードを入力)ダイアログボックスを表示させ、テキストフィールドにプライマリキーを入力して[OK]をクリックします。プライマリキーは、[pure password] (純粋なパスワード)モードではJSON文字列で、[Java mode] (Javaモード)ではJava式として入力できます。テキストフィールドの上部にある[switch to Java mode] (Javaモードに切り替え)または[switch to pure password mode] (純粋なパスワードに切り替え)をクリックすることで、2つのモードの間で切り替えられます。
情報メモ注:
  • この2つのパスワードモードは、Talendが提供する8.0.1 R2022-05以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。
  • Talendが提供する8.0.1 R2022-05以降のTalend Studioマンスリーアップデートがインストールされていない場合は、[Java mode] (Javaモード)でのみプライマリキーを入力できます。

[Database ID] (データベースID)

データベースの名前を入力します

[Collection ID] (コレクション ID)

コレクション名を入力します。

存在しない場合はコレクションを作成します

このオプションを選択すると、コレクションが存在しない場合にコレクションIDフィールドで指定されたコレクションを作成できます。このオプションは、[Data action] (データアクション)ドロップダウンリストから[Update] (アップデート)または[Delete] (削除)が選択されている場合に利用できます。

データのアクション

次のいずれかのオプションを選択します。

  • [Insert] (挿入): ドキュメントを挿入します。

  • [Update] (アップデート): 既存のドキュメントを受信データに置換しますが、これらのドキュメントのテクニカルIDは保持されます。

  • [Upsert]: 存在しない場合はドキュメントを挿入しますが、存在する場合は[Update] (アップデート)と同じルールを適用します。

  • [Delete] (削除): ドキュメントを削除します。

Availability-noteDeprecated
[Auto ID generation] (自動ID生成)

このオプションを選択すると、処理されるドキュメントのIDを生成できます。
情報メモDeprecated: 8.0.1-R2024-03マンスリーリリース以降、このオプションは非推奨です。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。

[Connection mode] (接続モード)

使用する接続モードを指定します。GatewayDirectHttpsの2つのオプションを利用できます。関連情報を参照するには、ConnectionModeをクリックしてください。

[Max connection pool size] (最大接続プールサイズ)

最大接続プールサイズを設定するために使われます。デフォルトは1000です。

[Consistency level] (一貫性レベル)

一貫性レベルを設定するために使われます。関連情報は、 [Consistency levels] (一貫性レベル) をクリックしてください。

[Partition key] (パーティションキー)

ドキュメントを削除するパーティションのキーを入力します。パーティションキーには、Nullでない値が推奨されます。

8.0.1-R2024-03マンスリーリリースでは、3種類のパーティションキー(Boolean、Double、String )を入力できます。パーティションキーは3階層まで設定可能です。詳細は、MicrosoftのドキュメンテーションでHierarchical partition keys in Azure Cosmos DBをご覧ください。

このオプションは、[Create collection if not exist] (コレクションが存在しない場合は作成)チェックボックスが選択した場合に利用できます。

Global Variables

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

NB_LINE

処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。

使用方法

使用ルール

tCosmosDBSQLAPIOutput、ジョブ内の先行するコンポーネントからのフローをベースに、データベースのコレクションで定義されているアクションを実行します。

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