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tAzureStorageOutputTableの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtAzureStorageOutputTableを設定するために使われます。

標準tAzureStorageOutputTableコンポーネントは、Cloudファミリーに属しています。

このフレームワークのコンポーネントは、すべてのビッグデータ対応のTalend製品およびTalend Data Fabricで使用できます。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

接続の詳細を設定する方法を選択します。

  • [Built-In] (組み込み): このコンポーネントの接続の詳細がローカルに設定されます。関連するすべての接続のプロパティ値を手動で指定する必要があります。

  • [Repository] (リポジトリー): [Repository] (リポジトリー) > [Metadata] (メタデータ)で一元的に保存された接続の詳細が、このコンポーネントによって再使用されます。

    このチェックボックスの横にある [...] ボタンをクリックし、表示された [Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ダイアログボックスで、再使用する接続の詳細を選択すると、関連するすべての接続のプロパティに値が自動的に入力されます。

[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、他の接続コンポーネントを選択した場合、このプロパティは、利用できません。

[Connection Component] (接続コンポーネント)

ドロップダウンリストから、Azure Storageへの接続を設定するために接続の詳細を使用するコンポーネントを選択します。

Account Name (アカウント名)

アクセスする必要のあるストレージアカウントの名前を入力します。ストレージアカウント名は、使用するMicrosoft Azure Storageシステムのストレージアカウントダッシュボード内にあります。このストレージアカウントへの適切なアクセス権をシステム管理者から得ていることを確認します。

[Authentication type] (認証タイプ)

Microsoft Azure Blobストレージに接続するための認証タイプとして、[Basic] (基本)Azure Active Directory[Managed identities] (マネージドID)のいずれかに設定します。

情報メモ注: [Managed identities] (マネージドID)オプションは、Talendが提供する8.0.1 R2023-03以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。
リージョン ドロップダウンリストから、次のAzureリージョンから1つ選択します。
  • Azure Global
  • Azure China
  • Azure Germany
  • Azure Government
  • Azure Custom
Azure Customオプションを選択し、[Endpoint suffix] (エンドポイントサフィックス)フィールドにエンドポイントサフィックスを、[Authority host] (機関ホスト)フィールドにとオーソリティホストURLをそれぞれ入力することで、カスタマイズされたAzureリージョンを使用できるようになります。なお、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、Azure Active Directoryを選択した場合は、オーソリティホストURLが必要です。

このドロップダウンリストは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、[Managed identities] (マネージドID)を選択した場合は利用できません。

情報メモ注: [Region] (リージョン)ドロップダウンリストは、Talendが提供する8.0.1 R2023-03以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Account key] (アカウントキー)

アクセスする必要のあるストレージアカウントに関連付けられたキーを入力します。どのアカウントでも利用できるキーが2つあり、このアクセスにはデフォルトでどちらのキーも使用できます。ドロップダウンリストから、Azure Storageへの接続を設定するために接続の詳細を使用するコンポーネントを選択します。

このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。

[Protocol] (プロトコル)

作成する接続のプロトコルを選択します。

このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。

Use Azure Shared Access Signature

アカウントキーを使用せずにストレージリソースにアクセスする場合は、このチェックボックスを選択してShared Access Signature (SAS)を使用します。詳細は、Using Shared Access Signatures (SAS)をご覧ください。

表示される[Azure Shared Access Signature]フィールドに、アカウントのSAS URLを二重引用符で囲んで入力します。SASの生成後に、Microsoft Azureポータルで許可されている各サービスのSAS URLが取得できます。SAS URLの形式はhttps://<$storagename><$service>.core.windows.net/<$sastoken>となります。<$storagename>はストレージアカウント名、<$service>は許可されているサービスの名前(Blobfilequeuetableのいずれか)、<$sastoken>はSASトークンの値です。詳細は、Constructing the Account SAS URIをご覧ください。

SASの期間が有効であることをご確認ください。SASが有効となる開始時刻と無効となる有効期限を生成時に設定できます。また、ジョブの実行時にSASがまだ有効であることを確認する必要があります。

このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。

[Tenant ID] (テナントID)

Azure ADテナントのIDを入力します。関連情報は、Acquire a token from Azure AD for authorizing requests from a client applicationをご覧ください。

このオプションは、[Authentication method] (認証方式)ドロップダウンリストから、Azure Active Directoryを選択した場合に利用できます。

情報メモ注: Azure StorageテーブルではMicrosoft Azure Active Directory認証がまだサポートされておりません。

[Client ID] (クライアントID)

アプリケーションのクライアントIDを入力します。関連情報は、Acquire a token from Azure AD for authorizing requests from a client applicationをご覧ください。

このオプションは、[Authentication method] (認証方式)ドロップダウンリストから、Azure Active Directoryを選択した場合に利用できます。

情報メモ注: Azure StorageテーブルではMicrosoft Azure Active Directory認証がまだサポートされておりません。

[Client Secret] (クライアントシークレット)

アプリケーションのクライアントシークレットを入力します。関連情報は、Acquire a token from Azure AD for authorizing requests from a client applicationをご覧ください。

このオプションは、[Authentication method] (認証方式)ドロップダウンリストから、Azure Active Directoryを選択した場合に利用できます。

情報メモ注: Azure StorageテーブルではMicrosoft Azure Active Directory認証がまだサポートされておりません。
テーブル名

エンティティが書き込まれるテーブルの名前を指定します。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

  • [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

  • [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

パーティションキー

ドロップダウンリストからパーティションキー値を保持するスキーマカラムを選択します。

行キー

ドロップダウンリストから行キー値を保持するスキーマカラムを選択します。

[Action on data] (データでのアクション)

定義されたテーブルのデータに対して実行する操作を選択します。

  • [Insert] (挿入): 新しいエンティティをテーブルに挿入します。
  • [Insert or replace] (挿入または置換): 既存のエンティティを置き換えるか、存在しない場合は新しいエンティティを挿入します。エンティティを置き換える時、新しいエンティティで定義されていない場合、以前のエンティティのプロパティは削除されます。
  • [Insert or merge] (挿入またはマージ): 既存のエンティティをマージするか、存在しない場合は新しいエンティティを挿入します。エンティティをマージする時、新しいエンティティで定義されていないか、またはそこに含まれていない場合、以前のエンティティのプロパティは保持されます。
  • [Merge] (マージ): 新しいエンティティで値が定義されていない場合、前のエンティティのプロパティ値を削除せずに既存のエンティティをアップデートします。
  • [Replace] (置換): 新しいエンティティで値が定義されていない場合、既存のエンティティをアップデートし、前のエンティティのプロパティ値を削除します。
  • [Delete] (削除): 既存のエンティティを削除します。

パフォーマンス上の理由から、受信データは並列かつランダムな順序で処理されます。したがって、データに重複した行がある場合、順序に依存するデータ操作(挿入や置換など)を実行することはお勧めしません。

[Action on table] (テーブルでのアクション)

定義されたテーブルに対して実行する操作を選択します。

  • [Default] (デフォルト): 操作は行われません。

  • [Drop and create table] (ドロップしてテーブルを作成): テーブルが削除され、再作成されます。

  • [Create table] (テーブルを作成): テーブルが存在しないため、作成されます。

  • [Create table if not exists] (テーブルが存在しない場合は作成): テーブルが存在しない場合は作成されます。

  • [Drop table if exist and create] (テーブルが存在する場合はドロップして作成): テーブルが既に存在する場合は削除されて再作成されます。

[Process in batch] (バッチ処理)

入力エンティティをバッチ処理するには、このチェックボックスをオンにします。

バッチ処理されるエンティティは同じパーティショングループに属している必要があります。つまり、エンティティは同じパーティションキー値を持つ必要があります。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。

詳細設定

名前のマッピング

コンポーネントスキーマのカラム名をAzureテーブルエンティティのプロパティ名にマップするには、このテーブルに入力します(両者が異なる場合)。

  • [Schema column name] (スキーマカラム名): コンポーネントスキーマのカラム名を二重引用符で囲んで入力します。
  • [Entity property name] (エンティティプロパティ名): Azureテーブルエンティティのプロパティ名を二重引用符で囲んで入力します。

たとえば、3つのスキーマカラムCompanyIDEmployeeID、およびEmployeeNameがあり、それぞれPartitionKeyRowKey、およびNameエンティティプロパティの値をフィードするために使われる場合、データをAzureテーブルに書き込む時に、次の行をマッピングに追加する必要があります。

  • "CompanyID"を持つ[Schema column name] (スキーマカラム名)セルと、値"PartitionKey"を持つ[Entity property name] (エンティティのプロパティ名)セル。
  • "EmployeeID"を持つ[Schema column name] (スキーマカラム名)セルと、値"RowKey"を持つ[Entity property name] (エンティティのプロパティ名)セル。
  • "EmployeeName"を持つ[Schema column name] (スキーマカラム名)セルと、値"Name"を持つ[Entity property name] (エンティティのプロパティ名)セル。
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

NB_LINE

処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。

NB_SUCCESS

正しく処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。

NB_REJECT

リジェクトされた行数。これはAfter変数で、整数を返します。

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、ジョブまたはサブジョブの終了コンポーネントとして使い、常に入力リンクが必要です。

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