(オプション) Talend Runtimeアクセス用の認証情報を暗号化
セキュアなアクセスを強化するため、 Talend Runtime認証情報を暗号化します。
機密情報のセキュリティを確保できるよう、以下の手順で資格情報を暗号化します。
始める前に
- マスターパスワード。
- Talend Runtimeでは、Encrypting clear text parameters and passwordsに従い、マスターパスワードを暗号化シークレットとして定義します。
Talend Remote Engineはこのパスワードを使用し、 Talend Runtimeにアクセスするための暗号化パスワードを読み取ります。
Encrypting clear text parameters and passwordsの説明にあるとおり、このマスターパスワードは、環境変数かTESB_ENV_PASSWORDJavaシステムプロパティとして設定する必要があります。
技術的にはOSレベルに追加する必要はありませんが、セキュリティを強化し、システムサービスとしてインストールされた場合にTalend Remote Engineが簡単にアクセスできるよう、これらの変数をOS環境に含めることをお勧めします。
- <RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/org.talend.ipaas.rt.dsrunner.talendruntime.client.cfgで、properties.encryption.passwordプロパティが次のようになっていることを確認します: この設定によって、Talend Remote Engineが Talend Runtime側のTESB_ENV_PASSWORDで設定した暗号化シークレットを正しく読み取れるようになります。
properties.encryption.password=${env:TESB_ENV_PASSWORD:-${TESB_ENV_PASSWORD}}
- Talend Runtimeでは、Encrypting clear text parameters and passwordsに従い、マスターパスワードを暗号化シークレットとして定義します。
- 暗号化アルゴリズム。
- デフォルトのアルゴリズムを使用する場合は、<RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/org.talend.ipaas.rt.dsrunner.talendruntime.client.cfgファイルを開き、properties.encryption.algorithmプロパティが次のようになっていることを確認します:デフォルトのアルゴリズムはPBEWITHSHA256AND256BITAES-CBC-BCです。
properties.encryption.algorithm=${env:TESB_ENV_ALGORITHM:-${TESB_ENV_ALGORITHM:-PBEWITHSHA256AND256BITAES-CBC-BC}}
- カスタムアルゴリズムが必要な場合は、選択されたアルゴリズムを持つTESB_ENV_ALGORITHM変数をOS環境変数かJavaシステムプロパティに追加します。
<RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/org.talend.ipaas.rt.dsrunner.talendruntime.client.cfgファイルのproperties.encryption.algorithmプロパティで使用されるデフォルト式は変更しないでください。
- デフォルトのアルゴリズムを使用する場合は、<RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/org.talend.ipaas.rt.dsrunner.talendruntime.client.cfgファイルを開き、properties.encryption.algorithmプロパティが次のようになっていることを確認します: