Talend Management Consoleタスク実行のリソース設定
KubernetesクラスターにデプロイされたDynamic Engine環境のサービスは、実行プロファイルで指定されたリソース設定でKubernetesジョブを作成して管理することで、Talend Management Consoleタスクを実行します。
タスクで実行プロファイルを使用する方法については、実行プロファイルを作成をご覧ください。
- Kubernetesジョブ:Dynamic Engine環境のネームスペースでは、各タスクの実行がKubernetesジョブにマッピングされます。そのKubernetesジョブは、このネームスペースで実行されているjob-controllerサービスによって作成されます。
- データサービスのルートのデプロイメント:Dynamic Engine環境のネームスペース内では、各データサービスまたはルートタスクはKubernetesデプロイメントに割り当てられます。そのようなKubernetesデプロイメントは、このネームスペースで実行されているdata-service-route-deployerサービスによって作成されます。
- CPUとメモリの設定:
- ジョブ(データサービスを含む)のデフォルト値:
- CPU: 要求値: 100m (0.1)、制限値: 300m (0.3)
- メモリ: 要求値: 256MB、 制限値: 1GB
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ルートのデフォルト値
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CPU: 要求値: 100m (0.1)、制限値: 300m (0.3)
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メモリ: 要求値: 256MB、 制限値: 1.2GB
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- カスタム設定:
異なる設定を使用する場合は、各タスクの実行プロファイルでJVMパラメータを指定します。Dynamic Engineサービスは、対応するKubernetesポッドのCPUおよびメモリのリクエストと制限を計算します。メモリに関しては、JVMの推定最大RAMとポッドRAMリクエスト量の間で1.2というデフォルト比率を使用し、ポッドRAMリクエスト量の最大値を7GBに制限します。
- 追加のJVM設定:
ポッドにはその他のJVMパラメーター(Javaヒープサイズやヒープパーセンテージなど)を指定することもできます。
- JVM設定の適用:
JVM設定はすべて、タスク実行時に適用されます。
- ジョブ(データサービスを含む)のデフォルト値:
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デフォルトのDockerのベースイメージ:
- Talend Management Consoleジョブタスク(データサービスジョブを含む)の場合: Qlikが提供するパブリックベースイメージで、OpenJDK 17とOpenJDK JRE 17をベースにしています。
- Talend Management Consoleルートタスク用: OpenJDK 17とOpenJDK JRE 17に基づく、Qlikの公開ベースイメージ。
StudioでJava 17を設定してジョブをビルドするようにしてください。詳細は、StudioでJavaを設定をご覧ください。