(オプション) KubernetesクラスターにLonghornストレージソリューションをセットアップ

ジョブアーティファクトを保存する恒久的ストレージを提供するうえでAmazon EFSもAzure Kubernetes Serviceも使用できない場合は、Kubernetes用の分散ブロックストレージシステムであるLonghornをクラスターにインストールします。

Longhornもまた、Dynamic Engineでサポートされる恒久的ストレージシステムです。

手順

Longhornの前提条件を確認し、インストールします。

このLonghornのドキュメンテーションの仕様に従ってクラスターを直接チェックするか、Longhornが提供している環境チェックスクリプトを使い、不足している項目を確認してインストールします。

成功した環境チェックは次のようになります:

[INFO]  Required dependencies 'kubectl jq mktemp sort printf' are installed.
[INFO]  All nodes have unique hostnames.
[INFO]  Waiting for longhorn-environment-check pods to become ready (1/2)...
[INFO]  All longhorn-environment-check pods are ready (2/2).
[INFO]  MountPropagation is enabled
[INFO]  Checking kernel release...
[INFO]  Checking iscsid...
[INFO]  Checking multipathd...
[INFO]  Checking packages...
[ERROR] cryptsetup is not found in ip-10-0-1-51.ec2.internal.
[ERROR] cryptsetup is not found in ip-10-0-2-58.ec2.internal.
[INFO]  Checking nfs client...
[INFO]  Cleaning up longhorn-environment-check pods...
[INFO]  Cleanup completed.

cryptsetup is not foundというエラーは、Dynamic Engineでは必要ないため、無視して構いません。

Helmと共にLonghornをインストールします。
- Helmと共にインストールする場合は、カスタム値ファイル(longhorn-values.yamlなど)を作成し、このファイルに次の行を追加します:
```
persistence:
  defaultClassReplicaCount: 2 # depends on the number of available nodes in the cluster
  defaultDataLocality: best-effort
  defaultFsType: xfs
  defaultClass: 'true'
```
  次に、Longhornのドキュメンテーションに従ってLonghornをインストールするステップで、実行するコマンドに-f longhorn-values.yamlを追加します。以上で、コマンド全体は次のようになります:
```
helm install longhorn longhorn/longhorn --namespace longhorn-system --create-namespace --version 1.6.1 -f longhorn-values.yaml
```
  このコマンドによって、Longhornインストールが使用するHelm値ファイルにpersistenceセクションが追加されます。この操作で恒久的ストレージクラスが正しく設定されます。

タスクの結果

Longhornの公式ドキュメントに従って、インストールが成功したことを確認します。

次のタスク

Longhornをアンインストールする必要がある場合は、Longhornのこのドキュメンテーションに従ってください。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。

こちらにフィードバックをお寄せください