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MinikubeにDynamic Engineを実装

MinikubeクラスターにDynamic Engineをインストールして設定すれば、組織で実装する前にハンズオンを簡単に行うことができます。

前提条件:
  • Dockerとminikubeがインストールされていること。
  • Dockerデーモンが実行されていること。
  • Minikubeツールがインストールされ、Dynamic EngineがサポートするKubernetesバージョンを使用するように設定されていること。サポートされるKubernetesバージョンの詳細は、Kubernetesの仕様をご覧ください。

    詳細は、minikube installationをご覧ください。

MinikubeクラスターにDynamic Engineを追加

Procedure

  1. お使いのターミナルで次のコマンドを実行し、Minikubeインスタンスを起動します:
    minikube start -p QlikDE --cpus=4 --memory=8000
    このコマンドはQlikDEという名前のインスタンスを起動し、4つのCPUと8GBのメモリを割り当てます。インスタンスには任意の名前を使用できます。
  2. Talend Management Console[Processing] (処理)ページに移動し、Dynamic Engineタブを選択して、新しいDynamic Engineを追加します。
    これはDynamic Engineの論理エンティティに過ぎません。
  3. エンジンの物理エンティティをセットアップするため、Minikubeマシンにマニフェストファイルをダウンロードします。
    詳細は、この手順をご覧ください。
  4. ダウンロードしたマニフェストファイルを解凍し、次のコマンドを実行してマニフェストを適用します:
    • kubectl apply -f {download_dir}/qlik/custom-resource-definitions.yaml

      このマニフェストファイルによって、クラスターにカスタムのKubernetesリソース定義が2つ(Dynamic Engineリソース用にqlikruntimeinfras.qlik.com、Dynamic Engine環境用にqlikruntimes.qlik.com)作成されます。

    • kubectl apply -f {download_dir}/qlik/resources.yaml

      このマニフェストファイルは、クラスターを登録するDynamic Engineリソースを作成し、Dynamic Engineをデプロイして、Talend Management Consoleでエンジンを論理エンティティに割り当てます。これらのリソースは、QlikRuntimeInfra種類です。

  5. 次のコマンドを実行し、マニフェストファイルが正常に適用されたかどうかを確認します:
    kubectl get crd
    このようなエントリーが表示されます。これは、カスタムリソースが正常に定義されたことを示します。
    NAME                               CREATED AT
    qlikruntimeinfras.qlik.com         2024-08-15T14:51:37Z
    qlikruntimes.qlik.com              2024-08-15T14:51:37Z

Results

エンジンのデプロイと起動には時間がかかることがあります。完了すると、Talend Management Consoleでのロジックエンティティがactiveと表示されます。
プロセスを監視する場合は、次のコマンドを実行します:
kubectl wait --for=condition=Ready pod -l app.qlik.com/name=engine-operator -n qlik-dynamic-engine --timeout=10m
このコマンドは、pod/engine-operator-dp-{id} condition metのようなメッセージを返します。{id}はランダムな英数字の識別子です。

Dynamic EngineDynamic Engine環境を追加

Procedure

  1. Talend Management Consoleで、Dynamic Engine環境の論理エンティティを作成します。詳細は、Dynamic Engine環境を追加をご覧ください。
  2. [Processing] (処理)ページに移動し、Dynamic Enginesタブを開きます。
  3. Talend Management Consoleで以前に作成したDynamic Engineを選択します。
  4. プラスボタンをクリックし、環境の割り当てページを開きます。
  5. 作成した環境を選択し、[Assign] (割り当て)をクリックします。
  6. この環境のマニフェストファイルをダウンロードします。
  7. 次のコマンドを実行し、Minikubeマシンでマニフェストファイルを適用します:
    kubectl apply -f {download_dir}/qlik/resources-<environment_id>.yaml
    全プロセスにかかる時間は、Minikubeマシンの能力に応じて3~4分です。次のコマンドで進捗を確認できます:
    • kubectl wait --for=condition=Ready pod -l app.talend.com/part-of=data-processing-engine -A --timeout=10m
      このコマンドは、環境関連のポッドがすべてセットアップされ、実行されているかどうかを確認します。完了すると、次のようなメッセージが返されます:
      pod/dpe-di-job-deployer-{id} condition met
      pod/dpe-di-job-restore-orphans-{id} condition met
      Pod/dpe-di-job-controller-{id} condition met
      Pod/dpe-remote-engine-agent-{id} condition met
      Pod/dpe-remote-engine-client-{id} condition met
    • kubectl get namespaces

      このコマンドはすべてのネームスペースをリスト表示し、qlik-processing-env-66f2c0bb3e063d3518122259など、関連する全サービスをグループ化したDynamic Engine環境のネームスペースを特定できます。

    • kubectl get pods --namespace qlik-processing-env-66f2c0bb3e063d3518122259

      このコマンドは、デプロイされる環境のすべてのサービスをリスト表示します。すべてのステータスが[Running] (実行中)と表示されれば、Dynamic Engine環境のインストールは完了です。Talend Management Consoleではこの環境のステータスが[Ready] (準備完了)になり、タスクまたはプランを実行する準備ができたことが示されます。

Results

このDynamic Engine環境でタスクを実行する場合は、この手順に従います。

What to do next

Minikubeインスタンスを削除する場合は、次のコマンドを使用します:

minikube delete --profile QlikDE
これによって、Minikubeインスタンスと関連ファイルが削除されます。
  • Dynamic Engineのログの詳細は:ログ転送を無効化をご覧ください。
  • Dynamic Engineの既知の制限については、既知の問題をご覧ください。
  • Dynamic Engineの完全なガイドについては、Dynamic Engine設定ガイドをご覧ください。このガイドでは、Dynamic Engineとその環境を本番環境用に作成およびデプロイする方法を説明しています。

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