tSnowflakeRowの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSnowflakeRowを設定するために使われます。
標準のtSnowflakeRowコンポーネントは、Cloudファミリーに属しています。
基本設定
データベース |
目的のデータベースタイプをリストから選択し、[Apply] (適用)をクリックします。 |
[Property Type] (プロパティタイプ) |
接続の詳細を設定する方法を選択します。
[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、他の接続コンポーネントを選択した場合、このプロパティは、利用できません。 |
[Connection Component] (接続コンポーネント) |
このコンポーネントで再利用するデータベース接続を開くコンポーネントを選択します。 |
[Account] (アカウント) |
[Account] (アカウント)フィールドに、Snowflakeによって割り当てられたアカウント名を二重引用符で囲んで入力します。 |
[Authentication Type] (認証タイプ) |
認証タイプを設定するために使われます。
情報メモ注: [Key Pair] (キーペア)オプションを選択する前に、tSetKeyStoreコンポーネントの[Basic settings] (基本設定)ビューでキーペア認証データが次のように設定済みであることを確認します。
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[OAuth token endpoint] (OAuthトークンエンドポイント) | OAuth 2.0トークンエンドポイントを入力します。 このオプションは、[Authentication Type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、OAuth 2.0が選択されている場合に利用できます。 |
[Client ID] (クライアントID) | アプリケーションのクライアントIDを入力します。 このオプションは、[Authentication Type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、OAuth 2.0が選択されている場合に利用できます。 |
[Client Secret] (クライアントシークレット) | アプリケーションのクライアントシークレットを入力します。 このオプションは、[Authentication Type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、OAuth 2.0が選択されている場合に利用できます。 |
[Grant type] (付与タイプ) | アクセストークン取得のために付与タイプを設定するために使われます。[Client Credentials] (クライアント認証情報)と[Password] (パスワード)という2つのオプションがあります。 関連情報は、クライアント認証情報とリソース所有者のパスワード認証情報をご覧ください。 このオプションは、[Authentication Type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、OAuth 2.0が選択されている場合に利用できます。 |
[OAuth username] (OAuthユーザー名) | OAuthユーザー名を入力します。 このオプションは、[Grant type] (付与タイプ)ドロップダウンリストから、[Password] (パスワード)が選択されている場合に利用できます。 |
[OAuth password] (OAuthパスワード) | OAuthパスワードを入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力した後、[OK]クリックして設定を保存します。 このオプションは、[Grant type] (付与タイプ)ドロップダウンリストから、[Password] (パスワード)が選択されている場合に利用できます。 情報メモ注: OAuthパスワードではスペースがサポートされていません。
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Scope (スコープ) | スコープを入力します。関連情報はスコープをご覧ください。 このオプションは、[Authentication Type] (認証タイプ)ドロップダウンリストから、OAuth 2.0が選択されている場合に利用できます。 |
[User Id] (ユーザーID)と[Password] (パスワード) |
Snowflakeにログインするための認証情報を二重引用符で囲んで入力します。
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[Warehouse] (ウェアハウス) |
使用するSnowflakeウェアハウスの名前を二重引用符で囲んで入力します。この名前では大文字と小文字が区別され、Snowflakeでは通常は大文字です。 |
[Schema] (スキーマ) |
使用するデータベーススキーマの名前を二重引用符で囲んで入力します。この名前では大文字と小文字が区別され、Snowflakeでは通常は大文字です。 |
[Database] (データベース) |
使用するSnowflakeデータベースの名前を二重引用符で囲んで入力します。この名前では大文字と小文字が区別され、Snowflakeでは通常は大文字です。 |
[Table] (テーブル) |
[...]ボタンをクリックし、表示されるウィザードで、使用するSnowflakeテーブルを選択します。 |
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。 [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。 [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。 処理するSnowflake データ型がVARIANT(変数)、OBJECT(オブジェクト)、またはARRAY(配列)の場合は、コンポーネントでスキーマを定義する際にスキーマエディターウィザードの[Type] (タイプ)カラムの対応するデータで[String] (文字列)を選択します。 スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、ダイナミックスキーマをご覧ください。 ダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得するしくみになっており、その他の目的には使用しないことをお勧めします。テーブルの作成には推奨しません。 |
[Guess Query] (クエリーを推測) |
ボタンをクリックして、[Query] (クエリー)フィールドのテーブルとスキーマに対応するクエリーを生成します。 |
クエリー |
実行するSQLコマンドを指定します。 Snowflake SQLコマンドの詳細は、SQL Command Referenceをご覧ください。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。 エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。 エラーがスキップされる際、 接続を使って、エラー行を収集できます。 |
詳細設定
[Additional JDBC Parameters] (追加のJDBCパラメーター) |
作成するデータベース接続に接続の追加プロパティを指定します。プロパティはセミコロンで区切られ、各プロパティはキー-値ペアです。たとえば、encryption=1;clientname=Talendになります。 このフィールドは、[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストで[Use this Component] (このコンポーネントを使用)を選択し、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Storage] (ストレージ)ドロップダウンリストで[Internal] (内部)が選択されている場合のみ利用できます。 |
[Login Timeout] (ログインタイムアウト) |
Snowflakeのログイン試行のタイムアウト期間を分単位で指定します。この期間内にレスポンスが返されないと、エラーが生成されます。 |
ロール |
Snowflakeセッションを開始するために使用するデフォルトアクセス制御ロールを、二重引用符で囲んで入力します。 このロールは既に存在していて、Snowflakeへの接続に使用するユーザーIDに付与されている必要があります。このフィールドを空のままにしておくと、PUBLICロールが自動的に付与されます。Snowflakeのアクセス制御モデルについては、アクセス制御モデルの理解をご覧ください。 |
[Region ID (Deprecated)] (リージョンID (非推奨)) | たとえば、eu-west-1またはeast-us-2.azureのように、リージョンIDを二重引用符で囲んで入力します。SnowflakeリージョンIDの詳細は、Supported Cloud Regionsをご覧ください。 tSnowflakeConnection以外のSnowflakeコンポーネントの場合、このフィールドは[Basic settings] (基本設定)ビューで[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、[Use this Component] (このコンポーネントを使用)を選択した場合に利用できます。 |
[URL suffix] (URLサフィックス) |
目的のSnowflakeカスタムドメインURLを二重引用符で囲んで入力します。Snowflake URL形式の詳細は、Standard account URLsをご覧ください。 tSnowflakeConnection以外のSnowflakeコンポーネントの場合、このフィールドは[Basic settings] (基本設定)ビューで[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、[Use this Component] (このコンポーネントを使用)を選択した場合に利用できます。 |
[Use PreparedStatement] (PreparedStatementの使用) |
プレパレーション済みのステートメントを使用してデータベースをクエリーする場合は、このチェックボックスを選択します。表示される[Set PreparedStatement Parameters] (PreparedStatementパラメーターの設定) テーブルで、 [Query] (クエリー)フィールドで定義されたSQLステートメント内に疑問符?で表される各パラメーターの値を指定します。
このプロパティの関連ユースケースは、クエリーデータにPreparedStatementオブジェクトを使用をご覧ください。 |
[Commit every] (コミットする間隔) |
ノードのバッチがデータベースにコミットされるまでに処理されているべき行数を指定します。 tSnowflakeConnectionコンポーネントと共に使用した場合、tSnowflakeRowはtSnowflakeConnectionの詳細設定で選択された[Auto Commit] (自動コミット)オプションを無視し、代わりにランタイムでこの値を使用します。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
[Dynamic settings] (ダイナミック設定)
[Dynamic settings] (ダイナミック設定) |
[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Talend Studioを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。 ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。ダイナミック設定とコンテキスト変数の詳細は、ダイナミックスキーマとコンテキストグループを作成し、その中でコンテキスト変数を定義をご覧ください。 |
グローバル変数
NB_LINE |
処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。 |
ERROR_MESSAGE |
エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。 |
使用方法
使用ルール | このコンポーネントでは、データベースクエリーの柔軟性が提供されており、使用可能なすべてのSQLクエリーが網羅されています。 |