tMDMDeleteの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtMDMDeleteを設定するために使われます。
標準のtMDMDeleteコンポーネントは、Talend MDMファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。
基本設定
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは組み込まれるか、リポジトリーにリモートで保存されます。 スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
[Sync column] (カラムの同期)をクリックして、前のコンポーネントからスキーマを収集します。 |
|
[Built-In] (組み込み): このコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。 |
|
[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保存されており、さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。 |
[Use an existing connection] (既存の接続を使用) | 定義済みのtMDMConnectionコンポーネントを使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
[MDM version] (MDMバージョン) |
デフォルトでは、Server 6.0が選択されています。既存のジョブをこの新しいバージョンに移行することをお勧めしますが、[Server 5.6] (サーバー5.6)オプションを使って、ジョブの移行プロセスを容易にし、6.0サーバーで変更を行わずにジョブの動作を続けることができます。そのためには、サーバーのオプションを有効にして、そのようなジョブからの要求を受け入れて変換する必要があります。 |
[URL] |
Talend MDM Serverへのアクセスに必要なURLを入力します。 |
[Username] (ユーザー名)と[Password] (パスワード) |
Talend MDM Serverのユーザー認証データを入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 |
エンティティ |
削除するデータレコードを保持しているエンティティの名前を入力します。 |
データコンテナー |
削除するデータレコードを保持しているデータコンテナーの名前を入力します。 |
Type (タイプ) |
[Master] (マスター)または[Staging] (ステージング)を選択して、アクションを実行するデータベースを指定します。 |
[Use multiple conditions] (複数条件を使用) |
このチェックボックスをオンにすると、特定の条件を使って、削除するマスタデータをフィルタリングできます。
|
[Keys (in sequence order)] (キー(シーケンスの順序)) |
エンティティに複数のキーがある場合は、キーを構成するフィールドを(シーケンス順に)指定します。 |
[Fire Delete event] (削除イベントの起動) |
情報メモ注: このチェックボックスは、[Type] (タイプ)リストからMasterが選択され、[Use multiple conditions] (複数条件を使用)チェックボックスがオフの場合にのみ使用可能です。
このチェックボックスをオンにすると、削除イベントが生成され、UpdateReportに書き込まれます。これは、マスターデータに対するすべての作成、アップデート、または削除アクションに関する完全なレポートを提供します。
UpdateReportとプロセスタイプの詳細は、ゼロからプロセスを作成をご覧ください。 |
[Logical delete] (論理削除) |
このチェックボックスをオンにすると、マスターデータがごみ箱に送信され、[Recycle bin path] (ごみ箱のパス)が入力されます。ごみ箱に移動したマスターデータは、完全に削除することも復元することも可能です。このチェックボックスをオフのままにしておくと、マスターデータは完全に削除されます。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスをオンにすると、エラーの発生した行がスキップされ、エラーが発生していない行の処理が完了されます。必要に応じて[Row] (行) > [Rejects] (リジェクト)リンクを使ってエラーの発生している行を取得できます。 |
詳細設定
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルで処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
[Use multiple conditions] (複数の条件を使う)チェックボックスがオンの場合、tMDMDeleteはスタンドアロンコンポーネントとして機能します。それ以外の場合は、入力接続が必要です。 このコンポーネントを使ってジョブのタイムアウト値を増やすと、多数のデータレコードの処理に役立ちます。詳細は、Timeout values for a Job using MDM componentsという記事でJVMパラメーターの詳細な実行設定をご覧ください。 |