tJDBCRowの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtJDBCRowを設定するために使われます。
標準のtJDBCRowコンポーネントは、データベースファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。
基本設定
データベース |
目的のデータベースタイプをリストから選択し、[Apply] (適用)をクリックします。 |
[Property Type] (プロパティタイプ) |
接続の詳細を設定する方法を選択します。
[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、他の接続コンポーネントを選択した場合、このプロパティは、利用できません。 |
[Connection Component] (接続コンポーネント) |
このコンポーネントで再利用するデータベース接続を開くコンポーネントを選択します。 |
JDBC URL |
使用するデータベースのJDBC URL。たとえば、Amazon RedshiftデータベースのJDBC URLはjdbc:redshift://endpoint:port/databaseです。 |
[Drivers] (ドライバー) |
必要なドライバーJARをロードするには、このテーブルに記入してください。これを行うには、テーブルの下の[+]ボタンをクリックして、必要に応じてドライバーJAR用行数を増やします。セルを選択し、セルの右側にある[...]ボタンをクリックして、[Module] (モジュール)ダイアログボックスを開くと使用するドライバーJARを選択できます。たとえば、RedshiftデータベースのドライバーjarはRedshiftJDBC41-1.1.13.1013.jarです。 詳細は、[Importing a database driver] (データベースドライバのインポート)をご覧ください。 |
[Driver Class] (ドライバークラス) |
指定したドライバーのクラス名を二重引用符で囲んで入力します。たとえば、RedshiftJDBC41-1.1.13.1013.jarドライバーの場合、入力する名前はcom.amazon.redshift.jdbc41.Driverになります。 |
[User Id] (ユーザーID)と[Password] (パスワード) |
データベースユーザー認証データ。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 |
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。
スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。
|
[Table Name] (テーブル名) |
処理するテーブルの名前。 |
[Query Type] (クエリータイプ)と[Query] (クエリー) |
スキーマ定義に対応する必要がある、フィールドの適切な順序に特に注意を払うデータベースクエリーステートメントを指定します。
|
[Guess Query] (クエリーを推測) |
このボタンをクリックすると、定義されたテーブルとスキーマに基づいて[Query] (クエリー)フィールドにクエリーが生成されます。 |
[Specify a data source alias] (データソースエイリアスを指定) |
このチェックボックスを選択して、[Data source alias] (データソースエイリアス)フィールドが表示されたら、データソース設定で定義した共有接続プールを使用するために、 Talend Runtime側で作成したデータソースのエイリアスを指定します。このオプションは、 Talend Runtime内にジョブをデプロイして実行する時にのみ機能します。 コンポーネント自体のデータベース設定を使用する場合、データソース接続はコンポーネントの末尾で閉じることになります。これを防ぐには、データソースエイリアスを指定して、共有データベース接続を使用してください。 [Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、他の接続コンポーネントを選択した場合、このプロパティは、利用できません。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。 エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。 エラーがスキップされる際、 接続を使って、エラー行を収集できます。 |
詳細設定
[Propagate QUERY's recordset] (QUERYのレコードセットをプロパゲート) |
クエリーの結果を出力フローにプロパゲートする場合は、このチェックボックスを選択します。表示される[use column] (使用カラム)リストから、クエリー結果を挿入するカラムを選択する必要があります。 このオプションにより、コンポーネントは、先行コンポーネントのスキーマとは異なるスキーマを持つことができます。さらに、クエリーのレコードセットを保持するカラムはオブジェクトタイプに設定する必要があり、このコンポーネントの後には通常、tParseRecordSetのコンポーネントが続きます。 |
[Use PreparedStatement] (PreparedStatementの使用) |
プレパレーション済みのステートメントを使用してデータベースをクエリーする場合は、このチェックボックスを選択します。表示される[Set PreparedStatement Parameters] (PreparedStatementパラメーターの設定) テーブルで、 [Query] (クエリー)フィールドで定義されたSQLステートメント内に疑問符?で表される各パラメーターの値を指定します。
このプロパティの関連ユースケースは、クエリーデータにPreparedStatementオブジェクトを使用をご覧ください。 |
[Use query timeout] (クエリータイムアウトを使用) |
このオプションを選択して、クエリーまたはバッチクエリーのタイムアウト期間を設定するために使われます。クエリーまたはバッチクエリーがタイムアウトするとジョブは終了します。[Timeout] (タイムアウト)フィールドで、タイムアウト期間(秒)を設定できます。 情報メモ注:
|
[Detect error on multiple statements] (複数のステートメント上のエラーを検出) | このオプションを選択して、SQLクエリーステートメントの実行時に発生するエラーを検出します。 このオプションが選択されていると、SQLクエリーステートメントが原因のエラーがジョブの実行を停止して、表示されます。 |
[Commit every] (コミットする間隔) |
ノードのバッチがデータベースにコミットされるまでに処理されているべき行数を指定します。 このオプションにより、トランザクションの質(ただしロールバックは含まない)、特に実行時のパフォーマンスの向上が保証されます。 既存のJDBC接続と共に使用する場合、tJDBCRowはランタイムでこのオプションを無視します。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
ERROR_MESSAGE |
エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。 |
QUERY |
処理されるクエリーステートメント。これはFlow変数で、文字列を返します。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントでは、JDBC接続を使うすべてのデータベースにDBクエリーの柔軟性が提供されており、使用可能なすべてのSQLクエリーが網羅されています。 |
[Dynamic settings] (ダイナミック設定) |
[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Talend Studioを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。 ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。ダイナミック設定とコンテキスト変数の詳細は、ダイナミックスキーマとコンテキストグループを作成し、その中でコンテキスト変数を定義をご覧ください。 |