メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

tHttpRequestの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtHttpRequestを設定するために使われます。

標準tHttpRequestコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

基本設定

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは[Built-in] (組み込み)か、[Repository] (リポジトリー)にリモートで保存されます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

 

[Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保存されており、さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。

[Sync columns] (カラムを同期)

このボタンをクリックすると、先行コンポーネントからスキーマを取得できます。

[URI]

サーバーのデータリソースを識別するURI (Uniform Resource Identifier)を入力します。URIはURLと似ていますが、より一般的です。

メソッド

HTTPメソッドを選択して、実行するアクションを定義します。

[Post] (送信): データ(HTML形式のデータなど)をサーバーエンドに送信します。

Get (取得): サーバーエンドからデータを取得します。

Post parameters from file (ファイルのパラメーターを送信)

POSTメソッドにパラメーターを提供する(リクエスト本文)ために使うファイルを参照するかパスを入力します。

Write response content to file (レスポンスコンテンツをファイルに書き込む)

このチェックボックスを選択すると、HTTPのレスポンス内容がローカルファイルに保存されます。入力フィールドにファイルパスを入力するか、[...]ボタンをクリックしてファイルパスを参照できます。

[Create directory if not exists] (ディレクトリーがない場合はディレクトリーを作成)

ディレクトリーがない場合は、このチェックボックスをオンにして、[Write response content to file] (レスポンスコンテンツをファイルに書き込む)フィールドで定義したディレクトリーを作成します。

このチェックボックスは、[Write response content to file] (レスポンスコンテンツをファイルに書き込む)チェックボックスをオンにし、デフォルトでオフになっていないと表示されません。

ヘッダー

HTTPヘッダーに名前/値のペアを入力して、リクエストされたHTTPオペレーションのパラメーターを定義します。

Key (キー): HTTPヘッダーのヘッダーフィールドの名前を入力します。

Value (値): HTTPヘッダーのヘッダーフィールドのコンテンツを入力します。

以下は[Basic] (基本)認証の実装例です。

  • キー: Authentication
  • : "Basic "+java.util.Base64.getEncoder().encodeToString("{your_username}:{your_password}".getBytes())

HTTPヘッダーの定義に関する詳細は、

en.wikipedia.org/wiki/List_of_HTTP_headersをご覧ください。

[Need authentication] (クライアント認証が必要)

認証が必要な場合はこのチェックボックスをオンにして、該当フィールドのユーザー名とパスワードを入力します。

user (ユーザー): 認証用のユーザー名を入力します。

password (パスワード): 認証用のパスワードを入力します。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

情報メモ注: このコンポーネントは、Http Authenticationに記載されている認証スキーマをすべてサポートしています。サーバー側でユーザーとパスワードを必要とする認証スキーマ(HTTPダイジェスト認証NTLMHTTP Negotiate (SPNEGO) Kerberos 5など)が有効になっている場合は、このオプションを選択してユーザー名とパスワードを対応するフィールドに入力する必要があります。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。

エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。

詳細設定

タイムアウトの設定

このチェックボックスをオンにして、次の2つのフィールドで接続タイムアウトと読み取りタイムアウトの値を指定します。
  • Connect timeout(s) (接続タイムアウト(秒)): 接続タイムアウトの値を秒単位で入力します。接続の確立前にタイムアウトになると例外が発生します。0の値は、無限のタイムアウトを示します。接続タイムアウトのデフォルト値は30です。

  • [Read timeout(s)] (読み取りタイムアウト(秒)): 読み取りタイムアウトの値を秒単位で入力します。読み取る対象のデータが提供される前にタイムアウトになると例外が発生します。読み取りタイムアウトのデフォルト値は0で、これは無限のタイムアウトを示します。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータを収集するには、このチェックボックスを選択します。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

CONNECTED: サーバーへの接続が確立されたかどうかの結果。これはAfter変数で、ブール値を返します。

RESPONSE_CODE: リモートHTTPサーバーから返されたレスポンスコード。これはAfter変数で、整数を返します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントを使って、HTTPリクエストをサーバーに送信したり、レスポンス情報を保存したりできます。このコンポーネントは、スタンドアロンコンポーネントとして使用できます。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。