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デバッグモードによるルートの実行

情報メモ注: この機能は、Talendが提供するR2020-10以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

バグを事前検出できるようルートの実行を段階的に進める場合は、デバッグモードで実行します。

デバッグモードでルートを実行する前に、ルートのコンポーネントにブレークポイントを追加する必要があります。これによってルートが各ブレークポイントで自動的に停止するようになります。この方法を使うとコンポーネントとその値を個別に検証でき、必要に応じてデバッグできます。

コンポーネントにブレークポイントを追加する場合は、デザインワークスペースで目的のコンポーネントを右クリックし、コンテキストメニューで[Add breakpoint] (ブレークポイントの追加)を選択します。

ブレークが追加されたコンポーネントの横に一時停止アイコンが表示されます。ブレークポイントを削除する場合は、デザインワークスペースで目的のコンポーネントを右クリックし、コンテキストメニューで[Remove breakpoint] (ブレークポイントの削除)を選択します。
すべてのMediationコンポーネントでブレークポイントがサポートされているわけではないため、注意が必要です。ルート内の次のコンポーネントにはブレークポイントを追加できません。
  • 開始エンドポイント
  • 分離コンポーネント(cConfig、cAWSConnection、cMQConnectionFactory、cBeanRegisterなど)
  • ルートレット
cTalendJobコンポーネントではブレークポイントがサポートされていますが、ルートデバッガーは組み込みジョブをトレースできません。そのため、変数はルート側のみを表示します。

コンポーネントにブレークポイントが追加された場合は、そのブレークポイントに条件を定義できます。この操作は次の手順で行います。

  1. デザインワークスペースでコンポーネントを右クリックし、ポップアップメニューで[Conditional Breakpoint] (条件付きブレークポイント)を選択します。コンポーネントタブに[Breakpoint] (ブレークポイント)ビューが表示されます。
  2. この[Breakpoint] (ブレークポイント)ビューで [Activate conditional breakpoint] (条件ブレークポイントを有効化)チェックボックスをオンにします。[Languages] (言語)リストで言語を選択し、[Expression] (式)フィールドに式を入力してブレークポイントを定義します。条件が一致する場合はルートがブレークポイントで停止します。一致しない場合、ルーティングプロセスは次のブレークポイントまで続行します。

いちどブレークポイントを定義すれば、デバッグモードでルートを実行できるようになります。この操作は次の手順で行います。

  1. [Run] (実行)ビュー、[Debug Run] (デバッグ実行)タブとクリックします。
  2. [Debug] (デバッグ)ボタンをクリックします。

    ルートが停止するコンポーネントは、デザインワークスペースで緑色の枠で囲まれています。このコンポーネントでのメッセージのやり取りは、Studioの右上にある[Variables] (変数)ビューに表示されます。
  3. [Breakpoint] (ブレークポイント)ボタンをクリックし、次のブレークポイントまでルーティング処理を続行します。

    進行中のルートを何らかの理由で停止する場合は、[Kill] (強制終了)ボタンをクリックします。ルートを最後まで実行する場合は[Basic Run] (基本実行)ボタンをクリックします。

    デザインワークスペースに表示されている監視情報をクリアするには、[Debug Run] (デバッグ実行)タブで[Clear] (クリア)ボタンをクリックします。

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