メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

Remote Engineを自動でインストール

インストーラーを使って、Talend Remote Engineを自動的にインストールおよび設定します。

始める前に

インストーラーを実行する前にSecurity-Enhanced Linux (SELinux)が有効になっていると、一部のアプリケーションがインストールされないことがあります。その場合は、setenforce Permissiveというコマンドを実行してSELinuxを一時的に無効化してください。

SELinuxは、次回の再起動後に自動的に再び有効化されます。

このタスクについて

インストーラーではデフォルトのウィザードが提供されており、これに従ってインストールプロセスを進めることができます。ただし、このウィザードを利用できないシナリオ(SSHでインストーラを実行するなど)では、代わりにコンソールが使用されます。どちらの方法でも、同じ設定を求めるプロンプトが表示される。

手順

  1. インストーラーファイルをルートユーザーとして実行します。
    情報メモトラブルシューティング: Remote EngineインストーラーをルートユーザーとしてUbuntu 14.04で実行しない場合、次のエラーが発生する可能性があります。
    Unable to start JVM: No such file or directory 
  2. Talend Cloudアカウントのリージョンを選択します。
    リージョンにはお使いのTalend Cloud URLが入力され、<region>.cloud.talend.comという形式になります。たとえばURLがus.cloud.talend.comであれば、リージョンに[AWS - USA East] (AWS - 米国東部)を選択する必要があります。
    各データセンターで使用するURLのリストは、Talend Cloudのアプリケーションにアクセスで確認できます。
  3. Remote Engineの作成時にTalend Management Consoleで生成されたRemote Engineキーを[Preauthorized key] (事前承認済みキー)ボックスに貼り付けます。

    Remote Engineのペアリングキー、Javaインスタンス、システムサービスのインストールを設定するためのフィールドまたはオプションを示すウィザードステップ
  4. オプション: Remote Engineがシステムのサービスとなるよう、[Install as a system service] (システムサービスとしてインストール)チェックボックスをオンにします。

    このオプションをスキップしても、Remote Engineサービスを手動で設定に従い、後でエンジンをシステムサービスとしてインストールすることもできます。

  5. オプション: エンジンをシステムサービスとしてインストールする時は、そのエンジンのユーザー名とグループ名を定義するか、このステップを省略し、デフォルトであるtalendusertalendgroupを使います。
    このtalenduserは、システムサービスとしてインストールするどうかに関わらず、Remote Engineを使用するためのデフォルトユーザー名となります。
  6. オプション: Talend Remote Engine v2.13.9以降では、Java 8または11が必要なアーティファクトを実行するJavaインスタンスを別に設定するため、[Separate Java for non Java 17 compliant job/microservices (Java 8/11)] (Java 17に準拠していないジョブ/マイクロサービス用にJavaを分離(Java 8/11))チェックボックスをオンにします。次に、JAVA_HOMEフィールドにJavaインスタンスへのパス(たとえばC:\Java\jdk-11)を入力します。
    インストーラーはorg.talend.execution.JAVA_17_PATHプロパティでエンジン起動のデフォルトのJavaインスタンスを設定し、それによってエンジンのJVM適用モードを自動的に有効にします。
    • このチェックボックスをオンにすると、JAVA_HOMEフィールドで指定されたJavaインスタンスに応じて、インストーラーが<RE_installation>/etc/system.propertiesファイルにorg.talend.execution.JAVA_8_PATHまたはorg.talend.execution.JAVA_11_PATHを追加設定します。
    • このチェックボックスをオフのままにしておくと、デフォルトのJava 17バージョンが常に実行で使用されます。

    この設定は、インストール後に<RE_installation>/etc/system.propertiesファイルを修正すればいつでも変更できます。指定するためには、このステップに従います。

  7. オプション: [Use HTTP proxy] (HTTPプロキシの使用)チェックボックスをオンにし、サーバーとポートの詳細を入力します。
  8. オプション: [Use Proxy Authentication] (プロキシ認証の使用)チェックボックスをオンにし、ユーザー認証情報を入力します。

    Remote Engineのプロキシ設定、SSHアクセス、SSL通信を設定するためのチェックボックスと入力フィールドを示すウィザードステップ
  9. オプション: [Set strong password for default SSH user] (デフォルトのSSHユーザーに強力なパスワードを設定)チェックボックスをオンにすると、Talend Remote EngineとのSSH通信用に強力なパスワードが自動的に作成されます。それ以外の場合は、tadminが使用されます。

    お使いのエンジンのSSH設定方法については、SSHを使ってリモートアクセスを有効化をご覧ください。

  10. オプション: Talend Remote Engineとジョブサーバー間の通信を自動的にセキュアにするためには、[Use SSL for JobServer communication] (JobServer通信でSSLを使用)チェックボックスをオンにします。

    Talend Remote EngineのSSL設定方法の詳細は、Remote EngineのSSL接続を有効化をご覧ください。

  11. ウィザードの手順に従ってインストールを完了します。

タスクの結果

上記のように、Remote Engineのインストール中にtalenduserというユーザー名が作成されます。エンジンの始動と停止には、このユーザーを使用します。

インストールの最後で、エンジンはTalend Management Consoleと自動的にペアリングされます。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。