Remote Engineとそのジョブサーバー間のSSL通信を有効化
Remote Engine内のJobServerサーバーとJobServerクライアントの間に安全な接続を設定します。
Talend Remote Engine v2.13.13より、エンジンのインストール時にSSL通信を自動的に設定したり、後で変更したりできるようになりました。SSLを設定することで、エンジンとJobServer間のトラフィックが保護されます。インストーラーによる自動SSL設定の詳細は、Remote Engineを自動でインストールをご覧ください。
JobServerサーバーとそのクライアントの両方がTalend Remote Engineに固有のものであり、エンジン内にインストールされます。Remote EngineがTalend Management Consoleからタスク実行のリクエストを受信すると、JobServerクライアントはアーティファクトをJobServerサーバーにデプロイします。そのため、確立しようとしているSSL接続はこの2つのJobServer側の間のトラフィックを保護します。
Talend Remote Engineをリモート実行サーバーとして使用し、一般的には開発環境でTalend Studioからリモートでジョブを実行したりデバッグしたりする場合、またこの環境でエンジンのSSLも有効になっている場合は、Talend Studio統合のために追加の設定が必要です。詳細は、リモート実行とデバッグ実行のためにTalend StudioをTalend Remote EngineへのSSLクライアントとして設定をご覧ください。
Talend Management Consoleをアーティファクトの管理と実行のみに使用する場合、Talend Management ConsoleとTalend Remote Engine間の通信は自動的に保護されます。Talend StudioがTalend Remote Engineと直接通信する必要はありません。このタスクについて
- プロセスを簡素化するため、エンジンのJobServerクライアントKeystoreとTruststoreをStudio用に再利用します。
- インストール後にSSLを変更する場合は、必要なKeystoreとTruststoreを手動で生成し、以下の設定ファイルをアップデートする必要があります:
- <RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/org.talend.remote.jobserver.server.cfg
- <RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/system.properties
手順
リモート実行とデバッグ実行のためにTalend StudioをTalend Remote EngineへのSSLクライアントとして設定
必要なKeystoreとTruststoreの設定を行うことで、SSLを使ってTalend StudioをTalend Remote Engine JobServerに安全に接続させます。
エンジンのJobServerでSSLが有効になっている場合は、リモート実行やデバッグ操作で安全に通信できるよう、Talend StudioをSSLクライアントとして設定する必要があります。エンジンと同じKeystoreファイルとTruststoreファイルを使用できるほか、Talend Studioのスタートアップ設定でそれらの場所とパスワードも指定できます。
Talend Remote Engineを使ってリモート実行やデバッグ操作を行う必要がなく、Talend Management Consoleにアーティファクトを公開してそこからタスクの実行を管理するだけであれば、お使いのStudioはTalend Remote Engineと直接通信する必要がないので、このセクションをスキップしてください。