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(オプション) Remote Engineサービス用にJavaのセットアップと最適化をカスタマイズ

エンジンサービスのパフォーマンスとJava設定との互換性を最適化:

  • エンジン起動とアーティファクト実行用にJavaインスタンスを設定
  • Javaのヒープサイズを調整してパフォーマンスを微調整

Remote EngineサービスのJavaインスタンスを変更

サービスをインストールした後も、Talend Remote Engineサービスで使用するJavaインスタンスの変更は可能です。

Remote Engineは次の2タイプのJavaインスタンスを使用します:

  1. エンジン起動Javaインスタンス:

    • エンジンの起動にJava 17が必要です。
    • talend-remote-engine-servicetalend-remote-engine-wrapper.confで設定されています。
  2. アーティファクト実行Javaインスタンス:

    • ジョブやマイクロサービスの実行に使用されます。
    • 設定はエンジンのバージョンによって異なります:
      • Talend Remote Engine v2.13.9以降: 適用モードは、適切なJavaバージョンを自動的に選択します。
      • それより前のバージョン: 単一のJavaバージョンを手動で指定する必要があります。

このセクションでは、エンジン起動用のJavaインスタンスを変更する方法を説明します。アーティファクトの実行用にJavaインスタンスを設定する方法の詳細は、ジョブやマイクロサービスを実行できるよう互換性があるJavaバージョンを設定をご覧ください。

手順

  1. エンジンサービスを停止します。
  2. エンジン起動に使用するJavaインスタンスを使ってJAVA_HOMEをアップデートします。
    情報メモヒント: Talend Remote Engineをシステムサービスとして使用していない場合は、JAVA_HOMEをアップデートするだけで、エンジンの起動に使用するJavaインスタンスが変更されます。
  3. エンジンサービス設定ファイルのJavaの場所をアップデートします:

    • <remote-engine-installation>/etc/talend-remote-engine-wrapper.confで、
      set.JAVA_HOME=<new-java-instance-location>
    • <remote-engine-installation>/bin/talend-remote-engine-serviceで、
      JAVA_HOME=<new-java-instance-location>
  4. エンジンサービスを再起動します。

タスクの結果

このプロセスにより、Remote EngineはアップデートされたJavaインスタンスを起動に使用するようになります。

このセクションの冒頭で説明したとおり、エンジンはアーティファクトの実行時にデフォルトで適用モードになり、適切なJavaインスタンスを選択します。

どのJavaインスタンスが適用モードで使用されているかを確認し、必要に応じてアップデートする場合は、ジョブやマイクロサービスを実行できるよう互換性があるJavaバージョンを設定をご覧ください。

Remote EngineサービスのJavaヒープサイズを指定

Talend Remote Engineをシステムサービスとしてインストールした場合は、それに割り当てるJavaヒープサイズ(JVMメモリ)を調整できます。

推奨されるJavaヒープサイズは1GBです。
情報メモヒント: Talend Remote Engineをシステムサービスとしてインストールしない場合、デフォルトで割り当てられるメモリはJVMインスタンス自体によって計算され、利用可能なメモリの4分の1となります。このケースで最大ヒープサイズを調整する必要があれば、-Xmxオプション(-Xmx1024M-Xmx1Gなど)を環境変数(JAVA_OPTSEXTRA_JAVA_OPTSなど)で使うか、<remote_engine_installation>/setenv/setenv.batを変更します。

手順

  1. エンジンを停止します。
  2. <remote_engine_installation>/etcを参照し、talend-remote-engine-wrapper.confファイルを開きます。
  3. wrapper.java.maxmemoryプロパティの値を1024に変更します。
    最大許容ヒープサイズは4096MB (約4GB)です。これを超えるサイズを設定しても、4096MBしか割り当てられません。
    情報メモヒント: この制限を回避する必要がある場合は、目的のヒープサイズと共にwrapper.java.additional.xxパラメーターを追加してください。他のwrapper.java.additional.xxパラメーターと区別できるよう、xxを一意の数字に置き換えてください。たとえばwrapper.java.additional.xxパラメーターが既に11個存在する場合は、wrapper.java.additional.12 = -Xmx8196mとします。
  4. エンジンを起動します。

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