tSCPFileListの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSCPFileListを設定するために使われます。
標準のtSCPFileListコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。
基本設定
[Use an existing connection] (既存の接続を使用) |
定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスを選択して、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。 情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、親ジョブと子ジョブの間の既存の接続を共有したい場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、次のように実行します。
ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、データベース接続を共有をご覧ください。 |
[Host] (ホスト) |
SCPサーバーのホスト名またはIPアドレスを指定します。 |
[Port] (ポート) |
SCPサーバーのリスニングポート番号を指定します。 |
[Username] (ユーザー名) |
SCPサーバーにアクセスするためのユーザー名を入力します。 |
[Authentication method] (認証方式) |
ドロップダウンリストから、SCP認証方式、[Public key] (パブリックキー)、[Password] (パスワード)、または[Keyboard Interactive] (キーボードインタラクティブ)の1つを選択します。 |
[Password] (パスワード) |
SCPサーバーにアクセスするためのパスワードを入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 このフィールドは、[Authentication method] (認証方法) ドロップダウンリストから[Password] (パスワード)または[Keyboard Interactive] (キーボードインタラクティブ)が選択されている場合にのみ表示されます。 |
[Key Passphrase] (キーパスフレーズ) |
パブリックキーのパスフレーズを入力します。 パスフレーズを入力するには、パスフレーズフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスフレーズを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。 このフィールドは、[Authentication method] (認証方法)ドロップダウンリストから[Public key] (パブリックキー)が選択されている場合にのみ表示されます。 |
[Private key] (プライベートキー) |
プライベートキーを参照するか、パスを入力します。 このフィールドは、[Authentication method] (認証方法)ドロップダウンリストから[Public key] (パブリックキー)が選択されている場合にのみ表示されます。 |
[Command Separator] (コマンドセパレーター) |
複数のコマンドを区切るために使う文字を指定します。 |
[Filelist] (ファイルリスト) |
[+]ボタンをクリックしてコマンドまたはコマンドセットを追加して、SCPサーバーの特定のディレクトリーにファイルをリスト表示します。 |
詳細設定
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
CURRENT_LINE: 現在繰り返し処理が行われているファイル。これはFlow変数で、文字列を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 NB_LINE: これまでに繰り返しが行われたファイルの数。これはFlow変数で、整数を返します。 STATUS: コンポーネントの実行結果。これはAfter変数で、文字列を返します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、単一コンポーネントのサブジョブとして使うことも、他のコンポーネントと共に使うこともできます。 このコンポーネントは、tSCPGetでワイルドカードがサポートされていない場合、tSCPGetを使ってディレクトリー内の複数のファイルを取得する時に特に役立ちます。 |