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tMapの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtMapROjaiInputを設定するために使われます。

標準tMapROjaiInputコンポーネントは、データベースNoSQLファミリーに属しています。

このフレームワークのコンポーネントは、すべてのビッグデータ対応のTalend製品およびTalend Data Fabricで使用できます。

基本設定

[Distribution] (ディストリビューション)[Version] (バージョン)

MapRクラスターのバージョンを選択します。このクラスターは、使用するMapR-DBデータベースをホストしている必要があります。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

  • [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

  • [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

このコンポーネントは、ドキュメントタイプをサポートしています。ドキュメント全体に対してフィールドがある場合は、スキーマエディターで、このフィールドの[Type] (タイプ)カラムの[Document] (ドキュメント)を選択します。

ジョブで接続している先行コンポーネントからスキーマを取得するためには、[Sync columns] (カラムを同期)をクリックします。

[Use Kerberos authentication] (Kerberos認証を使用)

Kerberosセキュリティを実行しているOJAIデータベースとしてのMapR-DBにアクセスする場合は、このチェックボックスを選択し、表示されたフィールドにKerberosのプリンシパル名とパスワードを入力します。

ジョブを起動するたびに、新しいkinitチケットを得るため、コンポーネントによってこの認証情報がKerberosに送信されます。

[Use a key tab to authenticate] (キータブを認証に使用)

[Use a keytab to authenticate] (Keytabを認証に使用)チェックボックスをオンにして、所定のkeytabファイルを使ってKerberos対応のシステムにログインします。keytabファイルには、Kerberosのプリンシパルと暗号化されたキーのペアが含まれています。使用するプリンシパルを[Principal] (プリンシパル)フィールドに入力し、keytabファイルへのアクセスパスを[Keytab] フィールドに入力します。このキータブファイルは、ジョブが実際に実行されているマシン(Talend JobServerなど)に保存する必要があります。

keytabが有効なジョブは、プリンシパルに任命されたユーザーでなくても実行できますが、使用するkeytabファイルの読み取り権限が必要です。たとえばuser1というユーザー名でジョブを実行し、使用するプリンシパルがguestの場合、user1に使用するキータブファイルの読み取り権限があることをご確認ください。

[Restrict partial sorts with Secondary Indexes] (部分ソートをセカンダリーインデックスで制限)

このチェックボックスをオンにすると、実際のデータでクエリーが明示的にソートされます。これにより、クエリー内で非同期セカンダリーインデックスが原因で発生する可能性がある部分的なソートを回避できます。

MapR OJAIのこの部分的なソートの問題については、MapRドキュメントの非同期セカンダリーインデックスのアップデートをご覧ください。

非同期インデックスで遅延が発生しないと予想される場合、または遅延の影響が軽微であることがわかっている場合は、このチェックボックスをオンにしないでください。このチェックボックスをオフにしておくことで、クエリーはMapR-DB JSONテーブルのセカンダリーインデックスによって提供される順序付けの利点を活用できます。

テーブル名

処理するテーブルの名前を入力します。

クエリー

tMapROjaiInputによって実行されるクエリーのwhere句を指定します。

たとえば、"{id:{$eq: 4}}"または"{id:4}}"と入力して、id4となっているレコードを取得します。

OJAIはクエリーにMongoDBクエリー形式を使うため、使用可能な演算子については、MongoDBドキュメントのクエリー演算子をご覧ください。

[Mapping] (マッピング)

このコンポーネント用に定義されたスキーマの各カラムは、読み取るドキュメントのフィールドを表します。このテーブルで、これらのフィールドの親ノードがあればそれを指定する必要があります。

たとえば、次のようなドキュメントがあるとします。
{
               _id: ObjectId("5099803df3f4948bd2f98391"),
               person: { first: "Joe", last: "Walker" }
            }
フィールドfirstおよびlastには親ノードpersonがありますが、_idフィールドには親ノードがありません。したがって、完了すると、この[Mapping]テーブルは次のようになります。
Column     Parent node path
_id
first       "person"
last        "person"

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール

tMapROjaiInputはクエリーを実行して、指定されたMapR-DBデータベースからデータを読み取ります。これはジョブの開始コンポーネントであり、次のコンポーネントにデータを送信するには送信リンクが必要です。

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