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tMapRDBConnectionの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtMapRDBConnectionを設定するために使われます。

標準tMapRDBConnectionコンポーネントは、ビッグデータファミリーとデータベースNoSQLファミリーに属しています。

このフレームワークのコンポーネントは、すべてのビッグデータ対応のTalend製品およびTalend Data Fabricで使用できます。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

[Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。

プロパティは、リポジトリーツリーのHadoopクラスターノードに一元的に保存されます。

[Hadoop version of the distribution] (ディストリビューションのHadoopバージョン)

Talend Studioによってまだ正式にサポートされていないクラスターへの接続用に、ディストリビューションリストから[Custom] (カスタム)を選択した場合にしか、このリストは表示されません。その場合、このカスタムクラスターのHadoopバージョン、つまりHadoop 1またはHadoop 2を選択する必要があります。

[Zookeeper quorum] (Zookeeperクォーラム)

Talend Studioとデータベース間のトランザクションを調整するZooKeeperサービスの名前またはURLを入力します。ZooKeeperを設定する時に、zookeeper.znode.parentプロパティを明示的に設定して、データベースで作成および使用されているZnodeがすべて含まれているルートZnodeへのパスを定義し、[Set Zookeeper znode parent] (親Zookeeper znodeを設定)チェックボックスをオンにしてこのプロパティを定義しなければならない場合があります。

[Zookeeper client port] (Zookeeperクライアントポート)

使用しているZooKeeperサービスのクライアントリスニングポートの数を指定します。

[Inspect the classpath for configurations] (設定用のクラスパスを検査)

$HADOOP_CONF_DIR変数で設定したディレクトリー内の設定ファイルをコンポーネントがチェックして、このディレクトリー内のこれらのファイルからパラメーターを直接読み取ることができるようにする場合は、このチェックボックスを選択します。この機能により、コンポーネントのHadoop設定を変更して、たとえばテスト環境から本番環境に切り替えるなど、環境の切り替えを容易に行うことができます。

この状況では、Hadoop接続とKerberosセキュリティ(またはそのいずれか)の設定に使われるフィールドやオプションは非表示になっています。

Kerberosパラメーターなど、特定のパラメーターを使おうとしていて、それらのパラメーターがHadoop設定ファイルに含まれていない場合は、talend-site.xmlという名前のファイルを作成し、$HADOOP_CONF_DIRを使用して定義したのと同じディレクトリーに置く必要があります。このtalend-site.xmlファイルは、次のようになります。
<!-- Put site-specific property overrides in this file. --> 
<configuration> 
    <property> 
        <name>talend.kerberos.authentication </name> 
        <value>kinit </value>
         <description> Set the Kerberos authentication method to use. Valid values are: kinit or keytab.  </description> 
    </property> 
    <property> 
        <name>talend.kerberos.keytab.principal </name>
        <value>user@BIGDATA.COM </value>
        <description> Set the keytab's principal name.  </description>
    </property> 
    <property>   
        <name>talend.kerberos.keytab.path </name> 
        <value>/kdc/user.keytab </value> 
        <description> Set the keytab's path.  </description> 
    </property> 
    <property> 
        <name>talend.encryption </name> 
        <value>none </value> 
        <description> Set the encryption method to use. Valid values are: none or ssl.  </description> 
    </property> 
    <property> 
        <name>talend.ssl.trustStore.path </name> 
        <value>ssl </value> 
        <description> Set SSL trust store path.  </description> 
    </property> 
    <property> 
        <name>talend.ssl.trustStore.password </name> 
        <value>ssl </value> 
        <description> Set SSL trust store password.  </description> 
    </property> 
</configuration>

これらの設定ファイルから読み取られたパラメーターは、Talend Studioが使用しているデフォルトのパラメーターを オーバーライドします。これらの設定ファイルにパラメーターが存在しない場合は、デフォルトのパラメーターが使用されます。

[Use Kerberos authentication] (Kerberos認証を使用)

使用するデータベースでKerberosセキュリティが実行される場合は、このチェックボックスを選択し、[HBase Master principal] (Hbaseマスタープリンシパル)フィールドと[HBase Region Server principal] (HBaseリージョンサーバープリンシパル)フィールドにプリンシパル名を入力します。この情報は、使用するクラスターのhbase-site.xmlファイルの中にあります。

ログインにKerberosのkeytabファイルが必要な場合は、[Use a keytab to authenticate] (認証にkeytabを使用)チェックボックスをオンにします。keytabファイルには、Kerberosのプリンシパルと暗号化されたキーのペアが含まれています。使用するプリンシパルを[Principal] (プリンシパル)フィールドに入力し、keytabファイルへのアクセスパスを[Keytab] フィールドに入力します。このキータブファイルは、ジョブが実際に実行されているマシン(Talend JobServerなど)に保存する必要があります。

keytabが有効なジョブは、プリンシパルに任命されたユーザーでなくても実行できますが、使用するkeytabファイルの読み取り権限が必要です。たとえばuser1というユーザー名でジョブを実行し、使用するプリンシパルがguestの場合、user1に使用するキータブファイルの読み取り権限があることをご確認ください。

MapRクラスターでKerberosをデータベース用に設定する方法は、Kerberos認証を設定をご覧ください。

詳細設定

[Properties] (プロパティ)

データベースにカスタム設定を使用する必要がある場合は、カスタマイズするプロパティをこのテーブルで設定します。ランタイムに、カスタマイズされたプロパティは、データベース用に以前に定義した対応するプロパティを上書きします。

たとえば、データベースの設定で、dfs.replicationプロパティの値を1に定義する必要があります。次に、プラスボタンを使用してこのテーブルに1行を追加し、このプロパティの名前と値をこの行に入力する必要があります。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、他のMapRDBコンポーネント、特にtMapRDBCloseと共に使います。

前提条件

始める前に、データベースで想定されているループバックIPの前提条件を満たしていることをご確認ください。

Talend Studio との操作を確実に行うには、Hadoopディストリビューションを適切にインストールする必要があります。以下のリストに、MapR関連の情報などを示します。

  • MapRクライアントは必ずTalend Studioのあるマシンにインストールして、そのマシンのPATH変数にMapRクライアントライブラリーを追加します。MapRのドキュメンテーションによると、各OSバージョンに対応するMapRクライアントのライブラリーは、MAPR_INSTALL\ hadoop\hadoop-VERSION\lib\nativeにあります。たとえば、Windows版のライブラリーは、\lib\native\MapRClient.dllにあるMapRクライアントのjarファイルにあります。

    指定のライブラリーを追加しないと、no MapRClient in java.library.pathというエラーが発生する可能性があります。

  • たとえば、[Window] (ウィンドウ)メニューの[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにある[Run/Debug] (実行/デバッグ)ビューの[Job Run VM arguments] (ジョブ実行VMの引数)エリアで、-Djava.library.path引数を設定するために使われます。この引数により、そのMapRクライアントのネイティブライブラリーへのパスがTalend Studioに渡されるので、サブスクリプションベースのユーザーはデータビューアーをフルに活用して、MapRに保存されたデータをTalend Studioでローカルに表示できます。

Hadoopディストリビューションのインストール方法の詳細は、使用しているHadoopディストリビューションに対応するマニュアルをご覧ください。

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