tBonitaInstantiateProcessの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtBonitaInstantiateProcessを設定するために使われます。
標準のtBonitaInstantiateProcessコンポーネントは、ビジネスファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。
基本設定
[Schema] (スキーマ)と[Edit Schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。 このコンポーネントのスキーマは読み取り専用です。[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックすると、スキーマを表示できます。 このコンポーネントでは、スキーマは選択したモジュールに関連しています。 情報メモ注: ProcessInstanceUUIDカラムは、このコンポーネントのスキーマで事前定義されており、作成されるプロセスインスタンスのID番号用に予約されています。
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[Bonita version] (Bonitaバージョン) |
使用するBonitaランタイムエンジンのバージョン番号を選択します。 |
[Bonita Client Mode] (Bonitaクライアントモード) |
Bonitaプロセスのインスタンス化に使うクライアントモードを選択します。 すべてのBonitaクライアントモードの詳細は、Bonitaのマニュアルをご覧ください。 |
URL |
プロセスのインスタンス化のためにアクセスする必要があるBonita WebアプリケーションサーバーのURLを入力します。 このフィールドは、Yarnクライアントモードの使用時にのみ使えます。 |
[Bonita Runtime Home] (Bonitaランタイムホーム) |
Bonitaランタイム環境ディレクトリーを参照するか、パスを入力します。 情報メモ注: このフィールドは、Bonita Client ModeリストでJava Clientを選択した時に使用可能になります。
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[Use Process ID] (プロセスIDを使用) |
既存のプロセスをインスタンス化するには、このチェックボックスをオンにします。 オンにすると[Process Definition ID] (プロセス定義ID)フィールドがアクティブになるので、プロセスの定義IDを入力できます。 情報メモ注: [process definition ID] (プロセス定義ID)は、プロセスがBonitaランタイムエンジンにデプロイされる時に作成されます。
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[Process Name] (プロセス名)と[Process Version] (プロセスバージョン) |
インスタンス化する特定のプロセスのID情報を入力します。この情報はプロセスのIDを生成するために使われます。 |
[User name] (ユーザー名) |
このプロセスのインスタンス化に使ったユーザー名を入力します。 |
[Password] (パスワード) |
このプロセスのインスタンス化に使ったパスワードを入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスはデフォルトでオフになっています。すなわち、エラーが発生した行をスキップし、エラーが発生していない行のプロセスを完了させます。 |
詳細設定
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
ProcessInstanceUUID: 作成されているプロセスインスタンスのID番号。これはFlow変数で、文字列を返します。[Row] (行) > [Main] (メイン)出力リンクで取得することもできます。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、通常、スタンドアロンコンポーネントか出力コンポーネントとして使われます。 このコンポーネントを使うには、使う必要があるBonitaソリューションを手動でダウンロードする必要があります。 |
接続 |
外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク): [Row] (行): メイン(このプロセスからの出力パラメーターを提供) [Trigger] (トリガー): Run if; On Component Ok; On Component Error, On Subjob Ok, On Subjob Error 受信リンク(あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク): [Row] (行): メイン(このプロセスへの入力パラメーターを提供) [Trigger] (トリガー): Run if, On Component Ok, On Component Error, On Subjob Ok, On Subjob Error 接続の詳細は、ジョブにおける接続の使い方をご覧ください。 |
制限事項 |
Bonitaランタイム環境ファイル、BonitaランタイムJAASファイル、Bonitaランタイムログファイルはすべて、このコンポーネントを使うジョブの実行サーバーに保管する必要があります。 |