Correl - チャート関数
Correl() は、2 つのデータ セットの集計相関係数を返します。相関関数はデータ セット間の関係を表すメジャーとして、チャート軸に対して反復処理される (x,y) 値のペアに対して集計されます。
構文:
Correl([{SetExpression}] [DISTINCT] [TOTAL [<fld{, fld}>]] value1, value2 )
戻り値データ型: 数値
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
value1, value2 | 相関係数を測定する 2 つのサンプル セットを含む数式または項目。 |
SetExpression | デフォルトでは、集計関数は選択されたレコード セットに対して集計を行います。Set 分析数式でレコード セットを定義することも可能です。 |
DISTINCT | 関数の引数の前に DISTINCT という用語が付いている場合、関数の引数の評価から生じる重複は無視されます。 |
TOTAL |
関数の引数の前に TOTAL の文字が配置されている場合、現在の軸の値に関連しているものだけでなく、現在の選択範囲内にあるすべての可能な値に対して計算が実行されます。つまりチャート軸は無視されます。 TOTAL [<fld {.fld}>] (ここで、TOTAL 修飾子の後には、1 つまたは複数の項目名のリストがチャート軸変数のサブセットとして続く) を使用して、合計絞込値のサブセットを作成できます。 |
制限事項:
内部集計に TOTAL 修飾子が含まれない限り、集計関数のパラメーターに他の集計関数を含めることはできません。 ネストされた集計関数が必要な場合、指定された軸と組み合わせて高度な関数 Aggr を使用します。
データペアのどちらか、または両方にテキスト値、NULL 値、不明な値があると、すべてのデータペアが無視されます。
例と結果:
例 | 結果 |
---|---|
Correl(Age, Salary) |
軸 |
Correl(TOTAL Age, Salary)) |
0.927. これ以降は、読みやさの観点から小数点以下 3 桁で結果を示しています。 軸 Gender のフィルター パネルを使用する場合、Female を選択すると 0.951 となり、Male を選択すると 0.939 となります。これは、他の Gender 値に属する結果がすべて除外されるためです。 |
Correl({1} TOTAL Age, Salary)) |
0.927. 選択に不依存。これは、set 数式 {1} により選択と軸が無視されるためです。 |
Correl(TOTAL <Gender> Age, Salary)) |
合計セルの結果は 0.927、Male のすべての値は 0.939、Female のすべての値は 0.951 となります。これは、フィルター パネルで Gender に基づいて選択した結果に対応しています。 |
例で使用されているデータ:
Salary:
LOAD * inline [
"Employee name"|Gender|Age|Salary
Aiden Charles|Male|20|25000
Brenda Davies|Male|25|32000
Charlotte Edberg|Female|45|56000
Daroush Ferrara|Male|31|29000
Eunice Goldblum|Female|31|32000
Freddy Halvorsen|Male|25|26000
Gauri Indu|Female|36|46000
Harry Jones|Male|38|40000
Ian Underwood|Male|40|45000
Jackie Kingsley|Female|23|28000
] (delimiter is '|');