Remote Engineでジョブ実行を監視
Talend Remote Engineで実行されているデータ統合ジョブを監視できます。
情報メモ注: この機能を利用するためには、Talend Studio 7.3 R2020-07以降のバージョンが必要です。
      ジョブがTalend Remote Engineのバージョン2.9.2で実行されるようスケジュールされている場合、Talend Management Consoleは、カスタマイズしたダッシュボードを職場の監視システムやAPM(ELK、Datadog、Azure Monitor、Amazon CloudWatchのようなアプリケーションパフォーマンス監視ツール)でビルドするうえで必要となるデータを提供できます。
Talend Remote EngineとAPMにメトリクスとログ収集システムを設定すれば、エンジンを介してTalend Management ConsoleからAPMに送信される情報によってダッシュボードをデザインして整理できるようになります。
たとえば次のようなデータをダッシュボードで監視できます。 
      - ジョブ実行ステータス
 - Talend Remote Engineの可用性
 - リソース消費量(CPU、メモリ、ディスク容量)
 - ワークロード(実行タスクの数)
 
利用できるメトリクス
次のメトリクスと追加ログは、APMツールに統合できるTalend Remote Engineによって提供されます。
古いバージョンのRemote Engineからの既存ログ:
			      - ジョブ実行ログ
 - Remote Engineログ
 
Talend Remote Engine 2.9.2以降のバージョンからの新しいログ
			      - ジョブ管理ログ
 - ジョブ、Remote Engine、オペレーティングシステムのパフォーマンスメトリクスとコンテキスト
- OSリソース消費量
 - Remote Engineのリソース消費量とワークロード
 - ジョブ実行時のリソース消費量(CPU、メモリ)
 - ジョブ実行履歴(コンポーネント情報、ステータス、期間を含む)
 - ジョブ実行のパフォーマンス(処理されたレコードや拒否されたレコードなど)
 
 
メトリクスの形式には2種類あり、Remote Engineが公開するHTTPエンドポイントからアクセスできます。
		    - 汎用のJSONファイル
 - Prometheusと互換性がある形式
 
機能を使用
監視機能を使い始めるためには、次の操作が必要です。 
			      - Remote Engineの新しいバージョンをダウンロードしてインストールする。
 - Talend Management Consoleの開発環境でRemote Engineを設定する。
 - Talend Studioをインストールするか、7.3 R2020-07以降のバージョンにアップデートする。
 - Talend Studioの新しいバージョンからTalend Management Consoleにジョブを再公開する。
 - 最新バージョンのジョブが使用されるようタスクをアップデートする(自動アップデートされない場合)。
 - ジョブを実行する。
 
APMとTalendアプリ間の接続設定は、使用するAPMによって異なります。Qlik Communityで、How to configure observability metrics with Talend Cloud - Remote Engineの例をご覧ください。
デフォルトでは、Talend Management Consoleのタスクの[Run overview] (実行概要)ページでメトリクスを表示できます。Talend Remote EngineがTalend Management Consoleにメトリクスを送信しないようにする必要がある場合は、サポートチームにご連絡ください。