Remote Engineでタスクを並列実行
Talend Remote Engineはこれまで、さまざまなタスクの並列実行が可能でした。v2.12.0以降では、同一タスクの同時実行もサポートするようになりました。
つまり、v2.12.0以降では1台のRemote Engineで同じタスクの複数のインスタンスを並列実行できます。
このセクションは、1台のRemote Engine ( Remote Engineクラスターの一部であるかどうかに関わらず)の並列実行機能を管理するための設定について説明しています。
始める前に
- エンジンの最新バージョンがインストールされていることをご確認ください。
- 特に1台のRemote Engineでタスクの並列実行を有効させたい場合は、タスクがスレッドセーフであるよう、つまり並列実行に適応しているように、ジョブデザインと実装に並列プログラミング技術が適用されていることを確認します。たとえば、並列実行が共有リソースに一貫してアクセスできることが必要です。
手順
タスクの結果
トラブルシューティング: タスクのスレッドが複数デプロイされている場合、あるスレッドが誤って他のスレッドを上書きしてしまい、全体のデプロイメントが失敗してしまうことがあります。
この問題を修復するためには、次の操作を実行します。
- org.talend.ipaas.rt.deployment.agent.cfgファイルを開きます。
- このファイルに次のパラメーターを追加します。
lock.same.task.jobs.parallel.deployment=true
- ファイルを保存し、お使いのエンジンを再起動します。
同じジョブの他の並列スレッドによって上書きされないよう、このパラメーターは展開中のスレッドをロックします。