addyears - スクリプトおよびチャート関数
この関数は、startdate の n 年の日付、またはn が負の場合には startdate の n 年前の日付を返します。
構文:
AddYears(startdate, n)
戻り値データ型: dual
addyears() 関数は、startdate に対して定義された年数 n を加算または減算します。次に結果の日付を返します。
引数 | 説明 |
---|---|
startdate |
タイムスタンプの開始日。例: '2012-10-12' |
n | 正または負の整数の年数。 |
例 | 結果 |
---|---|
addyears ('01/29/2010',3) | 「01/29/2013」を返します |
addyears ('01/29/2010',-1) | 「01/29/2009」を返します |
地域の設定
特に指定のない限り、このトピックの例では次の日付書式を使用しています: MM/DD/YYYY。日付書式は、データ ロード スクリプトの SET DateFormat ステートメントで指定されています。既定の日付書式は、地域の設定やその他の要因により、システムによって異なる場合があります。以下の例の書式は、要件に合わせて変更できます。または、これらの例に一致するようにロード スクリプトの書式を変更できます。
App の既定の地域設定は、Qlik Sense がインストールされているコンピューターまたはサーバーの地域システム設定に基づいています。アクセスしている Qlik Sense サーバーがスウェーデンに設定されてい場合、データ ロード エディターは、日付、時間、および通貨にスウェーデンの地域設定を使用します。これらの地域の書式設定は、Qlik Sense ユーザー インターフェースに表示される言語とは関係ありません。Qlik Sense は使用しているブラウザと同じ言語で表示されます。
例 1 – 簡単な例
概要
データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいタブに追加します。
ロード スクリプトには次が含まれています。
-
Transactions というテーブルにロードされる、2020 年~2022 年の一連のトランザクションを含むデータセット。
-
DateFormat システム変数形式 (MM/DD/YYYY) で提供されている日付項目。
-
トランザクション発生の 2 年後の日付を返す項目 [two_years_later] の作成。
ロード スクリプト
SET DateFormat='MM/DD/YYYY';
Transactions:
Load
*,
addyears(date,2) as two_years_later
;
Load
*
Inline
[
id,date,amount
8188,'01/10/2020',37.23
8189,'02/28/2020',17.17
8190,'04/09/2020',88.27
8191,'04/16/2020',57.42
8192,'05/21/2020',53.80
8193,'08/14/2020',82.06
8194,'10/07/2020',40.39
8195,'12/05/2020',87.21
8196,'01/22/2021',95.93
8197,'02/03/2021',45.89
8198,'03/17/2021',36.23
8199,'04/23/2021',25.66
8200,'05/04/2021',82.77
8201,'06/30/2021',69.98
8202,'07/26/2021',76.11
8203,'12/27/2021',25.12
8204,'02/02/2022',46.23
8205,'02/26/2022',84.21
8206,'03/07/2022',96.24
8207,'03/11/2022',67.67
];
結果
データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、これらの項目を軸として追加します:
-
date
-
two_years_later
日付 | two_years_later |
---|---|
01/10/2020 | 01/10/2022 |
02/28/2020 | 02/28/2022 |
04/09/2020 | 04/09/2022 |
04/16/2020 | 04/16/2022 |
05/21/2020 | 05/21/2022 |
08/14/2020 | 08/14/2022 |
10/07/2020 | 10/07/2022 |
12/05/2020 | 12/05/2022 |
01/22/2021 | 01/22/2023 |
02/03/2021 | 02/03/2023 |
03/17/2021 | 03/17/2023 |
04/23/2021 | 04/23/2023 |
05/04/2021 | 05/04/2023 |
06/30/2021 | 06/30/2023 |
07/26/2021 | 07/26/2023 |
12/27/2021 | 12/27/2023 |
02/02/2022 | 02/02/2024 |
02/26/2022 | 02/26/2024 |
03/07/2022 | 03/07/2024 |
03/11/2022 | 03/11/2024 |
[two_years_later] 項目は、addyears() 関数を使用して、先行する LOAD ステートメントで作成されます。提供される最初の引数は、評価される日付を識別します。2 番目の引数は、開始日付に対して加算または減算する年数です。この場合、値 2 が入力されます。
トランザクション 8193 は 2020 年 8 月 14 日に発生しました。そのため、addyears() 関数は [two_years_later] 項目に対して 2022 年 8 月 14 日を返します。
例 2 – チャート オブジェクトの例
概要
データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいタブに追加します。
ロード スクリプトには次が含まれています。
-
Transactions というテーブルにロードされる、2020 年~2022 年の一連のトランザクションを含むデータセット。
-
DateFormat システム変数形式 (MM/DD/YYYY) で提供されている日付項目。
チャート オブジェクトで、トランザクション発生時から 1 年前の日付を返すメジャー prior_year_date を作成します。
ロード スクリプト
SET DateFormat='MM/DD/YYYY';
Transactions:
Load
*
Inline
[
id,date,amount
8188,'01/10/2020',37.23
8189,'02/28/2020',17.17
8190,'04/09/2020',88.27
8191,'04/16/2020',57.42
8192,'05/21/2020',53.80
8193,'08/14/2020',82.06
8194,'10/07/2020',40.39
8195,'12/05/2020',87.21
8196,'01/22/2021',95.93
8197,'02/03/2021',45.89
8198,'03/17/2021',36.23
8199,'04/23/2021',25.66
8200,'05/04/2021',82.77
8201,'06/30/2021',69.98
8202,'07/26/2021',76.11
8203,'12/27/2021',25.12
8204,'02/02/2022',46.23
8205,'02/26/2022',84.21
8206,'03/07/2022',96.24
8207,'03/11/2022',67.67
];
結果
データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、この項目を軸として追加します:date。
次のメジャーを作成して、各トランザクションから 1 年前の日付を計算します。
=addyears(date,-1)
日付 | =addyears(date,-1) |
---|---|
01/10/2020 | 01/10/2019 |
02/28/2020 | 02/28/2019 |
04/09/2020 | 04/09/2019 |
04/16/2020 | 04/16/2019 |
05/21/2020 | 05/21/2019 |
08/14/2020 | 08/14/2019 |
10/07/2020 | 10/07/2019 |
12/05/2020 | 12/05/2019 |
01/22/2021 | 01/22/2020 |
02/03/2021 | 02/03/2020 |
03/17/2021 | 03/17/2020 |
04/23/2021 | 04/23/2020 |
05/04/2021 | 05/04/2020 |
06/30/2021 | 06/30/2020 |
07/26/2021 | 07/26/2020 |
12/27/2021 | 12/27/2020 |
02/02/2022 | 02/02/2021 |
02/26/2022 | 02/26/2021 |
03/07/2022 | 03/07/2021 |
03/11/2022 | 03/11/2021 |
one_year_prior メジャーは、 addyears() 関数を使用してチャート オブジェクトに作成されます。提供される最初の引数は、評価される日付を識別します。2 番目の引数は、 startdate に対して加算または減算する年数です。この場合、値 -1 が入力されます。
トランザクション 8193 は 8 月 14 日に発生しました。そのため、addyears() 関数は [one_year_prior] 項目に対して 2019 年 8 月 14 日を返します。
例 3 – シナリオ
概要
データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいタブに追加します。
ロード スクリプトには次が含まれています。
-
「Warranties」というテーブルにロードされるデータセット。
-
製品 ID、購入日付、保証期間、購入価格の情報。
エンドユーザーは、製品 ID ごとに各製品の保証終了日を表示するチャート オブジェクトを希望しています。
ロード スクリプト
Warranties:
Load
*
Inline
[
product_id,purchase_date,warranty_length,purchase_price
8188,'01/13/2020',4,32000
8189,'02/26/2020',2,28000
8190,'03/27/2020',3,41000
8191,'04/16/2020',4,17000
8192,'05/21/2020',2,25000
8193,'08/14/2020',1,59000
8194,'10/07/2020',2,12000
8195,'12/05/2020',3,12000
8196,'01/22/2021',4,24000
8197,'02/03/2021',1,50000
8198,'03/17/2021',2,80000
8199,'04/23/2021',3,10000
8200,'05/04/2021',4,30000
8201,'06/30/2021',3,30000
8202,'07/26/2021',4,20000
8203,'12/27/2021',4,10000
8204,'06/06/2022',2,25000
8205,'07/18/2022',1,32000
8206,'11/14/2022',1,30000
8207,'12/12/2022',4,22000
];
結果
データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、これらの項目を軸として追加します:
-
product_id
-
purchase_date
-
warranty_length
次のメジャーを作成して、各保証期間の終了日付を計算します。
=addyears(purchase_date,warranty_length)
product_id | purchase_date | warranty_length | =addyears(purchase_date,warranty_length) |
---|---|---|---|
8188 | 01/13/2020 | 4 | 01/13/2024 |
8189 | 02/26/2020 | 2 | 02/26/2022 |
8190 | 03/27/2020 | 3 | 03/27/2023 |
8191 | 04/16/2020 | 4 | 04/16/2024 |
8192 | 05/21/2020 | 2 | 05/21/2022 |
8193 | 08/14/2020 | 1 | 08/14/2021 |
8194 | 10/07/2020 | 2 | 10/07/2022 |
8195 | 12/05/2020 | 3 | 12/05/2023 |
8196 | 01/22/2021 | 4 | 01/22/2025 |
8197 | 02/03/2021 | 1 | 02/03/2022 |
8198 | 03/17/2021 | 2 | 03/17/2023 |
8199 | 04/23/2021 | 3 | 04/23/2024 |
8200 | 05/04/2021 | 4 | 05/04/2025 |
8201 | 06/30/2021 | 3 | 06/30/2024 |
8202 | 07/26/2021 | 4 | 07/26/2025 |
8203 | 12/27/2021 | 4 | 12/27/2025 |
8204 | 06/06/2022 | 2 | 06/06/2024 |
8205 | 07/18/2022 | 1 | 07/18/2023 |
8206 | 11/14/2022 | 1 | 11/14/2023 |
8207 | 12/12/2022 | 4 | 12/12/2026 |