範囲関数
範囲関数は、値の配列を取得し、結果として 1 つの値を生成する関数です。すべての範囲関数は、データ ロード スクリプトおよびチャート式の両方で使用できます。
たとえば、ビジュアライゼーションでは、範囲関数でレコード間配列から 1 つの値を計算できます。データ ロード スクリプトでは、範囲関数で内部テーブルの値の配列から 1 つの値を計算できます。
各関数のドロップダウンを使用すると、その関数の簡単な説明や構文を確認できます。詳細を表示するには、構文の説明にある関数名をクリックします。
情報メモ範囲関数は、サポート対象外となった旧式の一般的な数値関数である numsum、numavg、numcount、nummin、nummax の代替として導入された新たな関数です。
基本的な範囲関数
RangeMax() は、数式または項目に含まれる最大値を返します。
rangemax(first_expr[, Expression])
RangeMaxString() は、数式または項目における、テキスト ソート順の最後の値を返します。
rangemaxstring(first_expr[, Expression])
RangeMin() は、数式または項目に含まれる最小値を返します。
rangemin(first_expr[, Expression])
RangeMinString() は、数式または項目における、テキスト ソート順の最初の値を返します。
rangeminstring(first_expr[, Expression])
RangeMode() は、数値または項目において、最も頻繁に登場する値 (モード値) を返します。
rangemode(first_expr[, Expression])
RangeOnly()は、数式が 1 つの一意の値を評価する場合に値を返すデュアル関数です。それ以外の場合は NULL が返されます。
rangeonly(first_expr[, Expression])
RangeSum() は値の範囲の合計を返します。数値以外の値はすべて 0 として扱われます。
rangesum(first_expr[, Expression])
カウンタ範囲関数
RangeCount() は、指定した数式または項目に含まれる値の数を、テキストおよび数字の両方で返します。
rangecount(first_expr[, Expression])
RangeMissingCount() は、数式または項目に含まれる、数値以外の値 (NULL を含む) を返します。
rangemissingcount(first_expr[, Expression])
RangeNullCount() は、数式または項目に含まれる NULL 値の数を返します。
rangenullcount(first_expr[, Expression])
RangeNumericCount() は、数値または項目に含まれる、数値の数を返します。
rangenumericcount(first_expr[, Expression])
RangeTextCount() は、数値または項目に含まれる、テキスト値の数を返します。
rangetextcount(first_expr[, Expression])
統計的範囲関数
RangeAvg()は、範囲の平均を返します。関数には、値の範囲または数式のいずれかを入力できます。
rangeavg(first_expr[, Expression])
RangeCorrel() は、2 つのデータ セットの相関係数を返します。相関係数はデータ セット間の関係を表すメジャーです。
rangecorrel(x_values
, y_values[, Expression])
RangeFractile() は、数値の範囲における n 番目の fractile (変位値) に相当する値を返します。
rangefractile(fractile, first_expr[ ,Expression])
RangeKurtosis() は、数値の範囲の尖度に相当する値を返します。
rangekurtosis(first_expr[, Expression])
RangeSkew() は、数値の範囲の歪度に相当する値を返します。
rangeskew(first_expr[, Expression])
RangeStdev() は、数値の範囲の標準偏差を返します。
rangestdev(expr1[, Expression])
財務範囲関数
RangeIRR() は、入力値で表される一連のキャッシュフローの内部収益率を返します。
RangeIRR(value[, value][, Expression])
RangeNPV() は、割引率および一連の将来の定期的な支払 (負の値) および収入 (正の値) に基づき、投資の正味現在価値を返します。結果は、money のデフォルトの数値書式で返されます。
RangeNPV(discount_rate,
value[, value][, Expression])
RangeXIRR() は、キャッシュ フロー明細表に対する内部収益率 (年次) を返します。キャッシュ フロー明細表は、定期的である必要はありません。一連の定期的キャッシュ フローに対する内部利益率の計算には、RangeIRR 関数を使用します。
RangeXIRR(values,
dates[, Expression])
RangeXNPV() は、pmt と date の数値ペアで表されるキャッシュ フロー計算書の値 (不定期の場合もあります) の正味現在価値を返します。すべての支払いは、年 365 日の日割り計算で割り引かれます。
RangeXNPV(discount_rate,
values, dates[, Expression])