Qlik Senseでの使用が推奨されていない関数とステートメント
QlikView のロード スクリプトとチャートの数式で利用できる大部分の関数とステートメントは、Qlik Sense でもサポートされていますが、一部の関数とステートメントの Qlik Sense での使用は推奨されていません。以前のバージョンの Qlik Sense で使用可能であって、廃止される可能性のある関数とステートメントもあります。
互換性の理由から、それらの関数とステートメントは動作するようになっていますが、今後のバージョンではサポートされなくなる可能性があるため、このセクションの推奨事項に従ってコードを更新することをお勧めします。
Qlik Sense での使用が推奨されていないスクリプト ステートメント
以下のテーブルでは、Qlik Sense での使用が推奨されていないスクリプト ステートメントが含まれています。
ステートメント | 推奨事項 |
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Command | 代わりに、SQL を使用します。 |
CustomConnect | 代わりに、Custom Connect を使用します。 |
Qlik Sense での使用が推奨されていないスクリプト ステートメント パラメータ
以下のテーブルでは、Qlik Sense での使用が推奨されていないスクリプト ステートメント パラメータについて記載しています。
ステートメント | パラメータ |
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Buffer |
次のパラメータの代わりに、Incremental を使用します。
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LOAD |
以下のパラメータのキーワードは、QlikView ファイル変換ウィザードで生成されます。データがリロードされた場合、機能は維持されますが、Qlik Sense では、以下のパラメータを使用してステートメントを生成するためのガイド付きサポートやウィザードは提供していません。
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Qlik Sense での使用が推奨されていない関数
以下のテーブルでは、Qlik Sense での使用が推奨されていないスクリプト関数とチャート関数について記載しています。
関数 | 推奨事項 |
---|---|
NumAvg NumCount NumMax NumMin NumSum |
代わりに、範囲関数を使用します。 |
Color() QliktechBlue QliktechGray |
代わりに、その他のカラー関数を使用します。QliktechBlue() は RGB(8, 18, 90) に、QliktechGray は RGB(158, 148, 137) に置き換えると、同じ色にすることができます。 |
QlikViewVersion |
代わりに、EngineVersion を使用します。 |
ProductVersion |
代わりに、EngineVersion を使用します。 |
QVUser | |
Year2Date | 代わりに、YearToDate を使用します。 |
Vrank | 代わりに、Rank を使用します。 |
WildMatch5 | 代わりに、WildMatch を使用します。 |
ALL 修飾子
QlikView では、ALL 修飾子を数式の前に配置します。これは {1} TOTAL を使用するとの同じです。この場合、チャートの軸や現在の選択を無視して、ドキュメント内の項目のすべての値に対して計算を行います。ドキュメントの論理状態に関係なく、常に同じ値が返されます。ALL 修飾子が使用された場合、ALL 修飾子はそれ自体で SET を定義するので、SET 数式は利用できません。ALL 修飾子は、このバージョンの Qlik Sense では機能しますが、今後のバージョンではサポートされなくなる可能性があります。