converttolocaltime - スクリプトおよびチャート関数
UTC または GMT の日付と時刻をデュアル値として現地時間に変換します。
構文:
ConvertToLocalTime(timestamp [, place [, ignore_dst=false]])
戻り値データ型:デュアル
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
timestamp | 例えば、'2012-10-12' のように、変換するタイムスタンプまたは計算結果がタイムスタンプになる数式として評価する日付。 |
place |
下記の場所とタイム ゾーンの表に示された場所またはタイム ゾーン。あるいは、GMT または UTC を使用して現地時間を定義できます。次の値とタイム オフセットの範囲が有効です。
情報メモ標準タイム オフセットのみ使用できます。GMT-04:27 など、任意のタイム オフセットを使用することはできません。
|
ignore_dst | True に設定すると、DST (夏時間) が無視されます。 |
ignore_dst が True に設定されている場合を除き、結果として返される時刻は夏時間に調整されます。
場所とタイム ゾーン
ConvertToLocalTime 関数は、Windows レジストリにある世界各地の場所とタイム ゾーンの情報を取得します。従って、この関数が作動するには、使用する場所の名称が Windows レジストリの対応の名称と一致していなければなりません。
また Windows レジストリに登録されている表記はご使用の Windows の言語設定によっても異なります。これは、言語によって国名や都市名に異なる綴りが使用されていることがあるためです。
Windows レジストリで用いられている場所とタイムゾーンの完全な一覧については以下をご参照ください:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Time Zones
またタイム ゾーンと場所の一覧には Windows のコントロール パネルからアクセスすることもできます。コントロール パネル を開き、日付と時刻、タイム ゾーンの変更 の順に選択してください。ドロップダウン リストに、各タイム ゾーンに関連付けられている都市と国がすべて収録されています。
例と結果:
例 | 結果 |
---|---|
ConvertToLocalTime('2007-11-10 23:59:00','Paris') | '2007-11-11 00:59:00' と、対応する日付と時刻の内部表現を返します。 |
ConvertToLocalTime(UTC(), 'GMT-05:00') | 北米東海岸 (ニューヨークなど) の時刻を返します。 |
ConvertToLocalTime(UTC(), 'GMT-05:00', True) | 夏時間調整なしで、北米東海岸 (ニューヨークなど) の時刻を返します。 |
DST と組み合わせた GMT オフセットの使用
QlikView 2018 年 11 月に International Components for Unicode (ICU) ライブラリを実装した後、GMT (グリニッジ標準時) オフセットを DST (夏時間) と組み合わせて使用するには、追加の緯度情報が必要です。
GMT は経度 (東西) のオフセットですが、DST は緯度 (南北) のオフセットです。例えば、ヘルシンキ (フィンランド) とヨハネスブルグ (南アフリカ) は同じ GMT+02:00 オフセットを共有しますが、同じ DST オフセットを共有しません。つまり、GMT オフセットに加えて、すべての DST オフセットには、ローカルの DST 条件に関する完全な情報を取得するために、ローカルタイムゾーン (地理的タイムゾーン入力) の緯度位置に関する情報が必要です。