ここでは、QlikView の新機能と更新された機能をいくつか紹介します。
WebView2 を使用する QlikView Desktop
QlikView Desktop はレンダリング エンジンを WebView2 に変更しました。WebView2 は、MS Internet Explorer テクノロジをベースとした以前の WebView に代わる、最新の Microsoft Edge ベースの Web テクノロジです。
TLS 1.3 のサポート
TLS 1.3 のサポートは QlikView May 2023 に追加されました。これに伴い、TLS 1.0 および 1.1 のサポートが終了しました。これは、QlikView が TLS 1.2 と TLS 1.3 をサポートすることを意味します。
より強力な暗号化を使用
QlikView May 2023 では、AES128 の代わりに AES256 暗号化が使用されるようになりました。これは主にサービス間通信で使用され、証明書の信頼を使用して QlikView サービスを実行している場合は、新しいキーを生成する必要があることを意味します。
時系列分析機能
いくつかの新しい関数を使用すると、時系列データセットを傾向と季節性に分解できます。傾向関数はデータの方向を特定し、季節性関数は既知の周期性で季節性を決定します。残差関数は、季節成分または傾向成分に関連付けられていない変動 (ノイズ) を識別します。これらの機能を使用すると、時系列データのパターンと傾向の可視性が向上し、将来のアクションをより適切に計画できるようになります。
数式内の追加関数
Cephes ライブラリの次の分布関数が追加され、シミュレーションのより高度な統計分析を実行できるようになりました。
AccessPoint のカスタマイズの改善
AccessPoint をカスタマイズした後にシステムをアップグレードする場合、これらの変更はアップグレード後も維持されるようになりました。
ホーム ボタン
AJAX クライアントと QlikView プラグインにホーム ボタンが追加されました。このボタンを押下すると、AccessPoint に戻ります。
Direct Discovery 機能の無効化
Direct Discovery 機能は QlikView May 2023 では無効化されました。これを引き続き使用する必要がある場合は、有効にする方法について Qlik サポートにお問い合わせください。
終了のお知らせ – QlikView Mobile クライアント
QlikView Mobile クライアントのサポートは、現在 2024 年 5 月に予定されている QlikView の次の機能リリースで削除される予定です。携帯電話とタブレットの両方で Ajax クライアントを引き続き使用できますが、ネイティブ アプリケーションは削除されます。
