[ロード スクリプトの編集] ダイアログ
[ロード スクリプトの編集] ダイアログは、[ファイル] メニューから、もしくはツールバーの ロード スクリプトの編集アイコン をクリックして開きます。
このダイアログでは、スクリプトを入力して実行し、製品ドキュメントを ODBC データ ソースやさまざまなタイプのデータ ファイルに接続し、要求した情報を取得できます。
スクリプトは、手作業で入力することも自動的に生成することもできます。複雑なスクリプト ステートメントの場合は、少なくともその一部を手作業で入力することが必要になります。
ロード スクリプトの編集ダイアログでは、オートコンプリートを採用しているため、入力すると、最後まで入力しなくても入力したい内容をプログラムが予測します。スクリプト構文で使われる単語も予測に含まれます。スクリプトはまた、構文のコンポーネント別に色分けされます。ツール > エディタ設定 を選択して、カスタマイズできます。
ダイアログの上部には、スクリプトに関連するさまざまなコマンドのメニュー バーがあります。最も多く使用されるコマンドは、ツールバーにもあります。ツールバーには、ロード スクリプトのタブを選択できるドロップダウン リストもあります。
[ロード スクリプトの編集] ダイアログのメニュー
オプション | 説明 |
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リロード | スクリプトを実行し、ダイアログを閉じ、[シート プロパティ] ダイアログの [項目] ページを開きます。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。 |
デバッグ | デバッガでスクリプトの実行を開始します。デバッガは、スクリプト内のエラーの検索に使用します。スクリプトのすべてのステートメントを監視でき、スクリプトを実行しながら変数の値を確認できます。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。 |
隠しロード スクリプトの編集 | 隠しスクリプトのスクリプト タブを開きます。ここで、スクリプトの非表示部分を定義できます。この部分は、リロードを実行するとき、一般的なスクリプトの前に実行されます。隠しスクリプトのタブは常に、開いているスクリプト タブの左側に表示されます。隠しスクリプトの作成またはアクセスには、パスワードが必須です。 |
隠しロード スクリプト用パスワードの変更 | 隠しパスワード新規作成 ダイアログを開きます。ここでは、隠しスクリプトにアクセスするための新しいパスワードを設定できます。 |
隠しロード スクリプトの作成 | 隠しロード スクリプト用パスワード新規作成 ダイアログを開き、隠しロード スクリプト用のパスワードを設定します。すると、"Hidden Script" という名前の新しいタブがスクリプト画面に追加されます。ここで、スクリプトの非表示部分を定義できます。この部分は、リロードを実行するとき、一般的なスクリプトの前に実行されます。隠しスクリプトのタブは常に、開いているスクリプト タブの左側に表示されます。 |
隠しロード スクリプトの削除 | ロード スクリプトの編集 ダイアログ ボックスから、隠しロード スクリプトを削除します。 |
上書き保存 | アクティブなドキュメントをファイルに保存します。データ、スクリプト、およびレイアウトが保存されます。このコマンドは、次のキーボード ショートカットで呼び出すこともできます: CTRL+S。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。 |
名前を付けて保存 | アクティブなドキュメントに新しい名前を付けて新しいドキュメント ファイルとして保存します。 |
外部スクリプト ファイルを開く | スクリプトを含むファイルを参照するダイアログが開き、スクリプト パネルに新しいタブを追加してファイルを開きます。スクリプト パネルでは、QlikView の色分けを使用してスクリプトを編集できます。 |
外部スクリプト ファイルの保存 | 外部スクリプト ファイルを保存します。 |
スクリプト ファイルにエクスポート | スクリプト全体をテキスト ファイルに保存します。テキスト ファイルは、表示される [スクリプトの保存] ダイアログで指定します。ファイルには、拡張子 .qvs が付きます。 |
アクティブな画面の印刷 | 任意のプリンタでアクティブなロード スクリプト タブを印刷できます。このコマンドは、次のキーボード ショートカットで呼び出すこともできます: CTRL+P。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。 |
すべての画面を印刷 | 任意のプリンタですべてのロード スクリプトを印刷できます。このコマンドからは隠しスクリプトは印刷されません。 |
テーブル ビューアー | [テーブル ビューアー] ダイアログが開かれ、このダイアログで、テーブル、項目、関連付けを視覚的に表示してロードされたデータの構造を調べることができます。このコマンドは、次のキーボード ショートカットで呼び出すこともできます: CTRL+T。 |
オプション | 説明 |
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元に戻す | 最後の変更を元に戻します (複数の操作を元に戻せます)。CTRL+Z を押した場合と同じです。 |
やり直し | 最後の 元に戻す をやり直します。CTRL+Y を押した場合と同じです。 |
切り取り | 選択されたテキストをクリップボードにエクスポートします。このコマンドは、[ロード スクリプトの編集] ダイアログのツールバーでも使用できます。CTRL+X を押した場合と同じです。 |
コピー | 選択されたテキストをクリップボードにコピーします。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。CTRL+C を押した場合と同じです。 |
貼り付け | クリップボードの内容をダイアログのカーソルの位置に貼り付けます。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。CTRL+V を押した場合と同じです。 |
削除 | 選択されたスクリプト テキストを削除します。DEL を押した場合と同じです。 |
スクリプト全体を削除 | スクリプトをクリアします。つまり、最初に自動生成された set ステートメント以外のすべてのテキストを削除します。 |
すべて選択 | スクリプトのテキスト全体を選択します。CTRL+A を押した場合と同じです。 |
検索/置換 | ダイアログが開かれ、ロード スクリプト内の数字または文字を検索して置換することができます。このコマンドは、ロード スクリプトの編集ダイアログのツールバーでも使用できます。CTRL+F を押した場合と同じです。 |
行指定 | ダイアログが開かれ、ここからスクリプト内の指定した行番号に移動できます。CTRL+G を押した場合と同じです。 |
大文字に設定 | 選択されたスクリプト テキストを大文字にします。 |
小文字に設定 | 選択されたスクリプト テキストを小文字にします。 |
大文字小文字を反転 | 選択されたスクリプト テキストの大文字小文字を逆に変更します。 |
Capitalize | 選択されたスクリプト テキストの先頭文字を大文字にします。 |
コメント |
スクリプト内のテキスト行をコメントに変換します。 |
コメント解除 | テキスト行を元のスクリプト テキストに変換します。 |
インデント設定 | ロード スクリプトでハイライトされた行にインデントを設定します。 |
インデント解除 | ロード スクリプトでハイライトされた行のインデントを解除します。 |
オプション | 説明 |
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Set ステートメント | [Set ステートメント ウィザード] を開き、新しい Set ステートメントの入力や事前定義されたステートメントの選択ができます。 |
環境変数 | オペレーティング システムのデフォルト設定に基づき、スクリプト内にデータ型変換変数を入力します。 |
スクリプト ファイル | スクリプトまたはスクリプトの一部が含まれたファイルを参照するダイアログが開き、そのファイルの内容をロード スクリプトのカーソルの位置に挿入します。 |
Include ステートメント | スクリプト ファイルの挿入 ダイアログを開きます。ここでは、qvs (既に保存されている QlikView スクリプト ファイル)、txt、または sql 形式のスクリプト ファイルを参照できます。 |
ドメイン SID | スクリプトで使用する NT ドメイン セキュリティ ID を取得します。NTDOMAINSID は、NT のセキュリティを管理する予約項目の 1 つとしてセクション アクセスで使用されます。 |
テスト スクリプト | テスト スクリプトを自動生成し、挿入します。 |
Load ステートメント | ファイル ロード もしくは インライン ロード で、LOAD ステートメントを挿入します。[インライン ロード] を選択すると [インライン データ ウィザード] ダイアログが開かれ、スプレッドシート スタイルのコントロールから load inline ステートメントを作成できます。 |
セクション アクセス | Publisher 認証テーブル、またはインライン ロードで、section access ステートメントを挿入します。 [Publisher 認証] を選択すると、[ファイル ウィザード] ダイアログが開きます。 [インライン ロード] を選択すると、[アクセス制御テーブル ウィザード] ダイアログを開きます。 |
Connect ステートメント | ロード スクリプトに connect ステートメントを挿入します。 |
Disconnect ステートメント | ロード スクリプトに disconnect ステートメントを挿入します。 |
タブ メニューは、スクリプトの構造を整理するのに役立ちます。
オプション | 説明 |
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タブの追加 | 新しいスクリプト タブを追加します。スクリプトは、左から右の順にタブごとに実行されます。現在のスクリプト タブが隠しスクリプトの一部の場合は、新しいタブが隠しスクリプト内にも作成されます。 |
カーソル位置にタブを挿入 | アクティブなタブの後に新しいタブを挿入します。カーソルの後に置かれているアクティブなタブ上のテキストはすべて、新しいタブに移動します。 |
名前の変更 | アクティブなタブの名前を変更するダイアログを開きます。 |
上へ | アクティブなタブを 1 つ左に移動します。隠しスクリプト タブの左には、タブを移動できません。 |
下へ | アクティブなタブを 1 つ右に移動します。 |
前のタブと結合する | アクティブなタブ上のすべてのテキストが前のタブの末尾に移動し、アクティブなタブは削除されます。 |
削除 | アクティブなタブを削除します。最後に残るスクリプト タブは、削除できません。 |
オプション | 説明 |
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ODBC アドミニストレータ 64 ビット | 64 ビット ODBC ドライバ用 [ODBC データ ソース アドミニストレータ] ダイアログを開きます。 |
ODBC アドミニストレータ 32 ビット | 32 ビット ODBC ドライバ用 [ODBC データ ソース アドミニストレータ] ダイアログを開きます。 |
エディタ設定 |
[ユーザー プロパティ] ダイアログが開かれ、ロード スクリプトに表示されるさまざまなテキスト タイプのフォントと色を設定できます。 |
構文チェック | ロード スクリプトの構文を確認し、初めのエラーで停止します。 |
[ヘルプ] は、QlikView の オンライン ヘルプ ファイルを開きます。
[ロード スクリプトの編集] ダイアログのパネル
ロード スクリプトの編集 ダイアログには、上にスクリプト パネルと下にツール パネルの 2 つのパネルがあります。
スクリプト パネル
スクリプト パネルには、実際のスクリプトが含まれます。スクリプトの各行に番号が付けられます。スクリプトは、タブで分けられたページに分割でき、左のタブから右のタブへ順に実行されます。
隠しスクリプトが使用されている場合は、一番左に別のタブで表示されます (パスワードが設定されている場合)。
スクリプトは、構文のコンポーネント別に色分けされます。ツール メニューから エディタ設定 を選択すると、色分けをカスタマイズできます。
ツール パネル
ツール パネルには、スクリプトを生成するための機能を含む 4 つのタブ ページがあります。
データ ページには、QlikView にデータを取得する基本的なコマンドが含まれます。
データベース グループのコマンドは、データ ソースへの接続とデータ ソースから項目を選択するために使用します。市販の DBMS を使用する場合は、QlikView とデータベースとのインターフェースに ODBC または OLE DB を使用できる場合があります。ODBC/OLE DB インターフェースからデータを取得する前に、DBMS をサポートする ODBC ドライバか OLEDB ドライバをコンピュータにインストールする必要があります。適切な ODBC/OLE DB ドライバをインストールしたら、データベースを ODBC データ ソースとして設定する必要があります。
コマンド | 説明 |
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OLE DB | OLE DB を使用してデータ ソースへの接続を確立します。 |
ODBC | ODBC を使用してデータ ソースへの接続を確立します。 |
QVSAdminDataProvider.dll | このカスタム コネクタを使用して QlikView Server に接続し、DMS や共有オブジェクトから情報をロードすることができます。 |
カスタム | カスタム データ ソースもドロップダウン ボックスに表示され、選択できます。QlikView は、オープン ソースのプラグイン インターフェースを提供し、従来のファイル、ODBC、または OLE DB インターフェースではカバーしないさまざまな種類のデータ ソースに対するプログラム カスタム インターフェースを実現できます。典型的な例は、Web サービスから使用できるデータです。プラグインは、Qlik のオープン ソースとして (要求したときに) 提供されるテンプレート コードの仕様に従ってプログラムを作成し、dll としてコンパイルする必要があります。次に dll を QV.EXE ファイルの隣に置き、カスタム ソースを使用できるようにします。 |
32 Bit 互換モード | 通常、QlikView は 64 ビット プロバイダを使用します。32 ビット ドライバのデータ ソースを使用する場合に、このチェック ボックスをオンにして強制的に ODBC/OLEDB connect ステートメントを 32 ビット プロバイダで実行します。 |
接続 | データ ソース を選択できる [データ リンク プロパティ] ダイアログを開く、または ODBC データソースを選択できる [データ ソースへの接続] ダイアログを開きます。 |
選択 | [Select ステートメントの作成] ダイアログを開きます。 |
ファイル データ グループでは、他のデータ ソースからのデータ取得が行えます。
オプション | 説明 |
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相対パス | このチェック ボックスをオンにすると、絶対パスでなく相対パスがロード スクリプトで使用されます。通常、相対パスは、ドキュメントを異なるコンピュータ間で移動させる場合に必要です。この設定は、[ユーザー プロパティ] ダイアログでも使用できます。そこで変更すると、ロード スクリプトの編集 および 隠しロード スクリプトの編集 ダイアログで変更されます。 |
FTP の使用 | テーブル ファイル、QlikView ファイル、または ファイルの Include をクリックしたときに FTP サーバーからファイルを選択するにはこのチェック ボックスをオンにします。 |
テーブル ファイル | テーブル ファイル をリスト表示する [ファイルを開く] ダイアログを開きます。1 つまたは複数のファイルを選択し、[OK] を押すと、1 つまたは複数の load ステートメントが生成されます。実行すると、スクリプトによって、対応するファイルからデータがロードされます。FTP の使用 オプションをオン (上記を参照) にした場合は、リストからサーバーを選択します (または使用するサーバーを入力し、[接続] をクリックします)。サーバーを選択したら、テキスト ファイルを選択します。 |
QlikView ファイル | QlikView ドキュメントを開く ダイアログを開きます。ファイルを選択すると、binary ステートメントがロード スクリプトの 1 行目に生成されます。このステートメントは QlikView ファイルからデータがロードしますが、レイアウト設定は使用されません。 |
Web ページ | [ファイル ウィザード] ダイアログが開かれ、データベース テーブルのソースとして URL を入力できます。 |
項目値 | [ファイル ウィザード] が開かれ、既にロードされた項目の内容をロードできます。 |
変数 ページには、QlikView 変数に関連する構文を貼り付けるためのコントロールがあります。
オプション | 説明 |
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貼り付け | 選択された関数をロード スクリプトに貼り付けます。 |
システム変数の表示 | このチェック ボックスをオンにすると、システム変数が 変数 ドロップダウンのリストに表示されます。 |
QlikView は、オープン ソースのプラグイン インターフェースを提供し、従来のファイル、ODBC、または OLEDB インターフェースではカバーしないさまざまな種類のデータ ソースに対するプログラム カスタム インターフェースを実現できます。典型的な例は、Web サービスから使用できるデータです。プラグインは、Qlik のオープン ソースとして (要求したときに) 提供されるテンプレート コードの仕様に従ってプログラムを作成し、dll としてコンパイルする必要があります。次に dll を QV.EXE ファイルの隣に置き、カスタム ソースを使用できるようにします。選択できるようにドロップダウン ボックスに表示されます。
[関数] ページには、データの QlikView の標準の関数をナビゲートしたり、貼り付けるためのツールが含まれています。
オプション | 説明 |
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関数の種類 | 下にある 関数 リストで対応する関数を表示するには、ドロップダウン リストで関数の種類を選択します。 |
関数 | このドロップダウン リストには、QlikView の標準スクリプト関数が含まれています。 |
貼り付け | 関数 リストで関数を選択し、スクリプトのカーソルのある位置に貼り付けます。 |
変数 ページには、QlikView 変数に関連する構文を貼り付けるためのコントロールがあります。
オプション | 説明 |
---|---|
貼り付け | 選択された変数をロード スクリプトに貼り付けます。 |
システム変数の表示 | このチェック ボックスをオンにすると、システム変数が 変数 ドロップダウンのリストに表示されます。 |
[設定] ページには、QlikView スクリプトのセキュリティ設定が含まれます。
オプション | 説明 |
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スクリプト権限の追加 | データベースを R/W モードで開く
このチェックボックスをオンにすると、 select ステートメントで mode is write 修飾子が使用できるようになります。 外部プログラムを実行する このオプションをオンにすると、スクリプト内で execute ステートメントを使用できます。 |
設定 | データベース接続の認証情報を暗号化する
このチェック ボックスをオンにすると、connect ステートメントの USERID と PASSWORD がスクリプト内で暗号化されます。 |