FieldValue - スクリプトおよびチャート関数
FieldValue() は、field_name 項目の elem_no の位置にある値を返します (ロード順)。
構文:
FieldValue(field_name , elem_no)
戻り値データ型: デュアル
引数:
- field_name: インデックスが必要な項目名。たとえば、テーブルの列など。 文字列値でなければなりません。これは、項目名は単一引用符で囲む必要があることを意味します。
- elem_no: ロード順序において、返される値が含まれる項目の位置 (要素) 番号を表します。これは、テーブルの行に対応している場合がありますが、要素 (行) がロードされる順序によっては対応していない場合もあります。
制限事項:
-
チャートの式いずれかにこのチャート関数が使用されている場合、チャートの y 値のソート、またはテーブルの式列ごとのソートは許可されません。よって、これらのソート機能は自動的に無効になります。ビジュアライゼーションまたはテーブルでこのチャート関数を使用すると、ビジュアライゼーションのソートは、レコード間の関数に対するソートされた入力の状態に戻ります。この制限は、同等のスクリプト関数には当てはまりません。
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elem_no が項目値の数より大きい場合は、NULL が返されます。
以下のデータの例をドキュメントに追加して実行します。以下の例では、テーブル Names の項目 First name を使用しています。
例 | 結果 |
---|---|
チャート関数 - 軸 First name を含むテーブルで、メジャーとして、次の項目を追加します。 FieldValue('First name','1') |
John (ロード順序でソートされた場合、John は First name 項目の最初に登場するため。ただしリスト ボックスではロード順序ではなくアルファベット順にソートされるため、John は上から 2 番目 (Jane の次) に表示されます。 |
First name を使用したチャート関数: FieldValue('First name','7') |
NULL (First name 項目には値が 6 つしかないため) |
スクリプト関数 - テーブル Names がデータの例のようにロードされた場合: John1: Load FieldValue('First name',1) as MyPos1 Resident Names; |
MyPos1=John (ロード順序でソートされた場合、John は First name 項目の最初に登場するため) |
Names を使用したスクリプト関数: Peter1: Load FieldValue('First name',7) as MyPos2 Resident Names; |
MyPo2s= - (Null) (First name 項目には 6 つの値しかないため) |
例で使用されているデータ:
Names:
LOAD * inline [
"First name"|"Last name"|Initials|"Has cellphone"
John|Anderson|JA|Yes
Sue|Brown|SB|Yes
Mark|Carr|MC |No
Peter|Devonshire|PD|No
Jane|Elliot|JE|Yes
Peter|Franc|PF|Yes ] (delimiter is '|');
John1:
Load FieldValue('First name',1) as MyPos1
Resident Names;
Peter1:
Load FieldValue('First name',7) as MyPos2
Resident Names;