プロジェクトの管理
Qlik Analytics Migration Tool における Projects は、共通の移行コンテキストを共有する移行ジョブの論理的なグループを表します。各プロジェクトは特定の移行プランにバインドされ、アプリのエクスポート、ユーザーのインポート、Qlik Cloud へのコンテンツ公開などの移行ステップを実行するためのコンテナとして機能します。
プロジェクトを使用することで、組織は移行作業をモジュール化し、繰り返し可能な方法で構築できます。1 回の大規模な移行を行うのではなく、事業部門、部署、または機能分野ごとに複数のプロジェクトを定義することが推奨されます。これにより、必要に応じて制御された順序付け、テスト、およびロールバックが可能になります。
プロジェクトは移行ワークフロー全体において中心的な役割を果たし、ジョブの作成、ジョブ ログの監視、特定のプランとの関連付けなど、移行の複数のフェーズにわたって参照されます。
プロジェクトのフォルダー構造
すべてのプロジェクトは、Qlik Analytics Migration Tool をホストするローカル サーバー上の一貫したディレクトリ構造内に保存されます。
Qlik Analytics Migration Tool\Migration Projects\<PROJECT>
各プロジェクト フォルダー内では、そのプロジェクトを参照するジョブによって実行される移行ステップに基づいて、ツールが動的にサブフォルダーとファイルを作成します。この構造により次が可能になります。
- プロジェクトごとのジョブ成果物の分離
- 入力データと出力データの管理の簡素化
- 実行履歴とログのトレーサビリティ
プロジェクト固有の成果物の例:
- Qlik Sense または QlikView のエクスポート アプリ ファイル
- ユーザーまたはスペース マッピングを表す JSON ファイル
- 移行ログ出力
- ロールバックの元に戻すアーティファクト
Qlik Analytics Migration Tool の外部でプロジェクト フォルダー内のファイルまたはファイル名を変更することは避けてください。その後の移行実行でエラーが発生する可能性があります。
次のステップ
プロジェクトで作業を開始するには、「プロジェクトの作成」を参照してください。
プロジェクトの削除または更新については、「プロジェクトの削除」および「プロジェクトの編集」を参照してください。
プロジェクト内で動作するジョブを設定するには、「ジョブの管理」を参照してください。