プランの管理
Qlik Analytics Migration Tool では、Plans は Qlik Sense Client-Managed または QlikViewから Qlik Cloud へのコンテンツ移行に使用するスコープ、構造、変換ロジックを定義します。
プランは、移行プロセスにおいて不可欠な要素です。プランにより、移行対象に含めるオブジェクト (アプリ、ストリーム、データ接続、ユーザーなど)、フィルタリング方法、移行時の変換方法が指定されます。プランは後に [Projects] によって参照され、 [Jobs] を通じて実行されます。
移行ワークフローにおけるロール
移行ワークフローの概要で説明されているように、移行プランの作成は移行作業における基本的なステップの 1 つです。各プランは次を提供します。
- 移行するコンテンツの構成可能な定義
- オブジェクトレベルでのでの包含、フィルタリング、変換の制御
- 1 つまたは複数のプロジェクトとそのジョブで再利用可能な参照情報
プランにより、構成と実行の分離が可能になり、移行ライフサイクル全体を通じて一貫性とトレーサビリティが促進されます。
反復的かつモジュール型のプラン
Qlik Analytics Migration Tool を使用した移行は、一度にすべてを完了するようには設計されていません。複数のプランと対応するプロジェクトの使用を想定した、反復的かつモジュール型のプロセスです。
このアプローチは、次をサポートします。
- 事業部門、部署、またはストリームごとの分離
- 制御可能かつテスト可能な移行フェーズ
- コンテンツ スコープと変換ロジックの柔軟性
各プランはソース環境の特定のセグメントに対応し、独自のマッピングやフィルタリング条件を持つことができます。これらのプランは、ジョブを介して移行ステップを編成し、実行する特定のプロジェクトによって参照されます。
主な特徴
移行プランには次が含まれます。
- オブジェクトの選択:
含めるアプリ、ストリーム、関連アーティファクトを定義します - フィルタリング ルール:
範囲を絞るための包含ロジックを適用します - 変換マッピング:
ユーザー、スペース、メタデータのマッピングを指定します - 再利用性:
複数のプロジェクトやジョブで同じプランを参照します
プランには、ソース システムとターゲット システムの両方への有効な接続が必要です。接続の構成については、「接続の管理」を参照してください。