Azure DevOpsを設定
環境を設定
- Microsoft Azure DevOpsアカウントの設定が完了していることを確認します。インストールと一般的な設定については、Azure DevOpsのドキュメンテーションをご覧ください。
- アーカイブファイルであるazure-pipeline.zipをダウンロードして解凍します。このファイルには、azure-pipeline.yml、maven_settings.xml、sample_pom.xmlが含まれています。
- Java JDK 17とApache Maven 3.6.3以降をインストールし、互換性があるAzure DevOpsバージョン管理システム(Azure Repos、GitHub、Bitbucket Cloud)でGitアカウントをセットアップします。
- アーティファクトを公開する場所に応じて、アーティファクトリポジトリー(Nexus、Artifactory)とTalend Cloudアカウントを設定します。
オペレーティングシステム | CPU | RAM | SSDディスクサイズ |
---|---|---|---|
Windows、Linux、Mac | 4コアまたはそれと同等 | 4GB (最小) | 50GB (最小) |
Azure DevOpsプロジェクトを作成
- Azure DevOpsにまだ組織がない場合は、1つ作成します。
- プロジェクトを作成し、プライベートにします。
変数グループを作成
Azure DevOpsでは、コントロールしたい値(URL、認証情報など)を保存する変数グループを作成し、お使いのすべてのパイプラインで再利用できます。
情報メモ注: Azureパイプラインを作成したら、このページに戻って[Pipeline permissions] (パイプラインの権限)をチェックし、そのパイプラインがこの変数グループを使用できるようにします。
- [Variable groups] (変数グループ)タブに進みます。 ページで、
- 新しい変数グループを追加し、talend_cicd_paramのような名前を付けます(この識別子はAzureパイプラインで使用されます)。
- このグループに次の変数と値を追加します:
- patch_url: Talend Studio用の累積パッチをダウンロードできるフォルダーのURLアドレス。
例: https://update.talend.com/Studio/8/updates/R2025-07
- talend_ci_builder_version: POMファイル、コード、ビルドの生成に使用されるTalend CI Builder Mavenプラグインのバージョン。
例: 8.0.20
- talend_cloud_url (アーティファクトをTalend Cloudに公開する場合): アーティファクトのデプロイメント先とするTalend CloudサービスのURL。お住まいのリージョンによって次のようになります:
- AWSシンガポール: https://tmc.sg.cloud.talend.com/inventory
- AWS米国: https://tmc.us.cloud.talend.com/inventory
- AWS欧州: https://tmc.eu.cloud.talend.com/inventory
- AWSアジアパシフィック: https://tmc.ap.cloud.talend.com/inventory
- AWSオーストラリア: https://tmc.au.cloud.talend.com/inventory
- Azure米国西部: https://tmc.us-west.cloud.talend.com/inventory
- talend_cloud_token (アーティファクトをTalend Cloudに公開する場合): Talend Cloudアカウントの認証に必要な個人用アクセストークン。
- artifact_repo_url (アーティファクトをアーティファクトリポジトリーに公開する場合): アーティファクトのデプロイメント先とするアーティファクトリポジトリー(Nexus、Artifactoryなど)のURL。
- patch_url: Talend Studio用の累積パッチをダウンロードできるフォルダーのURLアドレス。
セキュアファイルを保存
Azure DevOpsでは、カスタムのMavenファイルとTalendの製品ライセンスまたはローカルパッチをセキュアファイルとして追加し、CI/CDパイプラインでこれらのファイルを使用できます。
始める前に:
- azure-pipeline.zipアーカイブファイルから、maven_settings.zipファイルとsample_pom.zipファイルを抽出しておきます。
- パラメーター値(NexusやArtifactoryのURL、ホスト名、ポート、認証情報など)を置換してmaven_settings.xmlファイルをお使いの環境に適合させ、変更を保存します。
- [Secure files] (セキュアファイル)タブに進みます。 ページで、
- プラス記号( + )をクリックしてmaven_settings.xmlをアップロードします。
- プラス記号( + )をクリックしてライセンスファイルをアップロードします。Talendライセンスファイルはメールで届いているはずです。同じく、既に設定済みであるTalend Studioインストールフォルダー内にもあります。
- プラス記号( + )をクリックしてazure_pom.xmlをアップロードします。
- Azureパイプラインを作成したら、このページに戻り、アップロードされたファイルをクリックして[Pipeline permissions] (パイプラインの権限)をチェックし、そのAzureパイプラインがすべてのセキュアファイルを使用できるようにします。