Jenkinsを設定
環境の設定
- インストールと一般的な設定については、Jenkinsのドキュメンテーションをご覧ください。
- アーカイブファイルであるjenkins_pipeline.zipをダウンロードして解凍します。このファイルには、Talend_Simple_Pipeline.jenkins、maven_settings.xml、sample_pom.xmlが含まれています。
- Java JDK 17、Apache Maven 3.6.3以降、Git bashをインストールします。
- アーティファクトを公開する場所に応じて、アーティファクトリポジトリー(Nexus、Artifactory)とTalend Cloudアカウントを設定します。
オペレーティングシステム | CPU | RAM | SSDディスクサイズ |
---|---|---|---|
Windows、Linux、Mac | 4コアまたはそれと同等 | 4GB (最小) | 50GB (最小) |
Jenkinsプラグインをインストール
Jenkinsサーバーでパイプラインを実行するために必要なプラグインを追加します。
- Jenkinsで に移動します。
- 利用可能なプラグインを表示するには、[Available plugins] (利用可能なプラグイン)タブをクリックします。
- 検索バーに以下のプラグイン名を入力して選択します:
- Config File Provider(カスタマイズしたmaven設定ファイルをJenkinsに追加)
- Maven Integration
- Pipeline(Jenkinsでスクリプト化された継続的デプロイメントパイプラインのモデリングツールセット)
- Pipeline Maven Integration情報メモ注: Gitプラグインなど、プラグインによってはデフォルトでインストールされ、有効化されています。
- [Install] (インストール)をクリックすると、Jenkinsサーバーを再起動せずに一度にすべてのプラグインをインストールできます。
GitツールとMavenツールへのパスを設定
- に移動します。
- [JDK installations] (JDKインストール)エリアに、JDKを追加します。JDK17という名前を付け、JAVA_HOMEをJDK17のインストールディレクトリーのパスに設定します。
- [Git installations] (Gitインストール)エリアで、GitがDefaultという名前でインストールされていること、そしてGit実行ファイルへのパスを確認します。
- [Maven installations] (Mavenインストール)エリアに、M3 Mavenツールを追加します。Maven3という名前を付け、MAVEN_HOMEをMavenのインストールディレクトリーのパスに設定します。
- [Save] (保存)をクリックして変更を反映させます。
グローバル変数をJenkinsに保存
- に移動します。
- [Global properties] (グローバルプロパティ)で[Environment variables] (環境変数)を選択し、以下の変数に対応する値を追加します:
- アーティファクトリポジトリー(Nexus/Artifactory)
例: 名前 = REPO_URL; 値 = http://localhost:8081
- Talend Cloud公開URLTMC_URLという名前を付け(この識別子はJenkinsパイプラインで使用されます)、お住まいのリージョンに応じて値を追加します:
- AWSシンガポール: https://tmc.sg.cloud.talend.com/inventory
- AWS米国: https://tmc.us.cloud.talend.com/inventory
- AWS欧州: https://tmc.eu.cloud.talend.com/inventory
- AWSアジアパシフィック: https://tmc.ap.cloud.talend.com/inventory
- AWSオーストラリア: https://tmc.au.cloud.talend.com/inventory
- Azure米国西部: https://tmc.us-west.cloud.talend.com/inventory
- アーティファクトリポジトリー(Nexus/Artifactory)
- 変更を保存します。
Jenkinsに認証情報を保存
- に移動します。
- Git認証情報: これらは、プロジェクト項目(ジョブ、ルート、テストなど)が保管されているリポジトリーへのアクセスに使用されます。
Gitパーソナルアクセストークンを使用している場合は、[Username with password] (パスワードを持つユーザー名)を選択します。SSHを使用している場合は、リストから[SSH username with private key] (プライベートキーを持つSSHユーザー名)を選択します。
git_talendというIDを付け(この識別子はJenkinsパイプラインで使用されます)、コメント('Git credentials for Talend repositories'など)を追加します。
[Create] (作成)をクリックして変更を反映させます。
- アーティファクトリポジトリーの認証情報(NexusまたはArtifactory): ライブラリー、プラグイン、アーティファクトが保存されているリポジトリーへのアクセスに使用されます。
artifact_repoという名前を付け、コメント('Artifact repository credentials for Talend repositories'など)を追加します。
[Create] (作成)をクリックして変更を反映させます。
- Talend Management Consoleパーソナルアクセストークン: これは、Talend Cloudアカウントへのアクセスに使用されます。
「秘密テキスト」オプションを選択し、Talend Cloudで公開の責任があるユーザーのTalend Management Consoleトークンを設定します。
そのIDをtmc_tokenとし、コメント(「TMC token」など)を追加します。
[Create] (作成)をクリックして変更を反映させます。
の順にクリックし、認証情報を追加します: - Git認証情報: これらは、プロジェクト項目(ジョブ、ルート、テストなど)が保管されているリポジトリーへのアクセスに使用されます。
Jenkinsに設定ファイルを保存
Jenkinsに設定ファイルを保存する前に、jenkins_pipeline.zipアーカイブファイルからsample_pom.xmlファイルとmaven_settings.xmlファイルを抽出しておきます。
これらのファイルは、Jenkinsパイプラインの設定で参照されます。
- Jenkinsで に移動します。
- [Add a new Config] (新しい設定を追加)をクリックし、[Simple XML file] (シンプルXMLファイル)を選択して、サンプルのPOMファイルを追加します。
- sample_pomのように、名前とIDをと入力し、[Next] (次へ)をクリックします。この識別子は、後でJenkinsパイプラインで使用されます。
- [Content] (コンテンツ)エディターで、名前もsample_pomに設定し、事前にダウンロードしたsample_pom.xmlファイルのコンテンツを貼り付けます。
- [Submit] (送信)をクリックします。
- Jenkinsで に移動します。
- [Add a new Config] (新しい設定を追加)をもう一度クリックし、[Maven settings] (Maven設定)を選択して、Maven設定ファイルを追加します。
- maven_settings.xmlファイルを編集し、<username>パラメーター、<password>パラメーター、<url>パラメーターに固有の値を設定します。情報メモヒント: Jenkinsでは、ハードコードされた値(ユーザー名、パスワード、アーティファクトリポジトリーのURLなど)を、${my_parameter}のようなJenkinsパラメーターに置換できます。
- maven_settingsという名前およびIDを付けます。この識別子は、後でJenkinsパイプラインで使用されます。
- [Content] (コンテンツ)エディターに、編集されたmaven_settings.xmlファイルのコンテンツを貼り付けます。
- [Submit] (送信)をクリックします。
- メールで受信したか、既に設定済みであるTalend Studioインストールフォルダー内にあるTalendライセンスファイルを用意します。
- Jenkinsで に移動します。
- [Add a new Config] (新しい設定を追加)をクリックし、[Custom file] (カスタムファイル)を選択して、Talendのライセンスファイルを追加します。
- talend_licenseのように、名前とIDをと入力し、[Next] (次へ)をクリックします。この識別子は、後でJenkinsパイプラインで使用されます。
- [Conten] (コンテンツ)エディターで、Groovyファイルの内容を貼り付けて[Submit] (送信)をクリックします。
- [Add a new Config] (新しい設定を追加)をクリックし、[Custom file] (カスタムファイル)を選択して、Talendのライセンスファイルを追加します。
- [Content] (コンテンツ)エディターで、名前もtalend_licenseに設定し、ライセンスファイルのコンテンツを貼り付けます。
- [Submit] (送信)をクリックします。
