先行する LOAD
先行する LOAD 機能を使用すると、1 つのパスでテーブルをロードし、複数の連続した変換を定義できます。基本的に、通常指定する From または Resident などのソース修飾子を指定せずに、下記の LOAD または SELECT ステートメントからロードするのが LOAD ステートメントです。このようにして任意の数の LOAD ステートメントを積み上げることができます。ステートメントの評価は、最下部のステートメントから順番に、上に向かって実行されます。
Resident を使用しても同じ結果を得られますが、ほとんどの場合、先行する LOAD の方が時間がかかりません。
先行する Load のもう 1 つの利点は、計算を 1 か所に維持して、その上に配置された LOAD ステートメントで再利用できるという点にあります。
例1: SELECT ステートメントでロードされたデータの変換
SELECT ステートメントを使用してデータベースからデータをロードすると、QlikView 関数を使用して SELECT ステートメントでデータを解釈することができなくなります。この問題を解決するには、データの変換を行う場所、SELECT ステートメントの上に LOAD ステートメントを追加します。
この例では、前の SELECT ステートメントをソースとして使用し、QlikView の関数 Date# を LOAD ステートメントで使用することで、保存された日付を文字列として解釈しています。
例2: 計算の再利用によるスクリプトの簡素化
この例では、スクリプトで計算を複数回使用しています。
最初のパスで計算を導入すると、先行する LOAD で Age 関数を再利用できます。