Round
Round() は、x を step [+ offset] の最も近い倍率で切り上げた/切り下げた結果を返します。 offset のデフォルト設定は 0 です。 step のデフォルト設定は 1 です。
x がちょうど中間に位置する場合は切り上げられます。
構文:
Round(x[, step[, offset]])
戻り値データ型: 数値
情報メモ浮動小数点を切り上げる場合、誤った結果が出る可能性があります。このようなほとんど大きな値で生じる切り上げ時のエラーは、浮動小数点が 2 進数の有限数として表現されていることが原因です。その結果、QlikView では、予め切り上げた数値で計算されます。正しく切り上げた数値を取得するのが重要である場合は、その数値を掛けて整数にしてから計算するというワークアラウンドがあります。
例と結果:
- Round( 3.8 ): 4 を返します
- Round( 3.8, 4 ): 4 を返します
- Round( 2.5 ): 3 を返します。2.5 は、既定のステップ間隔のちょうど中間のため、切り上げとなります。
- Round( 2, 4 ): 4 を返します。2 は、既定のステップ間隔 4 のちょうど中間のため、切り上げとなります。
- Round( 2, 6 ): 0 を返します。2 は、ステップ間隔 6 の中間よりも小さいため、切り捨てとなります。
- Round( 3.88 , 0.1 ): 3.9 を返します
- Round( 3.88 , 5 ): 3.9 を返します
- Round( 1.1 , 1 , 0.5 ): 3.9 を返します