Count
Count() は、各チャート軸に含まれる値、テキスト、数値の数の集計に使われます。
構文:
Count([{SetExpression}] [DISTINCT] [TOTAL [<fld {,fld}>]] expr)
戻り値データ型: 整数
引数:
- expr: メジャーの対象となるデータが含まれている数式または項目。
- SetExpression: デフォルトでは、集計関数は選択されたレコード セットに対して集計を行います。Set 分析数式でレコード セットを定義することも可能です。
- DISTINCT: 関数の引数の前に DISTINCT という用語が付いている場合、関数の引数の評価から生じる重複は無視されます。
- TOTAL: 関数の引数の前に TOTAL の文字が配置されている場合、現在の軸の値に関連しているものだけでなく、現在の選択範囲内にあるすべての可能な値に対して計算が実行されます。つまりチャート軸は無視されます。 TOTAL 修飾子の後には、山括弧 <fld> で囲んだ 1 つ以上の項目名のリストを続けることができます。これらの項目名は、チャート軸の変数のサブセットにする必要があります。
以下の例では、別途記載されていない限り、すべての顧客が選択されているものとします。
例 | 結果 |
---|---|
Count(OrderNumber) |
10 (OrderNumber の値を持つことができる項目が 10 個あり、空のレコードを含むすべてのレコードがカウントされるため) 情報メモ「0」は値と見なされ、空白のセルとはなりません。ただし、メジャーの軸に対する集計結果が 0 の場合、この軸はチャートには含まれません。
|
Count (Customer) | 10 (Count では、あらゆる項目の発生回数が評価されるため) |
Count (DISTINCT [Customer]) | 4 (Distinct 修飾子を使用すると、Count では固有の発生のみが評価されるため) |
顧客 Canutility が選択されている場合 Count (OrderNumber)/Count ({1} TOTAL OrderNumber |
0.2 (この数式では、選択した顧客の注文数が全顧客の注文の割合として返されるため。この場合は、2 / 10) |
顧客 Astrida と Canutility が選択されている場合 Count(TOTAL <Product> OrderNumber) |
5 (選択した顧客の製品注文数であり、空のセルがカウントされるため) |
例で使用されているデータ:
Temp:
LOAD * inline [
Customer|Product|OrderNumber|UnitSales|UnitPrice
Astrida|AA|1|4|16
Astrida|AA|7|10|15
Astrida|BB|4|9|9
Betacab|CC|6|5|10
Betacab|AA|5|2|20
Betacab|BB|1|25| 25
Canutility|AA|3|8|15
Canutility|CC|||19
Divadip|CC|2|4|16
Divadip|DD|3|1|25
] (delimiter is '|');
Customer | Product | OrderNumber | UnitSales | Unit Price |
---|---|---|---|---|
Astrida | AA | 1 | 4 | 16 |
Astrida | AA | 7 | 10 | 15 |
Astrida | BB | 4 | 9 | 9 |
Betacab | BB | 6 | 5 | 10 |
Betacab | CC | 5 | 2 | 20 |
Betacab | DD | 1 | 25 | 25 |
Canutility | AA | 3 | 8 | 15 |
Canutility | CC | - | - | 19 |
Divadip | AA | 2 | 4 | 16 |
Divadip | DD | 3 | - | 25 |