のアップグレードと移行QlikView Server
QlikView Server をアップグレードする場合、同じサーバー上でアップグレードすることも、アップグレードして別のサーバーに移行することもできます。このトピックでは、新バージョンの QlikView Server にアップグレードする場合に実行する必要のある手順の概要を説明します。これには、お使いのインストールを、証明書も含めて、異なるマシン名を持つ別のサーバーに移行する手順も含まれています。
本書では、QlikView Server 12.00 以降を実行するインストールのアップグレードと移行の方法について説明します。お使いのインストールで QlikView Server 11.20 以前のバージョンを実行している場合は、次を参照してください: QlikView Server の 11.20 から November 2017 以降へのアップグレードと移行。QlikView Desktop のアップグレード方法については、「QlikView Desktop のアップグレードと更新」を参照してください。
アップグレードでは、.Shared ファイル名拡張子がある共有ファイルは、.Tshared ファイルに自動で変換されません。ファイル変換の方法の詳細については、「共有ファイルのクリーンアップと変換」を参照してください。共有ファイルにあるすべてのブックマークとユーザー オブジェクトは、アップグレード時に保存されます。
ベスト プラクティス
QlikView をアップグレードする場合、以下の基本原則を考慮する必要があります。
- お使いの QlikView Server インストールのバックアップを適切に作成済みであることを確認します。バックアップするファイルとフォルダの詳細なリストについては、「バックアップとアップグレードの準備」を参照してください。
- 予定された停止期間中にアップグレードを実行します。アップグレードを実行するには、すべての QlikView サービスが停止している必要があります。
- 既定では、QlikView Server を削除するとライセンス情報と設定内容が保存されるよう設定されています。この情報は、後にそのシステムにインストールされる QlikView Server に適用されます。
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QlikView Server インストールをアップグレードする前に、有効なメンテナンス契約が結ばれていることをお確かめください。有効なメンテナンス契約がないままアップグレードを試みると、QlikView Server の機能が制限される結果となります。「アップグレードでのメンテナンス契約」を参照してください。
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QlikView サービス間の通信にデジタル証明書による認証を使用している場合、アップグレード時に作成される新しい証明書を、QlikView Management Service (QMS) を実行するマシンを除くすべてのマシンにインストールする必要があります。参照:証明書の更新 。