SNMP
QlikView は すべてのサービスに対し SNMP エージェントを提供します。
この実装はまだ初期段階にあり変更される可能性があるため、デフォルトではこの設定は無効になっています。書き込みの際は、エージェントからの読み込み操作が有効になります。次のメッセージがサポートされています。
- GetRequest
- GetResponse
- GetNextRequest
すべてのサービスは標準 SNMP クエリに結果を返します (下記を参照)。
識別子 | クエリ | 説明 |
---|---|---|
1.3.6.1.2.1.1.1 | sysDescr |
サービス/製品の説明。 例: sysDescr.0:Qlikview Publisher Commandcenterservice version 8.50.600 |
1.3.6.1.2.1.1.2 | sysObjectID |
ユニットの種類。 例: sysObjectID.0:iso.org.dod.internet.private.enterprises.qliktech.products.publisher.Distributionservice |
1.3.6.1.2.1.1.3 | sysUpTime |
システム使用可能時間。 例: sysUpTime.0:0 hours, 12 minutes, 15 seconds |
1.3.6.1.2.1.1.4 | sysContact |
設定ファイルで設定可能。 例: sysContact.0:Unspecified System contact |
1.3.6.1.2.1.1.5 | sysName |
設定ファイルで設定可能。 例: sysName.0:Unspecified name |
1.3.6.1.2.1.1.6 | sysLocation |
設定ファイルで設定可能。 例: sysLocation.0:Unspecified location |
1.3.6.1.2.1.1.7 | sysService |
定数、72 はアプリケーションサーバーを指します。 例: sysServices.0:72 |
QlikView Distribution Service はさらなるクエリに結果を返すことができます。下記の内容は MIB ファイルで指定されます。
各サービスには設定ファイルがあり、これはインストール フォルダ内の該当サービスのサブフォルダに格納されています。たとえば、QlikView Distribution Service の設定ファイルは QlikViewdistributionService.exe.config です。
SNMP 設定は、設定ファイルの SNMP SETTINGS の部分で調整できます。SNMP のデフォルト設定はすべてのサービスでオフになっているため、有効にする必要があります。
構成 | 説明 |
---|---|
EnableSNMP | SNMP リスナーを有効にします。この値の既定値は false です。 |
SNMPPort | Publisher Service 用に使用するポートを設定します。各サービスのデフォルト設定は以下を参照してください。 |
SNMPsysContact | 管理ノードを担当する人物の連絡先情報。この値の既定値は Unspecified System contact です。 |
SNMPsysName | 管理ノードの管理者により割り当てられた名前。規則では、これはノードの完全なドメイン名です。名前が不明な場合、値は長さが 0 の文字列です。空白のままにすると、現在のマシン名となります。この値の既定値は Unspecified name です。 |
SNMPsysLocation | ノードの物理的な場所 (例: 「3 階の電話室」)。この値の既定値は Unspecified location です。 |
DebugSNMP | SNMP リスナー用の拡張デバッグ ログを有効にします。この値の既定値は false です。 |
サービスのデフォルト ポート設定は以下の通りです。
Service | デフォルトのポート設定 |
---|---|
QlikView Management Service | 4781 |
Directory Service Connector | 4731 |
QlikView [Distribution Service] (配布サービス) | 4721 (デフォルトの SNMP ポート) |
QlikView Server | 161 |
QlikView Web Server | 4751 |
ポートはすべて設定可能です。サービスが異なるマシンにインストールされている場合、すべて同じポートを使用して実行することができます。実装が実験的な SNMP 領域から Qlik の割り当てた領域に変わると、ポートが変わります。
MIB ファイル
MIB ファイルは QlikView の配布に含まれているため、SNMP 管理者は QlikView Distribution Service からの追加の応答を解釈できます。ただし、MIB ファイルは変更される可能性があります。ファイルは .\QlikView\Support Tools にインストールされます。サポート ツールはカスタム インストールする必要があります。
QlikView Distribution Service は、上記に記したもの以外に、次のクエリの結果を返すことができます。
識別子 | クエリ |
---|---|
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1 | QDSTaskExecuteStatusTable |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1 | QDSTaskExecuteStatusEntry |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.1 | QDSTaskID (タスク ID 番号) |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.2 | QDSTaskName (タスク名) |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.3 |
QDSTaskExecuteStatus (タスク ステータス):
|
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.4 | QDSTaskNextExecutionAt (次回いつタスクが実行されるか) |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.5 | QDSTaskLastExecutedAt (前回いつタスクが実行されたか) |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.6 | QDSTaskCurrentWork (現在タスクが何を実行中か) |
1.3.6.1.4.1.30764.1.2.2.1.1.7 |