QlikView Server のロード シェアリング (クラスタリング)
概要
実行可能ファイル | %ProgramFiles%\QlikView\Server\QVS.exe |
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データ | %ProgramData%\QlikTech\QlikViewServer |
リッスン ポート | QVP: 4747; QVP (トネリング): 4774; ブロードキャスト: 14747; SNMP: 161 |
使用/コントロール | - |
利用者 | QDS、QMS、QVWS、QlikView Desktop/QlikView プラグイン/OCX |
ファイル
設定と構成
ファイル | 説明 |
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Settings.ini | QlikView Server (QVS) 設定を保存します。このファイルを手動で変更するには QVS の再起動が必要です。このファイルは常に「データ (Data)」フォルダに保存されます。 |
クラスター
QVS はクラスターの調整に .pgo ファイルを使用します。ファイルは「データ (Data)」フォルダーに格納されています。
ファイル | 説明 |
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BorrowedCalData.pgo | 借用された Client Access Licenses (CAL) を追跡します。 |
CalData.pgo | CAL を追跡します。 |
IniData.pgo | Settings.ini の調整済みバージョン。 |
ServerCounters.pgo | 統計を追跡します。 |
TicketData.pgo | チケットを追跡します。 |
ログ
ログはクラスター内のノードごとに保存されます。ログ ファイルは既定で Data フォルダに格納されます。
ファイル | 説明 |
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Events_<computer_name>.log | イベントのログ。 |
Performance_<computer_name>.log | パフォーマンスのログ。 |
Sessions_<computer_name>.log | セッションのログ。 |
特別なフォルダ
特別なフォルダは Deta フォルダに格納されます。
フォルダ | 説明 |
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Extensions |
情報メモ Extensions フォルダーは手動で作成する必要があります。
デフォルトでは、QVS はこのフォルダー内の拡張機能を検索するよう設定されています。Extension オブジェクトは Extensions\Objects に、ドキュメント拡張機能は Extensions\Document に格納されています。クラスターですべての拡張機能を単一の場所で管理するには、QlikView Management Console (QMC) を使用します。 |
Temp | デフォルトでは、QVS はこのフォルダーに一時ファイルを作成するよう設定されています (たとえば AJAX クライアントを用いてエクスポートする場合、このフォルダーに一時ファイルが作成されます)。 |
ロード シェアリング (クラスタリング)
すべてのクラスタリングには、クラスタが有効化された QlikView Server ライセンスが必要です。QlikView Server は、複数のマシンをまたいだドキュメントのロード シェアリングをサポートします。この共有には、サーバー オブジェクト情報、ドキュメントの自動ロード、またユーザー ライセンス CAL をリアル タイムで共有する機能が含まれます。同じライセンス ナンバーを共有する複数のサーバー インスタンスを有効にするには、特別なライセンスを利用します。
複数の QVS 間でロード シェアリングを使用するには、すべてのドキュメントとサポートファイルがサーバー間で共有されている必要があります。つまり、すべてのサーバーはファイルのために同じ物理的な場所を示す必要があります。QVS はロード シェアリング データを格納するための追加ファイルを作成し、保持します。これらのファイルは Persistent Group Object (.pgo) ファイル タイプの拡張子で「データ (Data)」フォルダに格納されています。これらのファイルは QVS 実行時はロックされます。それぞれの .pgo ファイルには借用中の CAL、使用中の CAL、サーバー設定、チケット データに関する情報が含まれます。
オペレーティング システムのロード バランスまたはフェールオーバー設定は、QVS ロード シェアリング設定に含まれないため、QVS はこれらのシステムを制御できません。
サーバーの構成設定は、すべてのクラスター化された QVS で共有され、クラスター化された QVS に接続する QMC で管理できます。特定の QVSシステムのパフォーマンスをそのシステムに接続された QMC でモニターすることが可能です。負荷分散設定、つまりクライアントがどの QVS に送られるかどうかの設定は、QlikView Web Server (QVWS) に保存されます。
ドキュメント関連のメタ データは、.meta ファイルを通じて共有されます (ドキュメントごとにファイル 1 点)。このデータは通常、Document Metadata Service (DMS) データとして参照されます。DMS データが QVS 内で共有されるため、自動化されたドキュメントのロードはすべてのサーバーで行われます。DMS 許可もクラスター化されたすべての QVS で共有されます。