エラー処理でのtAssertとtAssertCatcherの使用
このセクションでは、tAssertとtAssertCatcherを使ってエラー処理をデザインする方法について説明します。
tAssertはtAssertCatcherと共に動作し、ジョブ実行のステータスを評価します。ジョブ実行のステータスとしてブール評価(OKまたはFAIL)を生成します。
これら2つのコンポーネントを併用することで、特定のタイプのエラーをキャッチし、プロジェクトの要件に応じて処理したり適切な方向にルーティングしたりできます。
ユースケース:
あるジョブで10行のデータを持つファイルが期待されています。どの行もデータセンターに関するマスターレコードデータです。バッチ処理は、このファイルが10行のデータに達した場合のみ起動します。
サンプルジョブ
デザイン
このジョブでは、tFileRowCountがレコードカウントを読み取ります。
tAssertにはレコードカウントが10になるかどうかを検証する条件があります。tAssertは条件チェックを行い、出力としてOKかFAILのいずれかを宣言します。
tAssertCatcherは、tAssertによって与えられる出力をキャッチします。この例では出力をコンソールに表示しています。
このジョブは、以下のようにさまざまなタスクで使用されます。
- 実行プランの次のジョブセットをトリガー
- 結果に応じて入力レコードが良いか悪いかを示すメールをソースチームに送信