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進展レポート

進展レポートは、特定のレポートで選択された分析に使用するインジケーターの経時的な進展を示す情報を提供します。このレポートを使用して現在と履歴の統計を比較し、分析データに向上または劣化があったかどうかを判断できます。

進展レポートの例

Before you begin

Profilingパースペクティブで、分析のタイプが少なくとも1つ作成されていること。

About this task

この例では、シンプル統計を使用して基本的なカラム分析を作成し、この分析の進展レポートを生成します。このレポートは、現在と履歴の統計を比較することによってシンプル統計インジケーターの進展を示し、分析済みカラムのデータの向上または劣化を判断できます。

Procedure

  1. データベースカラムで基本分析を作成で説明されているステップを実行し、単純なカラム分析を作成します。
    この分析では、[Row Count] (行数)[Blank Count] (空白数)、および[Distinct Count] (個別数)インジケーターを使用して1つのカラムを分析します。
    行数、空白数、個別数の各インジケーターを適用するための設定。
  2. [DQ Repository] (DQリポジトリー)ツリービューで分析名を右クリックして、コンテキストメニューから[New Report] (新規レポート)を選択します。
    選択された分析が既に[Analysis List] (分析リスト)にリスト表示されている状態で、レポートエディターが表示されます。
    分析が既にリスト表示されている[分析リスト]セクションの概要。
  3. [Analysis list] (分析リスト)ビューおよび[Template type] (テンプレートタイプ)リストで、生成するレポートのタイプとして[Evolution] (推移)を選択します。
  4. レポートを生成する前に、[Refresh All] (すべて更新)チェックボックスをオンにして表示された分析を更新します。
  5. [Generated Report Settings] (生成レポートの設定)をクリックして該当のビューを表示してから、生成されるレポートの設定を定義します。
  6. [Presentation Settings] (プレゼンテーションの設定)をクリックして該当するビューを開き、生成されるレポートのプレゼンテーション設定をカスタマイズします。
  7. [Database Connection Settings] (データベース接続設定)をクリックして、レポート結果を保存するデータベースへの接続パラメーターを設定します。
    レポート作成についての詳細は、特定の分析に関するレポートを作成をご覧ください。
  8. レポートエディターのツールバーの保存アイコンをクリックして、レポート設定を保存します。
  9. 開いているレポートエディターのツールバーから、[Run report] (レポートを実行)をクリックしてレポートファイルを生成します。
    リストの分析が実行され、データがレポートデータベースの履歴に記録されて、レポートドキュメントが指定の形式(PDF、HTML、XSL、XMLのいずれか)で生成されます。このレポートを生成するたびに現在と履歴の統計が比較され、分析済みカラムのデータの向上または劣化を判断できます。
    現在の統計と過去の統計が含まれているレポートの例。

Results

進展レポートにはそれぞれ2つのグラフィックがあり、1つは統計の変化を、もう1つはその変化の割合を表します。

上記のレポートは、カラムのデータレコードの行数、個別数、空白値の時系列での進展を追跡します。

情報メモImportant: 進展レポートの項目をTalend Studioの別のプロジェクトにインポートする場合、進展グラフには前のプロジェクトのデータは表示されません。全プロジェクトを通じてデータの進展を表示する方法は、以下の進展レポートの移行をご覧ください。

進展レポートの移行

進展レポートは、プロジェクト名、分析名、レポート名など、いくつかのディメンションを指定することで、データの進展が示されます。これらのディメンションのいずれかが異なると、Talend Studioはデータ間の直接的なリンクを検索できなくなります。

About this task

Talend Studioのあるプロジェクトから新しい名前を持つ別のプロジェクトに進展レポートをインポートすると、そのレポートには古いプロジェクトのデータの進展の履歴は表示されません。プロジェクト名が変更されると、古い分析結果と新しいプロジェクトの分析結果との間でリンクは確立されません。そのため、レポートは新しいプロジェクトの新しいポイントで開始され、この新しいプロジェクトのそのポイントから先のデータの進展が示されます。

プロジェクト間の進展レポートを移行し、それらの異なるプロジェクトを通じてデータの進展を見続けるために2つのオプションが使用できます。
  • 古いプロジェクトと同じ名前を持つ新しいプロジェクトに進展レポートをインポートします。Talend Studioの起動時のローカルプロジェクトの作成については、Studioの初回起動時にプロジェクトを作成をご覧ください。
  • この新しいローカルプロジェクトには別の名前を使用しますが、JRXMLテンプレートをカスタマイズし、それを使用して進展レポートを実行します。

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