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Talend Data Stewardshipでのキャンペーンとデータモデルの自動作成またはアップデート

Talend Data Stewardshipの統合を使用してTalend MDMを設定し、統合マッチングタスクを実行できます。この場合、新たに作成したデータモデルまたはアップデートされたデータモデルをMDMサーバーにデプロイすると、データモデルにマッチングルールが添付されている限り、MDMデータモデルの変更はTalend Data Stewardshipに自動的にプロパゲートされます。Talend Data Stewardshipのコンセプトと動作原理の詳細は、Talend Data Stewardshipのドキュメンテーションをご覧ください。

新しいデータモデルを作成し、MDMサーバーにデプロイすると、マッチングルールが添付されている各エンティティについて、Talend Data Stewardship内に次の変更が加えられます。

  • 新しいData Stewardshipのデータモデルが作成され、その属性はMDMエンティティ内の各単純型エレメントに対応し、その名前は<MDM_data_model_name> - <MDM_entity_name> - TMDMの形式になります(たとえば、PRODUCT - STORE - TMDM)。

    他方、MDMデータ型がTalend Data Stewardshipデータ型にマッピングされ、MDMエレメントの制約(もしあれば)はTalend Data Stewardshipの属性の制約に変換されます。詳細は、マスターデータ管理の例Talend MDMおよびTalend Data Stewardshipをご覧ください。

  • 新しいData Stewardshipのデータモデルを使用して新しいマージングキャンペーンが作成され、その名前は<MDM_data_model_name> - <MDM_entity_name> - TMDMの形式(PRODUCT - STORE - TMDMなど)になります。

    他方、Talend Data StewardshipのキャンペーンはMDMエンティティ上に設定された各ロールアクセス権にロールを宣言し、また、MDMエンティティ内のエレメントに設定されたロールアクセス権が、対応するTalend Data Stewardship属性のロールアクセス権にマッピングされます。

    また、キャンペーンのワークフローに含まれるのは[NEW] (新規)[RESOLVED] (解決済み)ステップのみとなり、[VALIDATION] (検証)ステップはありません。

    MDMエンティティに対してロールアクセス権が定義されていない場合、対応するTalend Data Stewardshipキャンペーンには"Steward"という名前の組み込みロールが作成され、Talend Data Stewardshipの属性はすべてこのロールに対して読み取り専用となり、"Steward"ロールは[NEW] (新規)ステップにリンクされます。

データモデルをアップデートし、MDMサーバーに再デプロイすると、このデータモデルに含まれているマッチングキーを持つ各エンティティについて、次の変更がTalend Data Stewardshipに加えられます。この変更は、MDMデータモデル内のアップデートに応じて異なります。

  • 1つ(または複数)のマッチングルールが添付された新しいエンティティを追加すると、それに合わせて新しいData Stewardshipのデータモデルと新しいマージングキャンペーンが作成されます。

  • 以前にマッチングルールが添付されていない既存のエンティティにマッチングルールを添付すると、それに合わせて新しいData Stewardshipのデータモデルと新しいマージングキャンペーンが作成されます。

  • Data Stewardshipのデータモデルが既に存在する場合は、それに合わせてアップデートされます。

  • マージングキャンペーンが既に存在する場合は、それに合わせてアップデートされます。

  • ただし、エンティティを削除したり、またはエンティティに対するすべてのマッチングルールの添付を削除したりした場合、それに対応する既存のData Stewardshipのデータモデルとマージングキャンペーンは削除されません。必要に応じて手動で削除できます。

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