ビジュアライゼーションを色分けする
Qlik Sense は、ビジュアライゼーションがシートに追加されるときに自動的に色分けします。ビジュアライゼーションでの色は、要件または好みに応じて手動で設定できます。
ほとんどのビジュアライゼーションでの色のオプションは、プロパティ パネルの [スタイル] > [色と凡例] で設定します。[カスタム] を選択すると、以下の方法を使用して、手動でビジュアライゼーションに色を適用できます。
- 単色による色分け
- 複数色による色分け
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軸による色分け
軸項目は、アセット パネルからビジュアライゼーションにドラッグ アンド ドロップすることにより、ビジュアライゼーションを軸ごとに色分けすることもできます (ビジュアライゼーション タイプでサポートされている場合)。
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メジャーによる色分け
メジャー項目は、アセット パネルからビジュアライゼーションにドラッグ アンド ドロップすることにより、ビジュアライゼーションをメジャーごとに色分けすることもできます (ビジュアライゼーション タイプでサポートされている場合)。
- 数式による色分け
テーブルとピボット テーブルは数式によってのみ色分け可能です。テーブルおよびピボット テーブルの色分けオプションは、プロパティ パネルの [データ] に表示されます。
異なるビジュアライゼーション間で軸またはメジャーの色の一貫性を維持する場合は、ライブラリでマスター アイテムに特定の色を割り当てることができます。ほとんどのビジュアライゼーションでは、自動的にマスター アイテムに割り当てられている色が使用されます。色が割り当てられているマスター軸とマスター メジャーの両方をビジュアライゼーションで使用する場合、既定では、マスター軸に割り当てられている色が使用されます。使用するマスター アイテムの色を選択するか、マスター アイテムの色全体を無効にすることができます。
詳細については、「マスター アイテムへの色の割り当て」を参照してください。
各マスター軸の値に色を割り当てて、ビジュアライゼーション全体で、異なる値の色の一貫性が保たれるようにすることもできます。
詳細については、「マスター軸の値への色の割り当て」を参照してください。
ビジュアライゼーションの明確さを維持するには、色を手動で設定するときに、利用しやすい色を選択し、目的に適う場合にだけ別の色を使用します。
単色による色分け
単色による色分けでは、チャートのすべてのオブジェクトに対して 1 つの色が使用されます。単色による色分けは、単一軸とメジャーによる棒グラフや折れ線グラフなどのビジュアライゼーションに適しています。
色が割り当てられているマスター軸またはマスター メジャーを使用する場合は、その単色によってビジュアライゼーションを色分けできます。色が割り当てられているマスター軸とマスター メジャーの両方をビジュアライゼーションで使用する場合、既定では、マスター軸に割り当てられている色が使用されます。使用するマスター アイテムの色を選択するか、マスター アイテムの色全体を無効にすることができます。
[スタイル] > [色と凡例] の [色] で [単色] を選択する場合には、以下のオプションを選択できます。
オプション | 説明 |
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ライブラリ カラーを使用 |
マスター アイテムの色の使用を選択します。ビジュアライゼーションに、色が割り当てられているマスター軸とマスター メジャーの両方がある場合は、ビジュアライゼーションでどちらを使用するかを選択できます。 このオプションは、ビジュアライゼーションで使用するマスター軸またはマスター メジャーに色が割り当てられている場合に使用できます。 |
色 | 色選択ツールを使用して色を選択します。既定のパレットから色を選択するか、色の 16 進数値を入力するか、または色ホイールから色を選択することができます。 |
複数色による色分け
1 つのビジュアライゼーションに複数のメジャーが含まれている場合は、[複数色] を選択して各メジャーを異なる色で色分けできます。Qlik Sense には 12 色と 100 色のパレットが用意されており、ビジュアライゼーションに適用できます。既定では、軸の配色として [12 色] が選択されています。
ビジュアライゼーションでマスター メジャーを使用している場合は、ビジュアライゼーションでそれらの色を使用するように選択することもできます。ビジュアライゼーションをマスター メジャーによって色分けする場合、マスター メジャーでは割り当てられている色を使用し、他のすべてのメジャーには [12 色] の配色から色が割り当てられます。
次のオプションは、[色:] で [要素を塗り分ける] を選択した場合に表示されます。
オプション | 説明 |
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ライブラリ カラーを使用 |
マスター アイテムの色の使用を選択します。ビジュアライゼーションに、色が割り当てられているマスター軸とマスター メジャーの両方がある場合は、ビジュアライゼーションでどちらを使用するかを選択できます。 このオプションは、ビジュアライゼーションで使用するマスター軸またはマスター メジャーに色が割り当てられている場合に使用できます。 |
[スタイル] > [色と凡例] の [色] で [複数色] を選択する場合には、以下のオプションを選択できます。
オプション | 説明 |
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ライブラリ カラーを使用 |
マスター アイテムの色の使用を選択します。ビジュアライゼーションに、色が割り当てられているマスター軸とマスター メジャーの両方がある場合は、ビジュアライゼーションでどちらを使用するかを選択できます。 このオプションは、ビジュアライゼーションで使用するマスター軸またはマスター メジャーに色が割り当てられている場合に使用できます。 |
配色 |
ビジュアライゼーションで使用される配色を選択します。次の配色を利用できます。 12 色: 値の数が 12 個を超える場合は、それぞれの色が再利用されます。この配色に含まれる 12 色は、色覚障害のあるユーザーでも識別できます。 100 色: 値の数が 100 個を超える場合は、それぞれの色が再利用されます。この配色に含まれる 100 色の中には、色覚障害のあるユーザーが識別できない色もあります。 |
[スタイル] > [色と凡例] の [色] で [複数色] を選択する場合には、以下のオプションを選択できます。
UI 項目 | 説明 |
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ライブラリ カラーを使用 |
マスター アイテムの色の使用を選択します。ビジュアライゼーションに、色が割り当てられているマスター軸とマスター メジャーの両方がある場合は、ビジュアライゼーションでどちらを使用するかを選択できます。 このオプションは、ビジュアライゼーションで使用するマスター軸またはマスター メジャーに色が割り当てられている場合に使用できます。 |
配色 |
ビジュアライゼーションで使用される配色を選択します。次の配色を利用できます。 12 色: 値の数が 12 個を超える場合は、それぞれの色が再利用されます。この配色に含まれる 12 色は、色覚障害のあるユーザーでも識別できます。 100 色: 値の数が 100 個を超える場合は、それぞれの色が再利用されます。この配色に含まれる 100 色の中には、色覚障害のあるユーザーが識別できない色もあります。 |
軸による色分け
ビジュアライゼーションを軸によって色分けする場合、ビジュアライゼーションのすべての値は、選択されている軸項目の対応する値によって色分けされます。既定では、ビジュアライゼーションは、ビジュアライゼーションの第 1 軸によって色分けされますが、他の軸を選択することもできます。Qlik Sense には、12 色と 100 色の色パレットがあります。既定では、軸による色のパレットとして [12 色] が設定されています。
マスター軸を使用している場合、マスター軸の個別の値に割り当てられた色を使用して、ビジュアライゼーションを色分けできます。
軸による色分けは、Region の軸によって複数のチャートを色分けし、各チャートの各地域に関連した値をはっきり表示する場合など、ビジュアライゼーションで関連情報を追跡する場合に有効です。
[スタイル] > [色と凡例] の [色] で [軸ごと] を選択する場合には、以下のオプションを選択できます。
UI 項目 | 説明 |
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軸の選択 |
この項目でこのビジュアライゼーションの色分けに使用する軸を選択します。ビジュアライゼーションの軸をすでに選択している場合、既定では、その軸が設定されます。 をクリックして別の軸を選択します。 をクリックして数式エディタを開くことにより数式を入力できます。 |
固定色 |
選択すると、選択状態が変わっても色が固定されます。クリアすると、ビジュアライゼーションで選択が行われるときに、軸の値ごとに色が変更されて再割り当てされます。 |
配色 |
ビジュアライゼーションで使用される配色を選択します。次の配色を利用できます。 12 色: 値の数が 12 個を超える場合は、それぞれの色が再利用されます。この配色に含まれる 12 色は、色覚障害のあるユーザーでも識別できます。 100 色: 値の数が 100 個を超える場合は、それぞれの色が再利用されます。この配色に含まれる 100 色の中には、色覚障害のあるユーザーが識別できない色もあります。 |
ライブラリ カラー |
選択すると、マスター軸の色の値を使用。 このオプションは、ビジュアライゼーション内でマスター軸が使用されている場合に使用できます。 |
メジャーによる色分け
ビジュアライゼーションをメジャーによって色分けする場合、ビジュアライゼーションのすべての値は、選択されているメジャーの値に基づいてグラデーションまたはクラスによって色分けされます。既定では、ビジュアライゼーションは、ビジュアライゼーションのプライマリ メジャーによって色分けされますが、別のメジャーを選択することもできます。利用可能な配色は 4 種類です。
メジャーによる色分けは、対応するメジャー値ごとに色分けしてオブジェクトをはっきり表示する場合に有効です。
[スタイル] > [色と凡例] の [色] で [メジャー別] を選択する場合には、以下のオプションを選択できます。
UI 項目 | 説明 |
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メジャーの選択 |
このビジュアライゼーションの色分けで使用するメジャーを選択します。メジャーがビジュアライゼーションに追加されている場合、このメジャーが既定で選択されます。 をクリックしてメジャーを選択します。 をクリックして数式エディタを開くことにより数式を入力できます。 |
配色 |
ビジュアライゼーションで使用される配色を選択します。次の配色を利用できます。 連続グラデーション: 他のカラー グループに移行する際にグラデーションを使用します。メジャー値が高いほど、色相が濃くなります。 連続クラス: 他のカラー グループに移行する際に完全な別色を使用します。 発散グラデーション: 低い値から高い値に並べられているデータで作業を行う際に使用します (マップの各領域の関係を表示する場合など)。低い値と高い値の色が濃くなり、中間の色は薄くなります。 発散クラス: 2 種類の連続クラスとして表示されます。中間範囲は重ねられます。上端と下端は濃い色と対照的な色相を用いて強調される一方、中間範囲の臨界値は薄い色で強調されます。 |
色を反転 |
このオプションを選択すると、選択された配色で、低い値に使用される色と高い値に使用される色が切り替わります。 |
範囲 |
ビジュアライゼーションの色分けで使用するメジャー値の範囲を設定します。 [自動] に設定すると、Qlik Sense は検出した最小値と最大値に基づいて範囲を作成します。 [カスタム] に設定すると、Qlik Sense は、ユーザー定義の最小値と最大値に基づいて自動的に範囲を作成します。[最小値] 項目と [最大値] 項目に値を入力するか、それらの値を計算する数式を入力する必要があります。 をクリックして数式エディタを開くことにより数式を入力できます。 |
数式による色分け
数式による色分けにより、ユーザー定義の数式に基づいてビジュアライゼーションに色が適用されます。これにより、数式を使用して、使用される色、およびビジュアライゼーションで色が適用される値の両方を定義できます。例えば、数式を使用してチャートの条件付きの色を設定できます。
[スタイル] > [色と凡例] の [色] で [数式を使用] を選択する場合には、以下のオプションを選択できます。
UI 項目 | 説明 |
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数式 |
をクリックして数式エディタを開くことによって数式を入力します。 詳細については、「数式による色分け」を参照してください。 |
数式は色分けされています |
既定で選択されています。一部の例外を除き、このオプションを使用するようにしてください。選択を解除すると、数式は数を評価するため、チャートのグラデーションの 1 色に対してプロットされます。 |
ラベル |
凡例に表示されるラベルを入力します。 [数式は色分けされています] をクリアする必要があります。 |
配色 |
配色では、ビジュアライゼーションで使用する色を設定します。次の配色を利用できます。 連続グラデーション: 他のカラー グループに移行する際にグラデーションを使用します。メジャー値が高いほど、色相が濃くなります。 連続クラス: 他のカラー グループに移行する際に完全な別色を使用します。 発散グラデーション: 低い値から高い値に並べられているデータで作業を行う際に使用します (マップの各領域の関係を表示する場合など)。低い値と高い値の色が濃くなり、中間の色は薄くなります。 発散クラス: 2 種類の連続クラスとして表示されます。中間範囲は重ねられます。上端と下端は濃い色と対照的な色相を用いて強調される一方、中間範囲の臨界値は薄い色で強調されます。 [数式は色分けされています] をクリアする必要があります。 |
色を反転 |
選択すると、配色が反転します。 [数式は色分けされています] をクリアする必要があります。 |
範囲 |
この設定により、ビジュアライゼーションで結果を色分けする値の範囲を設定します。 自動:Qlik Sense は検出した最小値と最大値に基づいて範囲を作成します。 カスタム:Qlik Sense は、ユーザー定義の最小値と最大値に基づいて自動的に範囲を作成します。[最小値] 項目と [最大値] 項目に値を入力するか、それらの値を計算する数式を入力する必要があります。 をクリックして数式エディタを開くことにより数式を入力できます。 [数式は色分けされています] をクリアする必要があります。 |
テーブル ビジュアライゼーションでの数式による色分け
数式を使用して、テーブルおよびピボット テーブルの背景とテキストを色分けできます。これにより、数式を使用して、使用される色とビジュアライゼーションで色が適用される条件値の両方を定義できます。例えば、数式を使用し、異なるテーブル セル内の値に応じてテキストと背景の色を変更することができます。
テーブルおよびピボット テーブルのビジュアライゼーションの色分けでは、[データ] で次のオプションを選択できます。
UI 項目 | 説明 |
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背景色数式 |
をクリックして数式エディタを開くことによって数式を入力します。背景色に暗い色調が使用されると、テキストの色は自動的に白に変わります。 詳細については、「数式による色分け」を参照してください。 |
[テキスト色数式] |
をクリックして数式エディタを開くことによって数式を入力します。背景色と同じ表現を使用すると、テキストが見えなくなります。 詳細については、「数式による色分け」を参照してください。 |