IRR - チャート関数
IRR() は、チャート軸に対して反復する value による数式の数値で表される一連のキャッシュ フローについて、集計された内部収益率を返します。
これらのキャッシュ フローは、年金のように均等である必要はありませんが、毎月または毎年のように、定期的に発生しなければなりません。内部収益率は、定期的に発生する支払い (負の値) と収入 (正の値) からなる投資の利率です。この関数の計算には、正の値と負の値が少なくとも 1 つずつ必要です。
この関数は、内部利益率 (IRR) を計算するためにニュートン法の簡素化されたバージョンを使用します。
構文:
IRR([TOTAL [<fld {,fld}>]] value)
戻り値データ型: 数値
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
value | メジャーの対象となるデータが含まれている数式または項目。 |
TOTAL |
関数の引数の前に TOTAL の文字が配置されている場合、現在の軸の値に関連しているものだけでなく、現在の選択範囲内にあるすべての可能な値に対して計算が実行されます。つまりチャート軸は無視されます。 TOTAL [<fld {.fld}>] (ここで、TOTAL 修飾子の後には、1 つまたは複数の項目名のリストがチャート軸変数のサブセットとして続く) を使用して、合計絞込値のサブセットを作成できます。 |
制限事項:
内部集計に TOTAL 修飾子が含まれない限り、集計関数のパラメーターに他の集計関数を含めることはできません。 ネストされた集計関数が必要な場合、指定された軸と組み合わせて高度な関数 Aggr を使用します。
テキスト値、NULL 値、欠損値は無視されます。
例と結果:
例 | 結果 |
---|---|
IRR(Payments) |
0.1634 支払いは定期的に発生するものとします (毎月など)。 情報メモXIRR の例では、Date 項目で支払日が指定されている限り、支払いは定期的でなくても構いません。
|
例で使用されているデータ:
Cashflow:
LOAD 2013 as Year, * inline [
Date|Discount|Payments
2013-01-01|0.1|-10000
2013-03-01|0.1|3000
2013-10-30|0.1|4200
2014-02-01|0.2|6800
] (delimiter is '|');