エンジンの編集
更新権限のあるエンジンを編集できます。
次の手順を実行します。
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QMC を開く:https://<QPS サーバー名>/qmc
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QMCスタート ページから、あるいは [Start (スタート)] ドロップダウン メニューから [Engines (エンジン)] を選択して、概要を表示します。
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編集するエンジンを選択します。
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アクション バーで [編集] をクリックします。
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プロパティを編集します。
ID プロパティ プロパティ 説明 デフォルト値 [ノード]
エンジン名
ノード名を継承します。 アプリのプロパティ プロパティ 説明 デフォルト値 [アプリ自動保存間隔 (秒)]
アプリの自動保存間の秒数。自動保存は常にセッションの最後に実行されます。
30 [アプリのキャッシュ時間 (秒)] アプリを使用していた最後のセッションが終了した後、Qlik Sense アプリがメモリに残存できる時間 (秒数)。
28800 [テーブル ファイルのルート ディレクトリ] 関連パスがファイルの場所を決めるために使用される場合、予定されたリロードは、このディレクトリのファイルを検索します。
情報メモこの設定は、リロード中のファイルへの相対パス向けの QlikView スクリプトでレガシー機能に対応するために使用されます。この設定を使用して、アプリが保存されているディレクトリを変更することはできません。%ProgramData%\Qlik\Sense\Apps [元に戻す最高回数] シート、オブジェクト、ブックマーク、ストーリーなどのアプリ コンテンツを編集する場合の元に戻す最大回数: 最小 = 0、最大 = 999。
100 詳細設定プロパティ プロパティ 説明 既定値 [待ち受けポート]
Qlik Sense の Web クライアントとの通信のために Qlik Sense Engine Service (QES) によって使用される待ち受けポート。
をクリックして、ポートを追加します。 をクリックして、ポートを削除します。
4747 [データ系統を許可]
Qlik Sense にデータをロードするロード スクリプトの実行時に、データ系統 (データ元) を保存します。
この設定によって、QVD ファイルに保存するテーブルのロードに使われた LOAD ステートメントの情報が許可されます。
選択値 [最小メモリ使用量] [ Qlik Sense] によって使用される最小メモリ容量。 この制限未満では、キャッシュはクリアされません。この設定と、エンジンのメモリ管理でこの設定が果たす役割の詳細については、[Associative Engine のメモリ 管理と CPU 使用率 (英語のみ)] を参照してください。 70 [最大メモリ使用量] Qlik Sense によって使用される最大メモリ容量。 この設定と、エンジンのメモリ管理でこの設定が果たす役割の詳細については、[Associative Engine のメモリ 管理と CPU 使用率 (英語のみ)] を参照してください。 90 [メモリ使用量モード] オペレーティング システム (Windows) がエンジン プロセスのメモリを管理する方法に影響します。
ドロップダウンを使って、次の方法のいずれかを選択します。
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[ハード リミット (最大)]: [最大メモリ使用量 (%)] の設定で定義された量よりも多くのメモリを使用しないでください。
この設定では、SetProcessWorkingSetSizeEx ドキュメント (QUOTA_LIMITS_HARDWS_MAX_ENABLE パラメーター) で説明されているように、これをサポートするようにオペレーティング システムを構成する必要があります。
- [最大リミットを無視]: [最大メモリ使用量] の設定に関わらず、必要最大限のメモリを使用します。
- [ソフトリミット (最大)]: 必要かつ利用可能な場合、[最大メモリ使用量] の設定で定義された量よりも多くのメモリを使用します。
ハードリミット (最大) [CPU 調整]
Qlik Sense が使用する CPU 容量。 範囲: 0~100%。
Qlik Sense Engine Service プロセスの優先度の高低を、プロセスが使用している CPU の容量に応じて変えることができます。このようにすると、CPU 容量の一部を他のアプリケーションで使用するために解放して、サーバーの全体的なパフォーマンスを上げることができます。
情報メモQlik Sense Engine Service プロセスの CPU 使用量がスロットル レベルを超える場合は、オペレーティング システムにより、より多くのリソースが使用可能になるように指定されている可能性があります。0 (調整なし) [標準モード] 選択された場合は、標準モードが使用されます。選択が解除された場合は、レガシー モードが使用されます。標準モードは問題を引き起こす可能性のあるアクションを阻止する既定のモードです。特別な理由がない限り、標準モードを使用します。レガシー モードは、データを Qlik Sense にロードする際に、変更していない QlikView ロード スクリプトを実行するために使用できます。
セキュリティ上の理由から、Qlik Sense の標準モードでは、データ ロード スクリプトまたは関数、変数に含まれる絶対パスや相対パスはサポートされていません。これは、ファイル システムが露呈されてしまうからです。
警告メモただし、標準モードを無効にすると、ファイル システムが露呈するためセキュリティ リスクが生じます。選択値 [HTTP コールバック ポート] このコールバック ポートは、エンジンに HTTP イベントを送信するために、Qlik Sense Repository Serviceで使用されます。
4748 [ハイパーキューブ計算に使用するメモリに対する制限 (バイト)] リクエスト中にハイパーキューブ (超立方体) 評価が割り当てることのできるメモリの制限です。リクエストで複数のハイパーキューブが計算されている場合、この制限はハイパーキューブの各計算に対し個別に適用されます。
この制限はあらゆる割り当てに対して強制されるのではありません。「0」に設定すると、エンジンは全体にヒューリスティック手法を適用し、計算に多くのメモリを要する同時実行のリクエストの数を制限します。
負の値を指定すると、制限は無効になります。
パフォーマンス上の理由から、メモリの使用/制限は、割り当てごとにではなく、定期的にチェックされます。そのため、場合によっては一時的に制限を超過することがあります。
0 [メモリのリロードで使用されるメモリに対する制限 (バイト)] リロード リクエストに割り当てるメモリの制限です。
負の値または 0 を指定すると、制限は行われなくなります。
パフォーマンス上の理由から、メモリの使用/制限は、割り当てごとにではなく、定期的にチェックされます。そのため、場合によっては一時的に制限を超過することがあります。
-1 [エクスポートに使用するメモリに対する制限 (バイト)]
データ エクスポートのリクエストの中で、エクスポートが割り当てることのできるメモリの制限です。計算に起因する割り当てはこの制限の対象になりません。
負の値または 0 を指定すると、制限は無効になります。
パフォーマンス上の理由から、メモリの使用/制限は、割り当てごとにではなく、定期的にチェックされます。そのため、場合によっては一時的に制限を超過することがあります。
-1 [ハイパーキューブに対する時間制限 (秒)] ハイパーキューブ計算で使用できる単一コア CPU 稼動時間を制限します。この単一コア CPU 稼動時間は、ヒューリスティック手法による CPU 消費時間の概算 (CPU 消費時間を計算時に使用されたコア数で除算したもの) です。これはハード リミットではなく、処理される計算の複雑さに依存します。
負の値または 0 を指定すると、制限は行われなくなります。
パフォーマンス上の理由から、CPU 時間に対する厳密な追跡は行われません。
60 [リロードに対する時間制限 (秒)] リロード リクエストで使用できる CPU 時間を制限します。
負の値または 0 を指定すると、制限は行われなくなります。
-1 [エクスポートに対する時間制限 (秒)] データ エクスポートのリクエストで、エクスポート処理に許可される CPU 時間の制限です。
負の値または 0 を指定すると、制限は行われなくなります。
-1 [リロード中に検索インデックスを作成します。] 選択すると、サーバー上のアプリがすべてリロード中にインデックス化され、最初の検索セッションの性能が向上します。
選択値 [ログ] プロパティ グループには、Qlik Sense システムのエンジン ログ プロパティとトレース プロパティが含まれています。
ログ プロパティ プロパティ 説明 デフォルト値 [監査アクティビティ ログ レベル] ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [Basic (基本)]: 限定的なエントリのセット
基本 [サービス ログ レベル] ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [エラー]: エラーのエントリのみ
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
Info [トレース]
トレースの説明 設定 説明 値 パフォーマンス ログ間隔 (分)
パフォーマンスのログ エントリの間隔時間 (分数)。 5 [システム ログ レベル] 標準的なエンジン メッセージはすべて、このロガーに保存されます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
Info [パフォーマンス ログ レベル] パフォーマンス メッセージはすべて、このロガーに保存されます (既定では 5 分ごとに更新)。ログにはアクティブ ユーザー数、開いているセッションの数、CPU ロードなどが含まれます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
Info [QIX パフォーマンス ログ レベル] QIX プロトコルのパフォーマンス メッセージはすべて、このロガーに保存されます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
オフ [監査ログ レベル] ユーザーがアプリで選択する場合など、ユーザー ベースの詳細メッセージはこのロガーに保存されます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
オフ [セッション ログ レベル] クライアント セッションが終了すると、ユーザー情報、マシン ID、IP アドレス、ポート番号などすべてのセッション メッセージがこのロガーに保存されます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
Info [トラフィック ログ レベル] エンジンへの JSON メッセージやエンジンからの JSON メッセージなど、すべてのトラフィック メッセージはこのロガーに保存されます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
オフ 分析接続ログ レベル 分析接続メッセージはすべて、このロガーに保存されます。
ドロップダウンから、ロガーの冗長性を設定します。
- [オフ]: エントリーなし
- [致命的なエラー]: 致命的なエラーを含むエントリーのみ
- [エラー]: 致命的なエラーと同じだが、エラーのエントリーも含まれる
- [警告]: エラーと同じだが、警告のエントリーも含まれる
- [情報]: 警告と同じだが、情報のエントリーも含まれる
- [デバッグ]: 情報と同じだが、デバッグのエントリーも含まれる
Info 情報メモQlik Sense ログ フォルダへの既定のパスは、%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\<サービス> です。- テキスト ボックスをクリックすると、利用できるタグがすべて表示されます。
- 入力を始めると、リストにフィルターが適用されます。情報メモ紐付けられているタグがテキスト ボックスの下に一覧表示されます。
情報メモカスタム プロパティを利用できない場合、このプロパティ グループには何も表示されません (あるいは表示されても空です)。ここで表示する前に、このリソース タイプでカスタム プロパティを利用できるようにする必要があります。 -
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[適用] をクリックして変更を保存します。 必須の項目が空欄の場合、[Apply] は無効になります。
「エンジンのプロパティが更新されました」というメッセージがページの最下部に表示されます。